ワット・プラタートドーイトゥン チェンラーイ県
サワディーカー。
@yayoiです。
2019年12月、シンガポールに
住むお寺好きの友人と二人、
チェンラーイ2泊3日お寺巡りツアーに
行きました。
そこでお互いに行きたいお寺を
リストアップして、打ち合わせたところ、
私はこのお寺、
ワット・プラタートドーイトゥンは
行きたいけど遠いので無理かな...と
リストの最後の方にいれていましたが
友人の一言
“ 今年はイノシシ年だから
このお寺に行かなきゃ!! ”
それで決まり。
2日目の朝1番で向かいました。
実際には、イノシシ年にこのお寺に
行くというよりは…
北の方には
プラタートプラジャムピーグート
(พระธาตุประจำปีเกิด)といって
人の運命は生まれ年によって支配されるから
自分の生まれた干支のお寺にお詣りするという
習慣があるそうです。
以前行ったバンコクの
ワット・ヤーンナーワーですが、
このお寺には北の方までお詣りに行かれない人が
代わりに自分の生まれた干支の仏塔を
お詣りできるようにと
仏塔のレプリカが12基ありました。
私達の場合、二人ともイノシシ年生まれでは
ありませんが、
イノシシ年にチェンラーイまで
お寺巡りに行けるのですから、
ぜひ手を合わせたいと
思いました。
お寺巡りは体力勝負?!
このお寺は山の上にあります。
8時半にホテルを出発。
途中ワット・ロンスワテンに寄って、
10時過ぎにこちらに到着しました。
途中でお祭りをやっているところがあり、
車は間違えてそちらに入って行ってしまうという
ハプニングもあったので、
駐車場についてほっと一息。
さて、ここから登山です。
階段を登って行くのですが、その脇に祠が
あります。
イノシシ(ブタ)年のお寺といわれていて
祈っている女性の左に
白いブタちゃんがいます。
タイ語で、豚はムー(หมู)といい
猪はムーパー(หมูป่า)といいます。
パーは森で、どちらも同じイノシシ科の
動物ですね。
登りの階段です。
登って行くとそんなに段数が多いわけでは
ありませんでした。
階段の上には鬼がいるようです。
鐘を鳴らしながら行きます。
そろそろ到着。
木の陰に仏塔も見えてきました。
簡単にお寺全体の見取り図を
作りました。
仏塔が二つ!お寺の歴史とは...?!
このお寺はとても古く
1000年以上も前、911年に、
現在のメージャン市の辺りを
治めていた王様が仏舎利を招来して、
山の頂上に2kmの長さの旗を立てました。
お寺の名前の中にはいっているトゥンとは
旗の意味で、旗は勝利のしるし。
頂上に建てた旗はどこかに飛んでいくなら
そこを仏塔の基盤とするとしたそうです。
そして仏塔を建ててそれがお寺の始まりだと
言われます。
タイのナショナルヒストリーは
スコータイ時代から始まるので
それ以前のお話です。
その後、ランナー王国を作った
マンラーイ王は、チェンマイに都を置きながら
自らはチェンラーイにいて、
この仏塔の近くに二つ仏塔を建てました。
チェンラーイは
長く廃墟になっていたこともあって
仏塔は二つだけ修復されながら、
現在まで維持されているようです。
仏塔の近くに、旗も祀られています。
法輪があり、靴を脱ぐように書かれていますが
この仏塔の区域は、女性は立ち入り禁止です。
ちょっと近寄って撮りました。
青い空に金の仏塔が映えます。
仏塔の前に仏像が祀られています。
仏塔と仏像を正面にみると
左側に御本堂があります。
金銀のブタが横にいる御本堂!
御本堂はかなり新しいものの様です。
横から見た御本堂の前に小さな
金銀のブタがいます。
拡大してみました。
御本堂の正面です。
ちょうど逆光になってしまいました。
金銀のブタがいる側と逆の
お堂の側面から撮りました。
入口の扉の前の階段にナーガ。(ヘビの神様)
ナーガの間に見えるこの法輪が周囲にもあるので
結界になっているのだと思います。
お堂の入り口です。
上のアーチ部分にいるのは
ガネーシャ...?
入り口を背に撮ったお堂全体です。
天井部分のアーチ型が素敵です。
御本尊や仏像が祀られています。
お堂の扉の彫刻も美しいです。
御本堂と仏塔の前にサーラ―が二つ!
御本堂からでて、金銀のブタがいる前には、
座って御本堂と仏塔を見ながら
人々が手をあわせるためのサーラ―
(あずまや)があります。
サーラ―の後ろ側から撮りました。
御本堂を背に、サーラ―の前側から
撮ったところです。
このサーラ―がほぼお寺の敷地の真ん中に
設置されています。
この黄色い布にみんな祈りの言葉やメッセージを
書いています。
仏塔を前に手を合わせます。
このサーラ―の後ろにはもう1つ
サーラ―があります。
1番右はカセンネンですが、
表情をなんと形容したらいいのか…
ガラスケースの
中に安置された仏像がたくさんあります。
ハンサムな弥勒仏に出会いました。
お寺からトゥン山へ!
このお寺は、正式名称は別にありますが
一般的にはワット・ドーイトゥンと
呼ばれていて、ドーイは北の方の言葉で山を表し、
トゥンとは旗。山の中にあるので
敷地内から山のビューポイントに
降りて行くことができます。
階段の手前には赤い屋根のサーラ―
(あずまや)があります。
階段を下りて右に行くと、坂が続きます。
途中に小さな広場があり、休憩できます。
赤い屋根のサーラ―の中に
プラ・シワリーというブッダの弟子が
祀られています。
さらに降りて行きます。
ビューポイントです。
12月の昼間は北の方も暑いですが、まだ空気が
比較的よい日に行くことができました。
タイは12月から雨季に入るまで、PM2.5の影響で
特に北の方は空気が良くない日が多いのです。
帰りは登りです。
お坊さんなどサンダルでさらっと降りて
いらっしゃるのですが...
お寺巡りは体力勝負!
実がなっている木を見かけました。
プラ・シワリーのあずまやのある広場を過ぎれば
あともう少しです。
階段をあがればお寺です。
最後に、このお寺がなぜ
イノシシ年のお寺なのかと言うと、
仏塔を新しく作ったマンラーイ王と
このトゥン山に伝わる話にでてくる英雄の
二人がイノシシ年の生まれだからだそうです。
ここでもと来た道、階段を下りて
車に乗り込み、チェンラーイに
もどるのですが、途中にも山の
ビューポイントがありました。
ビューポイントを背にして見上げると
まだまだ上の方に家が結構あります。
途中文字がいくつかぬけていますが
海抜874mの地点だそうです。
< ワット・プラタートドーイトゥン >
正式名称 วัดพระมหาชินธาตุเจ้า (ดอยตุง)
ワット・プラマハーチン
タートジャウ(ドーイトゥン)
所在地
Covid-19の影響でいろいろなところを閉めているので
GoogleMapは臨時休業とでるようです。
今回の記事は
chiangraifocus.com
chiangmainews.co.th などのサイトを参考に
書きました。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi