タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ+アジアのお寺~

タイのお寺が好きな@yayoiです。アジア駐在歴通算16年目。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

〖アジアのお寺〗ちょっと怖い?ミャンマーのお寺4選

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9寺9様のお寺巡り+ハイライト

  

サワディーカー。

@yayoiです。

 

前回の記事

『建築が美しい!ミャンマーのお寺5選』

の続きです。

www.yayoi-thainootera.net

 

第2部は、『ちょっと怖い?ミャンマーのお寺4選』

+ハイライトです。

 

ミャンマーもタイ同様、王朝があり、

簡単に時代の流れを知りたくて

王朝の歴史年表を作ってみました。

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基本的には

タイでワットといえばお寺というように、

ミャンマーではパゴダとかパヤーがお寺で、

パゴダとは仏舎利塔、

パヤーが寺院を表す言葉のようです。

 

そして、お寺の内部は、

仏塔を中心に東西南北に仏像が祀られていて、

お寺によっては礼拝堂のようなお堂があり、

そこにも仏像が祀られています。

 

第1部では寺院建築としてみて美しい!と

私が思ったお寺を5つ挙げてみましたが、

今回はちょっと怖い?お寺。

ちょっと大げさにタイトルをつけてみましたが、

タイのお寺では見たことないような仏像や

ガイドさんの興味深い話から選んだお寺4つです。

 

 

 

 

見ていると呼吸が苦しくなる?お寺

  

まずは、パガンにあるマヌーハ寺院です。

オールドパガンとニューパガンの間にある

ミィンカバーという村にあります。

 

このお寺は、1057年にアノーヤター王によって

滅ぼされた、タトゥンというモン族の王国の

マヌーハ国王が捕虜となって

パガンに連れてこられたときに、

ここで建てたお寺だそうです。

 

寺院の入り口です。

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手前の建物は礼拝堂だと思います。

金色の大きな托鉢の鉢が見えます。

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鉢のふちまで昇ってみました。

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鉢の中は…

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このお堂の全景を外から撮りました。

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この部屋から外を見ると、

お寺に建てる前にお寺の敷地に建てる柱が

右の方に見えます。

ガイドさんの話によると、ミャンマーのお寺は

まず、このように柱を立ててから

お寺の建築を始めるそうです。

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仏像が祀られているお堂です。

座ったブッダが3部屋に1躰ずつと

後ろの部屋に寝釈迦仏が祀られていたと

思います。

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お堂の上に仏塔があります。

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まずは最初のお部屋の入り口です。

お堂を前に

3つの扉があり、向って1番左の扉です。

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真ん中の入り口は礼拝堂と繋がっています。

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向かって右端の扉です。

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3つの部屋の後ろ側には

大きな寝釈迦像。

実は大きすぎてお顔の写真が

カメラに収まりません。

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足はそろっています。

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寝釈迦像の足元にあった小さな扉から

お堂の裏手に出ることができました。

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見ていると息が苦しくなる...というのが

写真を通して伝わるでしょうか...?

仏像はどれも建物の空間いっぱいに

造られているというべきなのか、

建物の壁が仏像にせまっているというべきなのか…

見ていると閉塞感すら感じそうなのです。

 

パガンへ連れて来られ、この寺院を建てた

マヌーハ王は、当時、建立を開始したシェズィ―ゴン

パゴダで捕虜となっていたようです。

このパゴダは私が書いた前回の第1部の記事の

3つ目に出てくる黄金のパゴダがあるお寺ですが

こんな悲しい歴史がありました。

 

このように連れて来られたモン族は

パヤージュンと呼ばれていました。

その意味は仏塔奴隷。仏塔奉仕者です。

他の住民とは区別された部落に住み、

モン族が持っていた高度な建築技術を使って

仏塔を建てさせられていたそうです。

 

それでマヌーハ王はその時の自分の境遇を

この寺院で表現したかったのではないか…

天井ぎりぎりまでの圧迫感は奴隷となった

マヌーハ王の気持ちと同じだと言われています。

 

そんな境遇で造られた素晴らしい仏像。

たとえ写真の上でも拝見しながら再度

ブッダとマヌーハ王に合掌したいと思います。

 

< Manuha Phaya >

  

 

いきなり指をさす怖い仏像がある?お寺

 

次は、ビャーディペーパゴダですが、

マンダレーにあるマンダレーヒルという

小高い丘の上の途中にあります。

私達は丘の頂上に日没を見に行きました。

前回の記事の5番目のお寺、クトードーパゴダの

後ろに見える丘です。

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王都の名前にもなっているマンダレーとは

“ 曼荼羅の丘 ” を意味し、宗教の地として

6世紀に開かれてから現在に至るまで

ミャンマー最大の仏教修行地となっています。

 

日没を見るために頂上まで登るには

いくつか方法がありますが登る前に途中の

ビャーディペーパゴダに行きました。

 

ここまでは車で来て、ここから歩いて

ちょっとだけ登って行きます。登って行って

突き当ったら左に曲がるとお堂に通じる階段。

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左に曲がった、お堂に通じる階段の写真です。

結構急な階段です。 

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このお堂につながる階段部分を横から

撮りました。

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お堂の入り口です。

中には有名な仏像があります。

それがこの立ち上がって指をさしている

仏像です。下に立っている地元の女性と

比べると大きさがわかります。

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お堂の入り口に立つといきなり

指さされ、指名を受けた感じ!緊張します。

まだ入るには修行が足りていない!と

言われたような気さえしてきます。

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実はこのブッダは “ 予言を与えるブッダ ”

高さ8mで王宮の方を指さしているのです。

予言するものは…

“ 仏教の栄える都の出現 ” だそうです。

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その足元にいるのは待僧のアーナンダ。

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横から撮りました。

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後ろ側から撮りました。

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参拝を終えて帰ろうとしたら、

下へとずっと徒歩で降りて行く

お坊さんを見かけました。

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< Byar Dait Pay Pagoda >  

 

 

年々太っていく恐ろしい仏像がある?お寺

  

次はマンダレー最大の有名、必見のパゴダです。

このパゴダは王宮の南側のダウンタウンに

あります。

このダウンタウンはいろいろな種類の

工房がある職人の町。

パゴダはその町の一角にあり、

お寺の裏側には日焼け止めとして顔にぬる

タナカを作る工房があり、体験ができます。

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この右側が寺院の入り口です。

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ここから寺院内にはいるまで仏具屋さんの

ような店がたくさん並んでいました。

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そこを抜けて、お堂の入り口に向かう通路です。

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この奥にあるお堂を外から撮りました。 

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この写真を撮ったところは中庭のように

なっていて博物館などもあります。

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お堂の入り口の手前には女性ばかり。 

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お堂の付近、中は女性禁止だからです。 

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お堂の入り口付近です。

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入口のアーチの装飾部分が美しいです。

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男性はお堂の中に入って金粉を貼っています。

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それでこのブッダが雪だるまのように

金粉で年々太って行くのです。

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この金粉…結構な大きさなのです。

お布施の箱にどなたかが間違えて入れてしまった

ようなのですが…

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タイの金粉と比べて数倍の大きさでした。

 

ブッダにズームして撮ってみると...

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反対側からもブッダを撮りました。

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この金粉を貼る様子はお寺内のモニターで

映し出されていました。

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< Mahamyatmuni Pagoda > 

 

 

幽霊がでる?心霊スポットのようなお寺

 

さて、今までの怖い!はちょっと大げさでしたが、

最後のお寺、ダマヤンジー寺院は

ネットで検索すると幽霊がでる、心霊スポットと

出てくるちょっといわくありげなお寺です。

パガンにあります。

 

寺院の入り口です。

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結構大きな寺院です。

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このお寺はナラトゥという王が12世紀に

建てたのですが未完成のままです。

この王は、王位に就くために父王と兄を殺害し、

その贖罪のためにお寺を建て始めるものの

王も暗殺されてしまいました。

父と兄を祀った仏像だと言われています。

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壁画のような文字のようなものがうっすら

見えるところもあります。

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東西南北のブッダが祀られているところと

通じる回廊だけが立ち入り可能です。

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私が訪れたのは夕方5時半ころ。

どことなく隔離されたような空間。

この夕日が落ちたら、ひっそりとした

夜を迎えるのでしょうか…

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< Dhammayangyi Temple > 

 

 

ここまでがミャンマーの

“9寺9様の特徴を探す!

ミャンマーお寺巡り9選 “で、最後の

+ハイライトは気球から見る仏塔群です。

 

 

気球から見るとまるで仏塔の屋外展示博物館!

 

 

ミャンマー、パガンで有名なのは

気球に乗って仏塔を上から眺める

ツアーです。

 

飛行機からは遠くて見えない、

でも上空から眺めてみたい仏塔群。

 

気球なので風まかせ。

時計の刻む時間のスケジュールも、

航路も線路もない旅。

 

ついつい写真は撮りましたが、

それでもちょっと日常を離れて

仏塔と向き合う時間をいただくことが

できた気がします。

 

集合は早朝で、お茶をしながら、

パイロットが気球を膨らませるところを

見ることから始まる気球ツアー。

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たまたま映り込んだスタッフと

比べても大きいことがわかるように

気球はどんどん膨らんでいきます。

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7時くらいから少しずつ上空への旅が

始まります。

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上がるとすぐに世界はただひたすら

仏塔、仏塔…

まさに仏塔の屋外展示博物館という感じ。

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眼下の景色が箱に入った模型にみえたり、

他の気球の上を通過したり

朝陽が登ってくると気球や木や仏塔の影が

映し出されていくのを見ながら流されて

行きます。

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降りてくると仏塔が間近に見えます。

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仏塔に登っている人も見えるようになります。

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“風まかせの時間”も、もうすぐ終わり…

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上空から見えた修復中の仏塔です。

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夕陽を見に行く途中、上空からみた

この仏塔の近くを車で通りかかったので

ちょっと降りて寄って行ってみました。

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朝陽とともに仏塔をみて始まった一日の

終わりは、沈む夕陽と仏塔でした。

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☞ 私達は日程の関係で、着いた翌日早朝の

  気球ツアーに参加し、昼間からお寺を

  巡りましたが、お寺巡りをしてから

  ツアーに参加したら、上空から

  見た時に、どのお寺が何か

  わかりやすいかもしれません。

 

ミャンマーお寺巡りの最後にちょっとだけ…

マンダレーで行った木の橋です。

乾季で水がなく、橋に見えるか

わかりませんが

現存する貴重な木の橋。

雨季は逆にかなり水があるそうなので、

ツアー客にはちょっと怖いかも…

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古い王宮の柱などを使っているので、横に

補強の柱を立てるところもあるそうです。

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橋はかなり長かったです。

柵の様に見えますが橋です。

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水があるところは橋が水に写って

長く見えます。ズームして撮りました。

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橋は結構高さがありました。

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さて次からはまた

タイのお寺歩きにもどります。

 

今回の第1部、第2部の記事は

ガイドさんのお話(日本語)と

書籍は、

『旅名人ブックス ミャンマー』

 (日経BP社)

『ビルマ仏教』(法蔵館)

参考に書きました。

 

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi