タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

18番 52人の比丘尼に囲まれるブッダがいらっしゃるお寺

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 ワット・テープティダラーム バンコク

サワディーカ。

@yayoiです。

 

前回の記事では

御本尊が28躰いらっしゃるお寺について

書きましたが、今回は御本尊ではありませんが

52人の比丘尼(ビクニ)に囲まれている

ブッダがいらっしゃるお寺です。

 

前回の記事はこちらです。

www.yayoi-thainootera.net

 

どちらのお寺もお堂の中がにぎやかですね。

上が今回の23番のお寺、

ワット・テープティダーラーム

下が22番のお寺、

ワット・アプソンサワンです。

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実は、このお寺はローハプラーサート

(ワット・ラチャナダラム)

を訪れる途中で、たまたま前を通りかかり

シンプルな白いお堂に目がひかれ、

引き寄せられるように

入って行ってしまったお寺です。

ちなみにローハプラーサートとは

こんなところです。

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今回はこちらのワット・テープティダーラーム。

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お堂の形がシンプル!

 

 

 ワット・テープティダーラームは

小さいながらも見どころのあるお寺でした。

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道路側から撮りました。

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三門もシンプルです。

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この22番と23番のお寺はもう1つ共通点が

ありました。

それは、御本堂の建築スタイルがとても

似ていることです。

中にたくさんのブッダや比丘尼が

いらっしゃるお堂の

外側の屋根飾りは実にシンプル。

 

上が23番のお寺、

ワット・テープティダーラーム

下が22番のお寺、

ワット・アプソンサワンです。

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どちらもKingRamaⅢの時代のお寺なので

この時代の特徴かもしれませんが、

タイのお寺で最も目につく、

ナーガというヘビの神様の装飾がなく、

金が使われていません。

 

ナーガの装飾とは、代表的なものに

空をさすチョーファーといわれる

屋根飾りなどがあります。

 

下の写真は24番にアップロードする予定の

ワット・パトゥムワンナーラムのお堂で、

チョーファーなど屋根飾りにズームして

撮った写真です。

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タイのお寺といえば、金色の屋根飾りが目立つ中、

このお寺のお堂は、それらはない代わりに

屋根飾りの部分が中国の陶器で装飾されていて、

1977年にタイ芸術局に古代記念物として

登録されたそうです。

タイと中国の盛んな貿易の影響を受けた

中国スタイルの建築です。

 

 

神秘的!御本尊は白いブッダ!

 

 

 

御本堂です。

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御本堂を正面から撮りました。

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御本堂の入り口です。

外から見ても御本尊が光を放っています!

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御本堂に入って全体を撮りました。

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ちょっと近寄って撮りました。

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こちらに祀られている御本尊は、純粋な

白い石に掘られているもので、KingRamaⅢが

王宮からこちらに招来したものだそうです。

 

そして、1971年にKingRamaⅨによって

พระพุทธเทววิลาส(Phra Phutthathewawilat) 

と名付けられました。

 

御本尊は怪しく光るばかりでなかなか

写真にはっきりとは写りませんでした。

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横からも撮ってみました。

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御本堂を後にして、隣のお堂に移動します。

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KingRamaⅢが王妃のために建てたお寺!

 

 

 

このお寺は、元の名をวัดพระยาไกรสวนหลวง

(ワット・プラヤークライスワンルワン)

といって、スワンルワンプラヤークライ

の町にあったことから

こう呼ばれていたそうです。

 

KingRamaⅢは1836年にこのお寺を建て始め

お寺は1839年に完成。

 

現在のお寺の名前のテープティダー(เทพธิดา)とは

女神、天女、仙女といった意味があり、

KingRamaⅢのお気に入りの美しい王妃が

お寺を建てるための資金を

寄付されたこともあり、

このように名付けたそうです。

KingRamaⅢと王妃です。

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そして、KingRamaⅢは52の比丘尼像も

作られました。

49の坐像と、3体の立像です。

 

比丘尼(ビクニ)というのは、

岩波仏教辞典によると、

❝ 男性の出家修行者を比丘(ビク)

  というのに対し、女性の出家修行者を

  比丘尼といい、伝承では、最初に

  比丘尼となったのは、釈尊の養母であった ❞

と、あります。

 

ブッダと比丘尼が祀られているお堂です。

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お堂を横側から、御本堂を背にして撮りました。

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お堂の入り口の上の金色の装飾が美しいです。

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お堂の中に入って全体を撮りました。

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ブッダにズームして撮りました。

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近づくにつれ、ブッダがたくさんの

比丘尼や仏像に

囲まれているのがみえてきます。

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ブッダに近寄って別の角度から撮りました。

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比丘尼に近寄ってみました。

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仏塔と博物館!

 

  

他に敷地内の目立つ建物は

仏塔とスントンプー博物館です。

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仏塔については情報が見つかりませんでした。

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スントンプーは

1785年くらいから1842年くらいの間に

ここに滞在していたタイの宮廷詩人です。

博物館の入り口です。

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私達が行った時は博物館は閉まっていましたが

毎年6月26日にはこの詩人を記念(追悼)して

礼拝が行われるということです。

博物館の案内板です。

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駐車場に近い方の門です。

今回はこれで参拝終了です。

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<ワット・テープティダーラーム>

 

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正式名称 วัดเทพธิดารามวรวิหาร

                    ワット・テープティダーラーム

      ウォラウィハーン

   タイ王室寺院 第3級に格付けされています。

 

所在地 ซอย สำราญราษฎร์ แขวง สำราญราษฎร์

    เขตพระนคร กรุงเทพมหานคร 10200

    Soi Samran Rat, Khwaeng Samran Rat,

    Khet Phra Nakhon, Krung Thep

    Maha Nakhon 10200

 

拝観料 100バーツ

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今回はDhammathaiのサイトと、

お寺の案内板を参考に書きました。

お読みいただきありがとうございました。

 

最近、タイのお寺の歴史だけでなく、

寺院建築の細かいところに

とても興味が強くなりました。

というのも、このところ毎月友人たちが

バンコクに遊びに来るので一緒に

ワット・プラゲーウに行っておりまして...

 

ワット・プラゲーウ、王宮は

KingRamaⅠの時代から

歴代の王様が少しづつ修復をされているので、

ラッタナコーシン朝の各王様の時代や

様々な特徴を一度に見ることができる

貴重な場所なのです。

 

これからもいろいろな時代のお寺を見ながら、

タイのお寺の建築スタイルを少しずつ探って、

このブログでもシェアできたらいいなと

思っています。

@yayoi