タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ+アジアのお寺~

タイのお寺が好きな@yayoiです。アジア駐在歴通算16年目。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

34番 外壁のない“花の庭園”にあるお寺

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ワット・スワンドーク チェンマイ

 

サワディーカー。

@yayoiです。

 

前回、二部構成でミャンマーのお寺巡りについて

書きましたが、その中で白い仏塔群が見事だった

お寺について書きました。

www.yayoi-thainootera.net

 

タイにも仏塔群の美しいお寺があったな...と

思い出し、今回はタイにある白い仏塔群が

見事なお寺、ワット・スワンドークです。

 

私にはチェンマイに姉妹同様に仲のいい

タイ人の妹がいて、チェンマイに行った時は

泊めてもらったりするのですが、

彼女の二人の息子がこのお寺で

数年前に学校の休み中に出家した

ということもあり、

ずっと行きたかったお寺。

スワンとは庭、庭園のことで、

ドークとは花を意味します。

 

 

 

 

このお寺の特徴の一つは、

外壁がないことです。

タイの寺院で他には例をみない特徴だそうです。

道路からもこのお寺の表示が

見えなければ、一見、公園のようでした。

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道路側から寺院まで芝生があり、

中の様子が見えます。

ズームして撮りました。

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入口です。

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手前にはランナーの詩人の像があります。

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ここを通過するとすぐ右手が駐車場で

駐車場からもすでに仏塔が見えています。

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駐車場の横に緑の芝生があって

仏塔へはそこをこえていきます。

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仏塔群に溶け込むように

同じ白い色の三門があります。

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白い仏塔の中にスリランカ様式の仏塔!

  

このお寺はランナー王国6代目の王である

クーナー王が花の庭園と呼ばれる

この辺りの土地を付与して

1373年に建てたお寺です。

 

クーナー王が招来した僧侶、

スマナテーラがスコータイから持ってきた

仏舎利を納めるために建てられました。

 

ところが仏舎利は不思議なことに2つに

わかれ、1つはここに、もう一つは

ワット・プラタートドーイステープに

安置されることになったそうです。

 

伝説ではこの周辺はパヨーム

(ต้นพะยอม Monkeytree)という

木がたくさんあったそうです。

東京ドームの約1.2倍の敷地で、

お寺は別称、ワット・ブッパラーム

(วัดบุปผาราม)ともいいますが、

一般的には

ワット・スワンドークと呼ばれています。

1990年に王室寺院に格付けされています。

 

簡単に一般の人が立ち入るエリアの

お寺の配置図を作ってみました。

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スリランカ様式とランナー様式を混合した様な

スタイルの宗教建築美術が美しいお寺です。

仏舎利塔の基盤の部分は四角形で、

中央部分はスリランカ様式の釣り鐘状に

なっていて、高さは約48m。

仏塔群を前に左手側の方にあります。

1935年3月8日に国定史跡となりました。

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仏塔の入り口の階段には

真っ白なナーガ(ヘビの神様)がいます。

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この位置から見るとすべての仏塔が空に伸びて

建っているように見えますが…

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近寄ってみると右側の白い仏塔は傾いて

見えます。

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この角度からもこの仏塔だけ傾いています。

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この仏塔を前にみて、向って右手側が

仏塔群というかチェンマイ王家のお墓です。

もとはピン川の近くに記念碑を建てて

祀っていたようですが

雨季に浸水するという理由で

こちらに移されたようです。

 

空港が近いので仏塔を眺めていると

よく上空を飛行機が飛んでいきます。

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本当に真っ白です。

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釣鐘状の仏舎利塔の後ろには

もう一つ仏塔があります。

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上の部分は陽にあたるときれいです。

拡大しました。

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こちらの仏塔の下には東西南北の

仏像が祀られています。

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その仏塔の後ろ側には菩提樹がありました。

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大礼拝堂には大小3躰の仏像!

  

仏舎利塔と白い仏塔群を前に一列に見ると

左手側にこれらの仏塔群とは垂直に、

細長いお堂が建っています。大礼拝堂です。

 

仏舎利塔を一周すると菩提樹に突き当り、

菩提樹を背にすると左前方にお堂、

大礼拝堂が見えてきます。

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このお堂も壁がないのが特徴です。

1931年から1932年にかけて

クルーバー・ジャウシーウィチャイ(高僧)

とチェンマイ王家最後の9代目

ゲーウナワラット王によって建てられました。

こちらも1935年3月8日に国定史跡と

なっています。

 

人が入って行けるのは正面の入り口からだけで

金網が張られています。

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お堂の裏側を別の角度から撮りました。

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金網越しに仏像が見えます。

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ちょっと離れたところからお堂の全景を

撮ってみました。

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お堂の正面です。破風が美しいです。

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このお堂の正面には外部からの出入り口が

あります。やはり白い仏塔の形の三門です。

一旦外に出て撮りました。

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お堂に向かいます。

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入ってすぐのところからお堂全体を撮りました。

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正面には大小のブッダの坐像と

それを背にして立つブッダの像が

安置されています。

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正面の大小のブッダです。

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先ほど、金網越しにみえた立像です。

手にもっているのは藁だそうです。

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そしてこの礼拝堂の御本尊は

この小さな方のブッダ。

高さは2.5m位です。

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拡大してみました。

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瞑想するブロンズ製のブッダ像。

ランナーの言い伝えでは

病気にかかったクーナー王のために

クーナー王の母の命で造られ、

プラジャウ・カムキン

(พระเจ้าคำคิง)と名付けられたそうです。

カムとは黄金、キンとは国王の意味です。

 

 

御本堂にもブロンズの御本尊!

  

大礼拝堂の前をさらに寺院の奥に入ると

小さなお堂が見えてきます。

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こちらが御本堂。

ちょうど飛行機が一緒に写りました。

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お堂の正面です。先ほどのお堂と違い

破風には模様がありません。

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お堂を横から撮りました。

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お堂の中に入り、後方から全体を

撮りました。

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ランナー王朝11代目のゲーウ王が

建てたお堂です。

実はこのお堂に祀られている仏像は

ワット・プラシンの御本尊として

造ったところ、重く大きすぎて

運べなくなったため、ここにお堂を建てて

安置しました。

この広い敷地内には当時2つのお寺があり、

現在では一つのお寺になっていますが、

南側辺りにあった

お寺はワット・ガウトゥーと

呼ばれていました。

 

そして1504年に造られたこの仏像は

当時のお寺の名前から

プラジャウ・ガウトゥー(พระเจ้าเก้าตื้อ)

と名付けられています。

 

トゥーとは重さの1トンを意味する言葉で、

直訳すると9トンですが、

このお堂の前にあった説明書きによると、

ガウトゥーとは最高の家を

意味するそうです。

英語訳の方ではten millionsという

意味となっています。

 

それがこちらの御本尊です。

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こちらが、御本尊がご覧になっている所。

お堂の中から入り口部分を撮りました。

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壁画が完成しているところと

修復中のところがあります。

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今回の

参拝はこれで終わりです。

 

< ワット・スワンドーク >

 

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正式名称 プラタートワット・スワンドーク

                  ワット・ブッパーラーム

      พระธาตุวัดสวนดอก

      วัดบุปผาราม

   第三級王室寺院に格付けされています。