9寺9様の特徴を探す!
ミャンマーお寺巡り9選+ハイライト
サワディーカー。
@yayoiです。
ある日、“ タイ、お寺 ” と入力して
ネット検索してみたら
出てくるのは、ほとんど
“バンコクの見逃せない寺院6選”とか
“タイで行きたいお寺10選”といった
ランキング記事でした。
確かにまとめてみられる記事は便利だし
私としては、どんなお寺が選ばれているのかに
ワクワクしますが...
でも自分で選んだらもっとワクワクするかも…と
思って書いてみたのが今回の記事です。
基本、私のブログでは、
お寺巡礼は一つの記事に一つのお寺。
番号をふるのはタイのお寺だけ...としています。
昨年2019年2月に行ったミャンマーの
パガンとマンダレーのお寺巡礼ツアーを
記事にしようと思うと、まず言葉がわからないし、
情報も少ないので、一つの記事に一つのお寺だと
ただ写真ばかりになってしまうな...と思って
保留にしていました。
そこでこんな時こそ、ランキング記事と
ミャンマーのお寺で書いてみることにしました。
正式にいうとランキングというより、
3泊4日内に訪れた20か所くらいの中から
ちょっと特徴的だったお寺を9つ選んで
書いていきます。
題して、
“ 9寺9様の特徴を探す!
ミャンマーお寺巡り9選+ハイライト ”
です。
といっても、ある程度の写真を載せたいので、
二部構成にしました。
第1部は、『建築の美しい!ミャンマーのお寺5選』
第2部は、『ちょっと怖い?ミャンマーのお寺4選』
+ハイライトです。
今回私が行ったのは、パガン朝のあったパガンと
コンバウン朝があったマンダレーです。
私達は、タイのバンコクからの出発だったので、
バンコク→マンダレーと国際線に乗り、
その日の夕方にマンダレー→パガンへと
ミャンマー国内の飛行機による移動。
パガンに2泊しながらお寺を見て、
パガンからマンダレーに移動し、
1泊しながらお寺を見て…と、
移動と食事の時間以外はお寺三昧でした。
まず最初に降り立ったマンダレーは、
空港からでて道路を走り始めると、
そこにもあそこにも...というほど
仏塔が目につきます。
初めは仏塔が見えたと喜び写真を撮り始めた私も
道路の向こうへ次から次へと出てくる仏塔に
びっくりしたのと同時に
写真を撮るのはもうあきらめました。
ミャンマーもタイ同様、王朝があり、
時代によって仏塔の形などに特徴があるようで
興味深いです。まずは簡単に
王朝の歴史年表を作ってみました。
基本的には
タイでワットといえばお寺というように、
ミャンマーではパゴダとかパヤーがお寺で、
パゴダとは仏舎利塔、
パヤーが寺院を表す言葉のようです。
そして、お寺の内部は、
仏塔を中心に東西南北に仏像が祀られていて、
お寺によっては礼拝堂のようなお堂もあり、
そこにも仏像が祀られています。
第1部では寺院建築としてみて
私が美しいと思ったお寺5選です。
タイにもありそうな?翡翠の仏塔!
最初のお寺はマンダレーにあるJade Pagodaです。
ミャンマー語では
Werawsana Kyauksein Zediという名称の様ですが
名称や英語表記に統一性がなく、
正式名称はわかりませんでした。
ただ、ミャンマーの半貴石の1つである
翡翠からできているのはここだけで
Jade Pagodaといえばこことわかります。
タイでも翡翠の瞑想するブッダには出会いましたが、
まだ私は翡翠の仏塔はみたことがありません。
でもいつかタイにもそんな仏塔をもつ
お寺が建ちそうな気がします。
翡翠の瞑想するブッダについて書いたブログです。
そんなわけでタイにもありそう?な、ちょっと
親近感がわきそうなお寺からスタートです。
お寺の入り口です。
ミャンマー語でしか書いてないのが残念ですが、
案内図もあります。
階段を上がって行きます。
タイではあまり見かけないような
デザインのヘビの神様。
階段を上がって右手側から仏塔を1周して行きました。
塔を中心に東西南北にそれぞれ仏像が祀られています。
お寺に建てる柱です。
ガイドさんの話によると、ミャンマーのお寺は
まず、このように柱を立ててから
お寺の建築を始めるそうです。
最後は、仏塔の上部です。
このお寺はできて数年ですが、
お寺の周辺も開発中のようで、近くに
低層のショッピングモールのようなものも
建てていました。
そのうち、ホテルなどもいろいろ建ちそうです。
私がこのお寺を訪れたのはもう夕方でしたが、
お寺の近くに滞在できれば、朝の光を浴びた
美しい仏塔が見られるかもしれません。
< Jade Pagoda >
見事なチーク材建築の僧院!
