ワット・トゥンセティー バンコク
サワディーカー。
@yayoiです。
何かの記事でみたのですが、
“ ワット・プラゲーウのエメラルド仏の
レプリカがワット・トゥンセティーに
ある “と。
そこで、早速そのお寺を探してみたら、
まず出てきたのが、コーンケン県にある
ワット・トゥンセティー。
もう1つがバンコクとサムットプラカーン県の
ちょうど境目あたりにある
ワット・トゥンセティー。
そこで、まずはすぐに行けそうなバンコクの
ワット・トゥンセティーから
行って見ることにしました。
以前、同じ時期にタイに住んでいた
友人が日本から来て、1か月くらい
滞在していたので、その友人と待ち合わせて
BTSスカイトレインの
バンナー駅からタクシーで行きました。
友人とはちょうど1週間前に一緒に
ワット・プラゲーウのエメラルド仏に
お会いしに行ったのですがKingRamaⅩの
お誕生日のセレモニーの後で、
エメラルド仏の礼拝堂には
入れなかったのです。
そこでエメラルド仏のレプリカがあるかも
しれないから、このお寺に行ってみないかと
誘ってみました。
高速通りの側道のような店もない通りを通ること
15分ちょっと…
大丈夫かな...と心配になってきたころに
タクシーは左折し、角に表示もありました。
そのちょっと細い通りを
少し走ったら、またお寺の表示が見えます。
突き当りに門があります。
その先には…まるでミニテーマパークのような
赤が目をひきます。
左手側にはお堂やトラニーや仏像が見えます。
右手側に行って見ました。
こちら側には三門があり、左右に鬼がいますが…
愛嬌のある?お顔をしています。
三門を背に撮った道路です。
まわりはまだ何もありません。
ポツンと一軒寺?!
このお寺の歴史をネット検索してみましたが
あまり出てきません。
結構、新しいお寺のようです。
先ほどの写真にもあるように
周りになにもないのです。
それもそのはず。
このお寺の周りはもともと田んぼで、
収穫がよかったので、人々は口々に
トゥンセティーと呼んでいたそうです。
トゥン(ทุ่ง)とは、 田んぼ。
セティー(เศรษฐี)とは、豊か、お金持ちの
意味を表すタイ語です。
1981年に信仰の深い土地の所有者が、
自分の土地の一部を、お寺を建てるために
寄付しました。
そして初めのうちは僧房として、
ワット・サルットから
高僧や僧侶を招来し、
1986年になってお寺を建てる許可が
下りたそうです。
ここに住み着いている人々のために建てられた
仏教のお寺。
それが、このワット・トゥンセティーです。
見所満載のお寺をエリア分け!
今回の記事はタイ語でもあまり情報がないため、
後はほとんど写真になります。
そこでいつもとちょっと構成を変えて
お寺内を大きく3つのエリアに分けて
建物の順番ごとに
写真で見所を紹介したいと思います。
簡単にお寺の見取り図を作ってみました。
グレーの☆は菩提樹。
黄色い☆はガネーシャ。
緑の☆は、エメラルド仏が
祀られているところです。
エリアを分けてみました。
エリア1 入口付近
仏像が祀られている開かずのお堂(①)
入口正面のサーラ―(②)
大地の女神トラニーのいる祠(③)
ブラフマーの祠(④)
ガネーシャが2階にいる開かずのお堂(⑤)
細長い開かずのお堂(⑥)
チュンポン王子を祀ったお堂(⑦)
インドラ神の化身の祠(⑧)
エリア2 T字型のお堂
T字型のお堂入り口付近(⑨)
御本堂に面している部分(⑩)
仏像が祀ってある礼拝堂(⑪)
博物館(⑫)
仏足石の間(⑬)
エリア3 御本堂の裏手
神社(⑭)
小さな仏塔(⑮)
4階建ての大きな仏塔(⑯)
祠がいくつかあるエリア(⑰)
エリア4
御本堂(⑱)
エリア1 入口付近
仏像が祀られている開かずのお堂(①)
入り口にいるのはどなた...?
入口正面のサーラ―(②)
大地の女神トラニーのいる祠(③)
後ろ側にはカセンネン(ブッダの弟子の一人)。
ブラフマーの祠(④)
ガネーシャが2階にいる開かずのお堂(⑤)
1階には仏像が祀られています。
2階にはガネーシャが祀られていますが、
階段の途中までしか行かれません。
そこから撮った御本堂の屋根の部分です。
ガネーシャを下から撮りました。
長い開かずのお堂(⑥)
通りがかりにお堂の横の窓から
撮りました。
このお堂の裏手には
仏塔の様なものが見えます。
チュンポン王子を祀ったお堂(⑦)
チュンポン王子はタイのいろいろな
所で祀られています。
以前書いたブログです。
thai-yayoi-buddhism.hateblo.jp
インドラ神の化身の祠(⑧)
耳が4つ、目が5つあります。
こちらはインドラ神の化身だそうです。
エリア2 T字型のお堂
地図でいうと中央あたりの
お堂と礼拝堂が隣接して建っていて
T字型になっているところを
エリア2にしました。
お堂入り口付近(⑨)
門に近い入り口の前方からお堂を
撮りました。
このお堂は出入り口が数か所あります。
お堂の手前にはKingRamaⅩの肖像画が
飾られ、その足元にはガルーダがいます。
入口から入ったところです。
右手側には曜日ごとの仏像が祀られています。
その後ろの赤い柵の向こう側にも
さらに仏像が祀られています。
柵の隙間から撮りました。
ここを正面にお堂は左手側に直角に曲がります。
左の角には菩提樹が祀られています。
別の角度から見ると大地の女神
トラニーがここにもいます。
お堂本堂に面している部分(⑩)
菩提樹のところを曲がると
右手側が礼拝堂。
左手側は順に...
上の写真の左はナレースワン王、
中央はタークシン王、右はトンブリー時代の
武人プラヤー・ピチャイダープハックが、
それぞれ祀られています。
その隣は、私達は上がりませんでしたが
仏足石が祀られているようです。
その隣には
奥にガネーシャがいらっしゃいました。
正面付近にもいろいろ祀られています。
この後ろが出入口になっていて、
外に出ると、エリア1で紹介した
インドラ神の化身の祠(⑦)に出ます。
外側からみたこのお堂です。
仏像が祀ってある礼拝堂(⑪)
菩提樹の辺りまでもどると
左手側に大きな部屋があり、
正面は礼拝堂になっています。
入って右手側に博物館。その横には
オフィスや仏足石の間、会議室が並びます。
博物館の前に祀られている仏像。
一方、左手側には、エメラルド仏のレプリカ。
大きさが同じかどうかはわかりませんが…
左から順に季節の衣を着ています。
その先にもたくさんの仏像が祀られています。
その横は出入り口があり、御本堂の裏側が
見えます。
そして正面にはたくさん仏像や
高僧の像が祀られていて、
どれもみんな金がたくさん貼られているので
いかにたくさんの方が手を合わせに来ているかが
わかります。
中央にいらっしゃるのは
ルワンポー・トゥンセティー。
ズームして撮りました。
優しいまなざしに癒されます。
ルワンポー・トゥンセティーがご覧に
なっている入り口。入ってくる人すべてに
優しいまなざしを注いでくれる気がします。
博物館(⑫)
博物館は入り口が2か所あります。
片方の出入り口は左右にガネーシャと
エラワンがいます。
こちらは3つの頭をもつエラワン。
エメラルド仏の正面にある
出入り口がこちらです。
このお部屋はたくさんの仏像が祀られ
博物館としているからか、空調がきいていて
出入り口も自動ドア―になっています。
仏足石の間(⑬)
このお部屋もすべてがケースの中に
収められています。
右手側。
左手側に仏足石などがあります。
この部屋を出たあたりの
礼拝堂にでている表示です。
この先は会議室もあると表示があります。
エリア3 御本堂の裏手
神社(⑭)
この時は開いていませんでした。
小さな仏塔(⑮)
4階建ての大きな仏塔(⑯)
アユタヤのチャクラパット王の
栄誉をたたえて建てたものの様です。
最初は鐘楼があるのかと思いましたが…
正面にはラーフーがいます。
裏側でブッダに合掌するのは…?
この塔を背に撮った御本堂(左)と
エリア2のお堂(右)です。
祠がいくつかあるエリア(⑰)
周囲にはまだ空いているスペースがあり、
休日はたくさんの人が訪れる時の駐車場と
なっていると思われます。
そこにも祠がありました。
敷地の1番奥の方には
遠目に池が見えます。
エリア4 御本堂(⑱)
御本堂を正面から撮りました。
破風の部分にはガルーダと、その上にあるのは
王の紋章のように見えます。
正面からだとわかりにくいのですが
まだ中央のチョーファーがありません。
角度を変えて屋根の部分を撮りました。
そうしたら、ワット・プラゲーウの
ドゥシット・マハー・プラサート殿に
屋根の造りが似ている気がしてきました。
御本堂の周囲には
仏像が祀ってあります。
御本堂の外壁も素晴らしいです。
しかし、お堂は閉まっていました。
残念な気持ちで礼拝堂に入ると、たまたま
礼拝堂でボランティアをされていた方で
以前、日系の会社で働いていたという
日本語がちょっとできる方にお会いしました。
その方が午後の3時には開くと
教えてくださいました。
後日行ってみました。
ろうそくに火がともっています。
16時過ぎに到着したので
今回は開いていました。
入ってすぐに撮った御本堂全体の様子です。
素晴らしい御本堂です。
ズームして撮りました。
美しい御本尊です。
お坊さんたちがいらっしゃるので、
女性はあまり近くには寄れないのです。
ズームして撮っています。
壁画も素晴らしいので奥まで行って
ゆっくり見たいところですが…
これは大地の女神トラニーがブッダの
瞑想を邪魔する者たちを流すのに
髪の毛を振り絞って大洪水を起す場面です。
御本尊がご覧になっている壁画。
御本尊の後ろには須弥山や周りにも壁画が
ぎっしり。
御本尊を正面にむかって左手側。
向かって右手側。
出入り口の扉の横の部分です。
扉には美しい彫刻があります。
今回、ご一緒いただいたタイ人の方の話だと
結界がないのとチョーファーが
ついていないので
まだ未完成のお堂ではないか...と
いうことでした。
チョーファーが一つ御本堂の前にありました。
壁画を見に、また訪れたいお寺です。
さて、最後にもう1枚。
友人とワット・プラゲーウのエメラルド仏に
お会いしに行ったときは大掃除中で礼拝堂が
開いていませんでしたと
初めに書きましたが、
大掃除中ならではの、珍しく
エメラルド仏の後ろの扉が開いていました。
そこで貴重なエメラルド仏の後ろ姿を
拝見することができました。
< ワット・トゥンセティー >
正式名称 วัดทุ่งเศรษฐี
ワット・トゥンセティー
所在地
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi