ワット・タートゥトーン バンコク
サワディーカー。
@yayoiです。
*この記事は、2019年3月16日に投稿した
10番目のお寺、
ワット・タートトーンに
加筆し、リライト記事です。
カバー写真も変えてみました。
プロフィール記事に書きましたが、私は
バンコク在住で、これが2回目のタイ駐在。
1回目と2回目は、住むアパートは
違うけれど、電車での移動には同じ駅を
使っています。
エカマイという駅です。
本当はその隣駅が近いのですが、
私がこの駅を使うように
しているのは、駅の前にお寺があるから。
駅のホームからも、改札を出てからもよく見える
ご近所感覚のお寺。
それがワット・タートゥトーンです。
駅のホームから撮影しました。
お寺を正面に、向って右側に学校や病院が見えます。
- 2つのお寺が合併して移動してきたお寺!
- 駅からのアプローチ、まずは礼拝堂から!
- 奥まったところにある御本堂はとても静寂な場所!
- ご本堂の後ろに隠れた古い仏殿
- 100年のサーラー
- <ワット・タートゥトーン>
2つのお寺が合併して移動してきたお寺!
ワット・タートゥトーンの歴史を探ってみると、
このお寺はもともとこの場所、つまりスクンビット
通り沿いに建てられていたわけではありません
でした。
過去にあった2つのお寺が同時に移転してきて、
このお寺になっていたことがわかりました。
1つはワット・ナープラタートといって、アユタヤ
時代ちょっと前くらいに建てられた古いお寺で、
仏舎利のある大きな仏塔があるお寺だったそうです。
そしてもう1つはワット・トーンランといって、
トーンという方が造ったお寺。トーン氏が受け継いだ
祖父母の果樹園の中心に菩提樹があり、トーン氏は
菩提樹とはお寺にある木であり家にあるのはふさわ
しくない、また、家族にとっても危ないからと
切り倒して捨てるわけにもいかないと考え、小さな
お寺を建てて、ふさわしい場所に寄付しました。
トーン氏はそこでガトー(金の魚の意味)という
名前の住職とともに寺を管理し、ワット・ポース
ワンナラームと命名しましたが、住民からはお寺は
ワット―ポートーンと呼ばれていました。
そしてその後、子息の代になってお寺はワット・
トーンランと呼ばれるようになったようです。
この2つのお寺があったのは、チャオプラヤー川の
岸辺。
1937年にその地に港が建設されることになり、
1938年に新しい土地に2つのお寺を移転して建て、
お寺の名前を“ワット・タートゥトーン”としたそう
です。
移転してきたここはスクンビット通り沿い。
前にはたくさんの車が行き来し、
上にはBTSが走ります。
数年前には、駅に隣接したモール、エカマイゲートウェイ
(茶色い建物)もできました。
駅からのアプローチ、まずは礼拝堂から!
私がタイで初めて訪れたお寺は、旅行した時に行った
ワット・ポー。そして私がバンコクに引越して来て、
初めに目にしたお寺がこのワット・タートゥトーンです。
その頃は、地元の人が祈る姿をいつも見ている
いるだけでした。
自分もそれに混ざり、または通るたびに手を合わせる
ようになるとは予想もしませんでした。
駅を降りるとまず見えるのがこちら。
靴を脱いでこの入口から入ります。
中は礼拝堂になっています。
ブッダは階段を上がった高いところにいらっしゃい
ます。
階段の下から撮りました。
ブッダの後ろにはお坊さんが座っていらして、
お願いするとお経をあげてくださいます。
また、一旦外に出るとこの部屋の左手隣には、
外側に船と仏像が、中側にたくさんの仏像が
それぞれ祀られている部屋があります。
こちらの方は布袋様でしょうか…こちらの左横が
もう1つの部屋の中側に入る入り口です。
こちらの部屋にも
ブッダを中心にたくさんの仏像が祀られています。
ブッダを正面から撮りました。端正なお顔立ちです。
駅の方からみたもう1つの部屋の外側部分です。
船と仏像が祀られています。
なぜ船が祀られているのかずっと疑問だったの
ですが、歴史を知ってから、以前お寺はチャオプラ
ヤー川の岸辺にあったからだと思うようになり
ました。
船の後ろの方にはガネーシャもいらっしゃいます。
ここを通るたびに参拝しています。
玄天上帝という中国の神様。
船の横から一旦外にでます。
出ると、お寺の入り口となっていて、三門が
あります。
右手側には広い駐車場があります。
先ほどのお堂の真後ろが駐車場となっているのです。
奥の方に本堂が見えます。
本堂に向って進んでいきます。
奥まったところにある御本堂はとても静寂な場所!
ここが御本堂の入り口です。
正面からみた御本堂です。
ご本堂の周囲にある結界です。
靴を脱いでいよいよ御本堂にあがります。
御本堂の後ろから撮った御本堂の様子です。
向かって右側に祀られているのが仏舎利です。
仏舎利に近づいて撮影しました。
この仏舎利に唱えるお経が書いてあります。
そしてご本尊です。2018年の12月に撮影したものです。
こちらはご本尊を2011年に撮影したもの。
こちらは同じくご本尊を2016年に撮影したもの。
足を組んで右手は地に向け、左手は膝に置いた形の
ブッダ。
組んだ足の幅は140㎝。斜めの角度で撮影しました。
御本堂の様子。2018年の12月に撮影。
こちらは御本堂を2011年に撮影したもの。
こちらは同じくご本堂を2016年に撮影したもの。
御本堂の窓から外を撮影しました。
敷地内にはお葬式をする場所などもあります。
駅からも見える駐車場に、大きなブッダの立像が
祀られています。
ブッダの上に真っ白な雲。
駐車場の横は学校になっています。
ローンリアン・ワット・タートゥトーン。
ローンリアン(โรงเรียน)とは学校の意味。
タイはお寺と学校が併しているところが多いのです。
学校の後ろの白い高いビルはスクンビット病院。
学校の方からスクンビット通りにでるところにも
三門があります。右手側に学校が見えています。
ご本堂の後ろに隠れた古い仏殿
一般参拝客がよく出入りする場所は
ご本堂までで、私もそこから
奥へは行ったことがなかったのですが、
2021年に誕生日のタンブンを終え、
ご本堂も参拝した後、お寺の敷地の中を
ちょっとだけ奥に歩いてみることにしました。
GoogleMapで見れば、お寺を囲むような道や、
さらに奥にも道がみえます。
〇で囲んでみました。
これは、お寺の敷地内の私道だと思っているので、
私が以前から通るのを躊躇していた道ですが、
人がよく通るし、バイクも見かけるので、
ちょっと歩いてみました。
右手にご本堂を見ながら進みます。
すると、駅からも見える造りかけの仏塔が
ご本堂の後ろに見えて来ます。
一方、左手側を見ると、奥に古い仏殿がありました。
前にサーラーがあるのですが、近寄って
撮りました。
お堂の外観です。
現在は、週末にブッダの悟りについての
学習などをする時に開いているようです。
窓には合掌する天人が彫られています。
お堂の横には仏像が祀られているサーラーが
ありました。
このサーラーの後ろは納骨堂になっていました。
ここをでて、道なりにさらに進むと、
いくつかの建物があり、瞑想センターにでます。
この先は隣にあるソイ61にある建物の裏手などに
出られそうな気もしますが、この辺りで
スクンビット通りの方へ戻ります。
100年のサーラー
1番初めに参拝したサーラーの横には、
2013年に建てられたサーラーがあります。
ここは開いているのを見かけたことが
なかったのですが、ある日気がついたら、
タンブンをする場、つまりお供え物をし、
僧侶の読経を聞くことができる場となっていて、
今では、毎日開いています。
毎年の自分の誕生日、
covidで日本に行けず実父の火葬に
立ち会えなかった日…
ここでタンブンをしています。
ある朝、僧侶も他にタンブンを待つ人もいらっしゃらなくて、
私一人、お待ちしている間に写真を撮らせていただきました。
僧侶の前で手を合わせる場所です。
周囲に祀られている仏像。
参拝を終え、このお堂からでると
右手にはBTSエカマイ駅へ上がる
階段があります。
エカマイ駅の
改札をでたところから撮影したお寺の昼間の様子。
改札をでたところから撮影したお寺の夜の様子。
外の様子はどんどん変わっていくけれど、お寺は
ずっと変わらない...
<ワット・タートゥトーン>
正式名称 วัดธาตุทอง พระอารามหลวง
ワット・タートゥトーン プラアーラーム
ルアン
タイ王室寺院第三級に格付けされて
います。
所在地 1325 ถนนสุขุมวิท แขวง พระโขนงเหนือ เขต วัฒนา
กรุงเทพมหานคร 10110
1325 Sukhumvit Rd, Khwaeng Phra Khanong
Nuea, Khet Watthana, Krung Thep
Maha Nakhon 10110
電話 02 391 9616
ウェブサイト https://www.facebook.com/watthatthong/
今回は
Wikipedia วัดธาตุทอง (タイ語)
Watthai วัดธาตุทอง เอกมัย (タイ語)
https://sites.google.com/site/allthaitemple/wad-thatuthxng-xekmay
以上を参考にまとめて書きました。
お読みいただき、ありがとうございました!
~ちょっと前のタイ~
スクンビット通り
にて。
親子象の形の植木。
2014年11月撮影
@yayoi