美しい翡翠の仏塔の次は、チーク材の見事な
木造の僧院、シュエナンドー僧院です。
正式にはお寺ではありません。
マンダレーにあります。
僧院の門です。
僧院全体を撮りました。
高床式の建物です。
柱にはヘビの神様。
階段を上がって行きます。
屋根にはびっしりと彫刻があります。
お堂への出入口は数か所あり、それぞれの扉にも
素晴らしい彫刻があります。
かなり修復されていますが、
修復されていなくてもとの彫刻が残っている
ところもあります。
ここは、もとは王宮の中にあったそうで、
このマンダレーを王都としたミンドン王が
逝去されたのはこの僧院の中だと
伝えられています。
その後、息子のティーボー王が現在の
場所に移動させました。その後は瞑想する場所として
使われていたそうです。
瞑想するブッダが祀られています。
柱にも美しい彫刻。
僧院の裏側です。
修復が行われていました。
< Shewenandaw Monestary >
まばゆいばかりの金色に輝くパゴダ!
パガンはオールドパガンとニューパガンに
お寺が集まっていますが、
このお寺はオールドパガンから
地図で見てみたら東へ行ったところの
ニャウン・ウー村にあるパゴダです。
1059年にパガン朝の最初の王である
アノーヤター王が建設に着手したものの
完成せず、息子のチャンシッター王が
30年後に完成させたお寺で、
ビルマ型パゴダの原型と言われているそうです。
パゴダの入り口です。
通路をぬけて最初に見える建物は礼拝堂の様です。
別角度から撮ると、礼拝堂の上に
細長い仏塔があるのがわかります。
その後ろに見えてくる黄金の仏塔。
まばゆいばかりの美しさです。
仏塔の上の方にズームして撮りました。
仏塔の足元には獅子でしょうか…
別の角度から撮りました。
お寺に建てる時にまず建てる柱です。
敷地内には他にもたくさんの仏塔や
礼拝堂があります。
この建物は礼拝堂だと思いますが
仏像が祀られていました。
ブッダが身につけている衣が特徴的です。
他では見かけたことがありません。
そしてとてもかわいいお顔の寝釈迦像。
このお寺に入って来た時に最初に見た
礼拝堂の後ろにあったお堂。
入って見たらその向こう側の窓から見えた光景。
入口とあわせてお姿を撮らせていただいたら
絵のようになりました。
外の木陰に僧侶が座っていらっしゃいました。
パゴダの周辺は観光客が多いから、
この静かな風景が日常的なミャンマーの姿かも
しれません。
< Shwe Zi Gone Pagoda>
お城を基調とした寺院建築の美しさ!
このお寺は、オールドパガンの玄関ともいわれる
タラバ―門の近くにあります。
タラバ―門です。
そしてパゴダではなく、パヤー。
アーナンダ・パヤーといい、
1090年に建てられたそうです。
こちらが入り口です。
正方形の基盤の上に立つ仏塔の高さは
51mだそうで、仏塔は修復されています。
そしてこの基となる部分が
お城を基調としたような建物になっています。
電気のない時代に、光がよく入るようにと
窓をたくさん開けたそうです。
ちょっと仏塔に近寄って撮りました。
ズームしてみると、
仏塔の周りにも小さな仏塔があります。
基盤となる建物はたくさんの獅子がいます。
横から撮るとほぼ全景が撮れました。
寺院の内部には東西南北にそれぞれ仏像が
祀られています。
南と北の仏像はパガン時代のものが残っています。
そのうちの一つがこちら。
インドのパーラ王朝時代の技術に基づいて
造られたもので、高さは9mくらいだそうです。
古い壁画が残っている部分もありました。
< Ananda Phaya >
まるで雪の彫刻のような白い仏塔軍は見事!
ミャンマーのお寺9選の第1部、
『建築が美しい!ミャンマーのお寺』の最後は
マンダレーにあるクトードーパゴダです。
ここは金色の仏塔を中心に、周辺に
729の小パゴダがあるお寺です。
まるでテーマパークの入り口の様な
お寺の入り口です。
仏塔が少しづつ見えてきます。
中心にある金色の仏塔です。
このお寺の二つ前に写真を載せた、
パガンにあるシュエズィーゴンパゴダを
モデルにして造られたパゴダです。
左がシュエズィーゴンパゴダ。
右がクトードーパゴダの仏塔です。
黄金の仏塔の周辺には
ただひたすら仏塔があります。
青い空に白い仏塔が映え、影の部分は
雪の彫刻の様に見え、涼しげです。
どの角度から見てもきれいに並んでいます。
小パゴダとはいうものの…
一つ一つが意外に大きいパゴダです。
ナーガ(ヘビの神様)も刻まれています。
マンダレーに都を作ったミンドン王は
ブッダの教えを編集するための
仏典結集(ぶってんけつじゅう)を挙行したあと、
仏教の経典を石版に刻ませました。
それらはこの729のパゴダの
一つ一つに1枚ずつ納められています。
世界最大の経典だそうです。
ユネスコの世界遺産に登録されています。
これがその石版に刻まれた経典です。
敷地内に大きな木の広場がありました。
タナカというミャンマー独特の日焼け止めを
木の葉の形に塗っている、リースを運んでいる
少年がいました。
< Kuthotaw Pagoda >
それにしても初めて訪れたミャンマーは
本当にのどかな自然が広がっていて
その中に金色に光るパゴダが美しく
それらを眺めるだけで癒されました。
最後の1枚は車の中から遠目にみえた橋です。
ズームして撮りました。
第2部『ちょっと怖い?ミャンマーのお寺4選』
+ハイライトに続きます。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi