タイのお寺に魅せられて~アジア百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きな@yayoiです。アジア駐在歴通算16年目。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

25番 極寒の日に韓国という国の温かさを感じたお寺

f:id:at_yayoi:20190905185521j:plain

 普門寺 韓国

サワディーカ。

@yayoiです。

 

私は今は1年中ほぼ夏のタイに住んでいますが、

その前に住んでいたソウルは日本でいえば

仙台くらいの緯度に位置するため、

冬は年にもよりますが、12月に入るとすぐに

雪が降り、春までの4か月が速く過ぎることを

祈りながら春を待ちわびる年もありました。

 

そんな冬真っただ中のある日、

ずっと行ってみたかった席毛島(ソクモド)という

島にあるお寺、普門寺(ポムンサ)に行きました。

 

 

 

  

バスやフェリーを乗り継ぐショートトリップ!

 

   

まずは、ソウルの中心地、地下鉄2号線の新村駅まで

行きます。

最寄り駅から2号線に乗りましたが、途中、ハンガンが

凍っているのが地下鉄の窓から見えました。

f:id:at_yayoi:20190905185129j:plain

f:id:at_yayoi:20190905185140j:plain

  

新村(シンチョン)駅からすぐの所にある、

映画館CGVの前のバス停から

江華島(カンファド)という島の

バスターミナルまで3000番のバスで行きます。

当時のCGV映画館の1階にはスターバックス。

f:id:at_yayoi:20190905185200j:plain

f:id:at_yayoi:20190905185151j:plain

 

 

地図の右端の方がソウル市内。

江華島は左から2番目のちょっと大きめの島。

ソウルからは橋がかかっているのでバスで渡ります。

左の方の二つある島の下側の島

青い点がある方が目指す席毛島です。

f:id:at_yayoi:20190905185109j:plain

 

江華島のバスターミナルに着いたところです。

f:id:at_yayoi:20190905185209j:plain

 

バスターミナルの観光案内所です。

f:id:at_yayoi:20190905185219j:plain

 

ここから席毛島に渡る船着場まで

またバスで行くのです。

この右端に縦に表示されている(보문사) が

ポムンサ(普門寺)。

f:id:at_yayoi:20190905185230j:plain

 

路線は5番です。

f:id:at_yayoi:20190905185240j:plain

 

バスを降りたらいきなり車とともにここから乗船。

f:id:at_yayoi:20190905185124j:plain

 

席毛島に行くフェリーに乗り込み、

上から江華島の方を撮りました。

f:id:at_yayoi:20190905185307j:plain

 

雪の日の翌日。寒いながらもみんな外に出ていて、

船の中はがらんとしています。

f:id:at_yayoi:20190905185327j:plain

f:id:at_yayoi:20190905185316j:plain

 

 

船を降りるとお寺まではまたバスです。

f:id:at_yayoi:20190905185338j:plain

 

お寺の近くまでバスで行って、

降りるとお寺の門が見えてきました。

f:id:at_yayoi:20190905185408j:plain

 

拝観料は2人で4000ウォン。

f:id:at_yayoi:20190905185418j:plain

 

三門です。ここから登りです。

f:id:at_yayoi:20190905190210j:plain

 

少し登って、ふり返って三門の方を撮りました。

雪はきれいに片付けられていました。

f:id:at_yayoi:20190905185439j:plain

 

 

新羅時代の観音信仰の聖地!

 

  

このお寺はhanabitourやKonestなどの

サイトによると、

新羅時代の635年に懐正(フェジョン)大師に

よって創建されたと伝わる観音信仰の聖地だそうです。

 

普門寺のある山の形が、インドの南にある

観世音菩薩が住むというフダラクサンに

似ていることから洛伽山(ナッカサン)と呼ばれ、

寺は普門寺と名づけたとされます。

普門とはこの世の生きとし生けるもの

すべてを救済するために観音菩薩が

いろいろな形になって表れることを

意味しているそうです。

 

入って左側には33形体の観音菩薩が刻まれた

仏舎利塔と、それを囲んで

白玉でできた五百羅漢像が配置されています。

f:id:at_yayoi:20190905200226j:plain

 

白い仏舎利塔です。

f:id:at_yayoi:20190905185451j:plain

 

仏舎利塔の上の方です。

前日は雪、行った日は晴れていたのですが、

塔には積もっていた雪がつらら状に。

f:id:at_yayoi:20190905185512j:plain

 

仏塔の後ろには五百羅漢像。

f:id:at_yayoi:20190905185531j:plain

 

羅漢像はみな様々な表情をしています。

仏像も祀られていますが、日光が当たって

寒そうには見えない?

f:id:at_yayoi:20190905185502j:plain

 

ところが実際、本当に気温が低くて

携帯で写真を撮る間に

何度も携帯の電源が落ちました。

  

 

お寺の朝ごはんをいただいてから御本堂へ!

 

 

 

あまりの寒さと携帯を一度暖かいところに

置こうと、ここでお寺のお食事をいただきました。

先ほどの仏舎利塔と羅漢像は三門を入って

左手側ですが、このお食事をいただいた建物と

御本堂は右手側になります。

お食事をいただく部屋の入り口です。

f:id:at_yayoi:20190905185604j:plain

 

中にはたくさん人が。

f:id:at_yayoi:20190905185541j:plain

 

水キムチ(1番右側)、

身体温まるトック(餅)のスープ、

ジョン(ピカタの様な料理)(中央)、

そしてキムチ(1番左)は必ず!

f:id:at_yayoi:20190905185553j:plain

 

冷え切った体に染み渡ります。。。

私は今でも韓国料理が大好きで

週に一度は韓国料理を食べます。

 

 

朝ごはんをいただく場所は

御本堂に近いのでここで御本堂を参拝しました。

御本堂です。空の色が冬の空の色。

f:id:at_yayoi:20190905185620j:plain

 

御本堂にちょっと近づいて別角度から

撮りました。

f:id:at_yayoi:20190905185714j:plain

 

屋根の下には龍がいます。

f:id:at_yayoi:20190905185643j:plain

 

御本堂の前にも龍がいました。

f:id:at_yayoi:20190905185654j:plain

 

御本堂の中は撮影禁止ですが祀られているのは

阿弥陀様。

f:id:at_yayoi:20190905185704j:plain

 

龍の形に見えた木を撮りました。

f:id:at_yayoi:20190905185739j:plain

 

  

ずっとお会いしたかった涅槃仏!

 

 

以前、友人のブログで見て以来、

とにかくずっとお会いしたかった涅槃仏。

このお寺を訪れたのは、2017年の1月。

韓国は2月が1番寒いのと、

3月で韓国を出ることが決まっていたので

友達と予定があうときにと、

天気に関係なく1月以内に決行したのです。

 

三門を入ってこちらも左手側になるのですが

天然記念物のいぶきの木があります。

f:id:at_yayoi:20190905185725j:plain

 

その左裏に臥仏殿、

つまり涅槃仏を祀ったお堂があります。

下の方から撮った写真です。

f:id:at_yayoi:20190905185632j:plain

右側の階段の上に見えるお堂が臥仏殿。

その左に初めに行った

仏舎利塔と羅漢像が写っています。

 

お堂の入り口です。

f:id:at_yayoi:20190905185804j:plain

 

お堂の前に涅槃仏についての説明がありました。

f:id:at_yayoi:20190905185752j:plain

 

これによると、涅槃仏は、

本来は千人台という岩にきざまれていたようです。

千人台は、このお寺の創建当時、

インドのある高僧が仏像をお持ちになって

この千人台に飛んできたといういわれがあり、

その後、岩は法会の時に説法する場所としても

使われ、1000人が十分座れるとして

千人台と呼ばれたそうです。

仏様の横になっている姿、手の形、

法衣のしわなどが写実的に表現されていて、

台には雲の模様が秀麗で美しく彫刻されていると

書かれています。

 

こちらがその涅槃像です。長さ約13.5m高さは約2m。

f:id:at_yayoi:20190905185815j:plain

 

頭の部分にズームして撮りました。

f:id:at_yayoi:20190905185834j:plain

 

足元にズームして撮った写真がなかったので、

私が撮ったビデオから。

f:id:at_yayoi:20190905185120j:plain

 

外からでも十分写真は撮れますが、

お堂内にはいっての撮影は禁止なので、

足の裏の写真が撮れませんでしたが、

足の裏は何も描かれていません。

 

仏様の目が閉じられていて、

足の裏に何も描かれていない、

つまり煩悩がきえているというわけで、

これは寝釈迦仏ではなく涅槃仏です。

 

涅槃は気持ちいいのが、

仏様の表情から伝わってきますね。

f:id:at_yayoi:20190905185825j:plain

 

臥仏殿からちょっと階段を降りたところから

撮りました。

左に見えるお堂が御本堂です。

f:id:at_yayoi:20190905185845j:plain

 

 

そして夢をかなえるために摩崖仏に会いに!

  

 

さて、ここからは

御本堂の裏から階段を登ります。

御本堂の裏です。横から撮りました。

f:id:at_yayoi:20190905185855j:plain

 

階段部分にズームして撮りました。

提灯が連なっているのが見えます。

f:id:at_yayoi:20190905185906j:plain

 

階段の入り口です。

左側の表示は、“摩崖仏 いく道”

f:id:at_yayoi:20190905185925j:plain

 

右側の表示は、“念願がかなう道”

f:id:at_yayoi:20190905185935j:plain

 

登って行くのみです。

f:id:at_yayoi:20190905185915j:plain

 

階段の横には提灯が連なっています。

f:id:at_yayoi:20190905202207j:plain

 

 小休止… 龍がいました。

f:id:at_yayoi:20190905190004j:plain

 

海が見えます。

f:id:at_yayoi:20190905190014j:plain

 

お堂の屋根も見えます。

f:id:at_yayoi:20190905190023j:plain

 

もう少しで夢がかないます。

f:id:at_yayoi:20190905190031j:plain

 

登りきるとそこには

日差しを半分だけ受けて...摩崖仏の観音菩薩です。

f:id:at_yayoi:20190905190041j:plain

 

登山と観音様に癒され、

もうすっかり身体も温まり、

ダウンはいらない...とまで。

f:id:at_yayoi:20190905190054j:plain

 

観音さまがご覧になっている風景です。

f:id:at_yayoi:20190905190104j:plain

 

観音様にお別れを告げて下に降ります。

f:id:at_yayoi:20190905190127j:plain

f:id:at_yayoi:20190905190115j:plain

 

 

降りてきたら鐘楼が目に入りました。

f:id:at_yayoi:20190905190139j:plain

 

鐘に近寄って撮りました。

f:id:at_yayoi:20190905190148j:plain

 

改めて上をみるとかなり

登って行ったことがわかりました。

f:id:at_yayoi:20190905190200j:plain

 

  

極寒の日に心温まる韓国人の心とお寺での一日!

 

 

帰りはまたバスでフェリー乗り場に向かい、

フェリーで江華島に渡り、

そこからソウルまでバス。

バスで着く新村駅から私の住んでいた家の

最寄り駅までは40分。

長い道のりの前にお寺の前でカフェ休憩。

f:id:at_yayoi:20190905185358j:plain

 

長い道のりでしたが、念願かなって、席毛島と

普門寺に行くことができました。

 

 

行きにも帰りにも、バスの中やターミナルなどで

たくさんの方との出会いもありました。

ハルモニ(おばあさん)から

おミカンをいただいたり…

カフェのテーブルの上で撮りました。

f:id:at_yayoi:20190905185348j:plain

 

アジョッシ(おじさん)から

コーヒーいただいたり。

f:id:at_yayoi:20190905190231j:plain

 

私と友人が日本語で話していると、

気軽に話かけてきてくれ

ちょっとしたものを手渡してくれる…

そんなフレンドリーで、情に厚いのが

韓国人なのです。

 

最近、ちょっと韓日関係が厳しいけど、

政府は国益を追求するものだから

政策はぶつかるものだし、

あとはメディアの伝え方と

私達の受け取り方次第。

 

意外にも韓国人は日本人に

とても興味をもっていて

気軽に接してきてくれるし話しかけてくれる。

韓国人には他の国にはない温かさと

強さがあるのです。

f:id:at_yayoi:20190905190222j:plain

 

 

<普門寺>

f:id:at_yayoi:20190905185429j:plain

 

 

正式名称  보문사 (ポムンサ)

 

所在地   인천광역시 강화군 삼산면 매음리 629

      仁川広域市 江華郡 三山面 煤音里 629

 

拝観料 2000ウォン

 

 

 

 

 

 お読みいただきありがとうございました。

@yayoi