ワット・カニカーポン バンコク
サワディーカ。
@yayoiです。
このお寺は友人と二人、まだ地下鉄が通って
いなかったころ、中華街の有名なお寺
ワット・マンコンに行こうとして適当な所で
タクシーを降りてしまい、間違えて
辿り着いてしまったお寺。
お寺が見えたので近寄って行きました。
近寄って三門にあるお寺の名前を見て
違うとわかりました。
木が繁っていて三門が見えませんが
これもご縁。参拝することにしました。
別の日に前を通りかかった時に道路の反対側から
撮った三門です。
お寺の名前の由来はなんと…!
このお寺は、1833年、KingRamaⅢの治世のころ
建てられ、建てた女性の名にちなんで
ワット・マイヤーイフェーン
(วัดใหม่ยายแฟง)と呼ばれていたそうです。
建てた女性はヤーイフェーン
(ヤーイยายはおばあさん、老女の意味)
と呼ばれていた方で、prostitute houseの
オーナーでした。
お店は現在のヤワラートsoi8通りにあった
そうです。
その通りはテスコロータスの近くで、
私も1度通ったことがあります。
その店が日本でいうところの昔の遊郭の様な
ところなのか詳細はわかりませんが
ヤーイフェーンは店の女性からも資金を調達して
お寺を建てた、敬虔な仏教徒でした。
後にヤーイフェーンの子孫たちが修復し、
KingRamaⅣがお寺の名前をワット・カニカポンと
名付けられたそうです。
カニカ―(ตณิกา)とはprostitute
ポン(ผล)とは利益や結果などを
意味します。
屋根飾りの部分が美しい御本堂!
三門は二か所にありました。
三門をくぐって御本堂を背に撮った
三門です。
三門をくぐると左手側にはサーラ―
(あずまや)に仏像が祀られています。
その先にも建物があります。
三門をくぐった右手側は御本堂、
そのさらに右側に礼拝堂があります。
御本堂↑
礼拝堂→
これによると
御本堂に安置されている仏像は
ルワンポー(หลวงพ่อ)トーンカム(ทองคำ)
礼拝堂に安置されている仏像は
ルワンポー(หลวงพ่อ)オンダム(องต์ดำ)
タイ語だとカムとダムの文字がよく似ていて
間違えそうですが、1つのお堂に1躰のブッダが
それぞれ祀られています。
仏像や高僧にはよくルワンポ―という
名がつきますが、偉大なる父のような意味でしょうか。
キリスト教などでも神父さんのことをfatherと
呼ぶようにタイ語ではルワンポー(หลวงพ่อ)と
呼ばれているようです。
御本堂を前から撮りました。
破風の下の部分に特徴があります。
破風の部分をズームして撮りました。
横から撮った御本堂です。
5つある窓の中央の窓の下に
見えるのが結界です。
お堂の入り口です。
お堂の後方から撮ったお堂全体です。
壁画などがないシンプルなお堂ですが、
白いひも状のもの
( サーイシンสายสิญจน์ ) がはられています。
他のお寺ではローイクラトンの時とか
行事がある時にこれがはられているのを
みかけますが、このお寺では
ずっとはられているようです。
それで珍しい気がしたので、今回の
カバー写真にしました。
御本尊を斜めの角度から撮りました。
ルワンポートーンカム(หลวงพ่อทองคำ)を
ズームして撮りました。
礼拝堂は金と緑の美しいコントラスト!
御本堂のすぐ横には礼拝堂と仏塔があります。
礼拝堂の入り口です。
こちらがルワンポーオンダム(หลวงพ่อองต์ดำ)。
近寄って撮りました。
菩提樹の下で瞑想されているお姿。
菩提樹の緑が仏像の金に映り、
黄緑に輝く仏像のようにも見えます。
お堂を出ると、
お堂の後ろには回廊がありました。
さて、このお寺のことを調べてみると
タイ語のサイトでもあまりでてこないのですが、
このお寺を建てたヤーイフェーンを
祀ったサーラ―があるようです。
今回見逃してしまったので、
いつか再訪して手を合わせようと思います。
おまけのガネーシャ!
お寺の参拝を終えて外に出ると
お寺の前にもう1つ見所があります。
通りの反対側にある大きな建物は警察署です。
お寺を背に、この建物の向かって左側には…
ガネーシャを祀っています。
近寄って撮りました。
愛嬌のあるお顔!
横から撮りました。
三又のほこを持っています。
別の日に逆の角度からも撮った写真もあります。
お寺とガネーシャ。
今回の参拝はこれで終わりです。
< ワット・カニカーポン >
正式名称 วัดคณิกาผล
ワット・カニカーポン
所在地
今回の記事はお寺にあった案内板を
参考にして書きました。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi