ワット・プラパトムジェーディー ナコンパトム県
サワディーカー。
@yayoiです。
カバー写真はバンコクのワット・ベンジャマポピットの
お堂の壁画にあったワット・プラパトムジェーディーの
大仏塔の絵です。
前回の記事で、ナコンパトム県にある大仏塔のお寺、
ワット・プラパトムジェーディーについて書きました。
先日、ちょうど友人二人とナコンパトム県にある
別のお寺に行きました。
参拝後に二人がエビを食べたいというので、Volcano
Restaurantに行った際、二人ともこの大仏塔のお寺には
まだ行ったことがないというので、急遽予定変更
バンコクに戻る前に寄ることにしました。
着いた時に、はたして前回の記事の通り歩いて、
友人に効率よくまわってもらえるかな...?と思いつき、
実行してみることにしました。
そして、前回行っていなかったお寺内にある神社や
博物館も訪れてみたので、検証レポートみたいなものを
書いてみようと思います。
今回は、初めに中間層の回廊外側を一周しながら
東西南北の4つの礼拝堂を参拝し、その後回廊内部に入り
最上層の大仏塔の周辺を歩きました。
アプローチ!通りからの門は2か所??
まず、今回も車は南側に着きました。
それで下のグーグルマップを見るとわかるように、
バンコクから来る場合は、黄色い横一直線の道路
ペッチャカセム通り(ถ.เพชรเกษม)から
ナープラ通り(ถ.หน้าพระ)に入って行くのが一般的です。
(赤線の通り)
プラパトムジェーディーの前に来ると、道路は左折しか
できないようになっており、左折するとある門は、
仏塔の南側の礼拝堂下に通じているので、普通、南側に
着くと考えて良いと思います。
またここに着きました。南側です。
ここで車を降りずに、そのまま右折して、大仏塔を
左手に見ながら、一周してみることにしました。
下の図でいうと、パープルの線に従って
走ってみました。
まず、主礼拝堂のある東側に着きましたが、
通りから入る門がみえないので、
東側は通過して、入って来た南側の
ちょうど反対側である北側まで行きました。
しかし北側の礼拝堂の前は車が進入できないように
なっています。
上の写真の左に見える赤い門が北側の礼拝堂に通じる
ところです。
というわけで、ここで車を降りて、柵の間から歩いて
入り、前回の記事の「歩き方」通りに行ってみます。
お堂を背に通りの方を撮りました。
門が見えます。ここをずっと直進したら
ナコンパトム駅だと思います。(青線)
西側からの車の進入も制限されていました。
一周できなかったので、東側は実際にみていませんが、
外の道路からの進入経路は北側と南側の門の
二か所だと思います。
北側~東側への歩き方検証
北側にはプラ・ルワンロージャナリットという
立像が祀られています。
前回はすごい人出で行けなかった足元まで
今回は行くことができました。
KingRamaⅥの遺骨が安置されている台座部分。
礼拝堂から東へ向かう途中で、お祈りしました。
たまたま一緒に行った三人が全員金曜日生まれ。
ということで、青いろうそくをもって祈りの言葉を
一緒に唱えてから流しました。
その近くにサンダルウッドの木がありました。
左手側に銅鑼がならんでいます。
その先には神社があります。
洞窟の様なところを降りて行ってみました。
まず右手側にヒンドゥー教のパールラヴァティが
祀られています。
左手には 、ジャウポー・プラサートトーンの祠と
書いてあります。
ジャウポー・プラサートトーン。
アユタヤ王朝27代目の王様の祠です。
その横に虎王といわれたジャウポー・スアの祠も
ありました。
横には虎がたくさん祀られていました。
東側~南側への歩き方検証
前回、訪れなかった神社を参拝して中間層に上がって
来て、仏塔を右手に進むとある次のお堂は東側の礼拝堂。
大仏塔とつながる主礼拝堂です。
(この写真は2020年6月に撮影したものです。)
今回行った時は、仏塔の周りを黄色い布を持って
参拝する人の姿が見えました。
主礼拝堂を出ると、左手側に仏塔がみえ、人が入ろうと
していました。
近寄ってみると入り口があり、観音様、釈迦の弟子
であるカセンネン、ブラフマー神と1000年仏が
祀られていると書いてあるので入ってみました。
暗くはありません。階段を降りて行きます。
龍がいる中には観音様。
その先は1000年仏でしょうか…
お説教をするお坊さんがいらっしゃいました。
さらに降りて行きます。
左手の洞窟にはブラフマーが。
右手の1番奥にはカセンネンの洞窟があります。
その先から外に出ると、なんと、御本堂の裏手に
出ました。
そこで、御本尊を参拝します。
また、中は写真撮影禁止の博物館も御本堂のすぐ近くに
あるので、ちょっと見学します。
(この写真は2020年6月に撮影したものです。)
ここでちょっと中間層に上り
再び仏塔を右手に先ほどの洞窟の前を通り過ぎます。
すると、その入り口のすぐ横にもう1つ、また洞窟の
入り口が二つありました。
右手側の方は閉まっていますが、左手側は入れたので、
降りて行きました。
右手側の部屋を見てみたら…
真っ暗でした。以前は何か祀られていて、閉まっている
ところから出入りできたのだと思います。
左手側の部屋に行ってみます。
入ると正面に祀られているのは高僧のようです。
その左手側部分と、壁際には立像も祀られていました。
洞窟から出て、進むと大仏塔の内側に入っている
仏塔のレプリカと思われる仏塔が見えました。
南側~西側への歩き方検証
前方にもう一つの白い仏塔も見えてきました。
次に見えてくる礼拝堂は南側の礼拝堂です。
(この写真は2020年6月に撮影したものです。)
このお堂は内部撮影禁止で、大仏塔ができるまでを
壁画で綴っています。
中に入ると部屋は手前と奥の二つに分かれていて、
奥はたぶん、インドのサーンチーの仏塔を描いている
ように思えます。
実は前回、記事を書くときに参考にした
dhammathai.orgのサイトには、
“ 3世紀にアショーカ王の伝道師が来た証拠として、
この地にインドのサーンチ―のスタイルの托鉢の鉢を
逆さにしたスタイルの仏塔を造った “ という
文があったのですが、KingRamaⅣがご覧になった
のは、とうもろこし型の仏塔とも書かれていて、
どう解釈するべきか悩みました。
サーンチ―の仏塔とはこんな感じです。
仏教辞典から引用しました。
今の大仏塔の形がこれに近いと思います。
今回この奥の部屋の壁画をもう1度よく見てみたら
奥の部屋はインドのサーンチ―の仏塔について、
手前の部屋はプラパトムジェーディーの仏塔の
修復について描かれているように見えました。
お堂内、写真が撮れないことと、壁画の一つ一つには
説明がないので、500バーツで本を購入すれば
すっきりするのかもしれませんが…
それはさておき、この礼拝堂の下の
ドヴァラヴァティー様式の仏像に参拝して、
西側に向かいます。
南側~西側への歩き方検証
南側で、礼拝堂とドヴァラヴァティー様式の仏像に
参拝した後は、再び右手側に仏塔をみながら進みます。
すると見えてくるのが…
寝釈迦仏の礼拝堂です。
ここを出ると左手側には、ひっそりと菩提樹があります。
そこにはとても美しい大地の神トラニーがいました。
ここで中間層を北→東→南→西と
一周したことになります。
回廊の内側を歩いてみたら...!
ここで、回廊の内部に入ります。
(この写真は2020年6月に撮影したものです。)
今回、友人たちには最高層まで階段で上がって大仏塔
周りを歩いてもらい、私は回廊の内側を歩いてみる
ことにしました。
大仏塔を一周したら、友人達には降りてきてもらい
合流します。
右手に大仏塔を見上げながら、進みます。
左手側に見えるのは回廊の内側です。
まず見えてくる礼拝堂は北側の礼拝堂です。
大きな立像のあったお寺の裏側です。
それで歩いていくと、前回は回廊の中には
用具が置いてあったりすると書いたのですが…
それがなんのためかわかりました。
お坊さんのお勉強机です!
回廊の内側ではところどころお坊さんが集まって勉強を
されていました。
さらに進むと東側のお堂。主礼拝堂です。
大仏塔の仏像とつながるお堂です。
お堂の手前で日傘を閉じて、糸の下を通過します。
大仏塔を見上げると友人達が歩いているのがみえます。
無事に通過したのでまた日傘をさして歩きます。
次なるお堂は南側のお堂。
このお堂の後ろに祀られているブッダです。
このお堂は堂内撮影禁止なのですが、すきまから
ちょっとだけ。
最後のお堂に向かいます。
この後、友人たちとの合流に手間取ったので
合流する場合は、主礼拝堂まで一緒に
回廊の横を歩いて、そこで上がってもらい
1周して、再び主礼拝堂が見えたら降りてきてもらう
とわかりやすかったと思いました。
ここで回廊の外側に出て、最後に立像に
手を合わせて参拝は終わりです。
まとめ
今回、たまたま記事を書いた直後に、ナコンパトム県に
ある別のお寺に行き、このお寺に寄ることができたので
自分が書いた歩き方通りに歩いてみました。
前回の訪問は、一人で行き、回廊の外側の仏像もみて、
午前9時半くらいから11時半すぎまで
滞在時間は約2時間。
今回は、三人で行き、回廊の外側の仏像はみて
いませんが、前回は行っていない神社や洞窟内の祠、
博物館などもみました。
午後1時半くらいから3時半くらいと滞在時間は
同じく2時間くらい。
1日ですべてを見ようとすると3時間以上はかかると
思います。
店内に休憩所やエアコンのきいている場所はありません。
日陰も回廊の内側くらいです。
暑いので、日射病や熱射病などに気をつけて
参拝、お寺巡りを楽しんでいただければよいと思います。
最後に、車に乗る前に見かけた駐車場わきにあった
菩提樹です。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi