タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

44番 対岸に見えるのはオランダ村?よく見るとやっぱりお寺(前編)

ワット・ニウェートタンマプラワット アユタヤー

 

サワディーカー。

@yayoiです。

 

海外に出て20年以上経つ友人と15年以上経つ私が

出掛けると、たまにもう日本に存在しているのか

廃墟となっているのかわからない建物や

テーマパークが思わず口からでることがあります。

このお寺に向かった私達、

対岸からこのお寺の様子をみた時の一言は、

ハウステンポスならぬ “ あれはオランダ村??? “

 

そのくらい、お寺に来たのではなく

どちらかというと、これから

テーマパークに向かうような気分になる、

そんなたたずまいのお寺が今回のお寺です。

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ズームして撮ってみたら、

確かにお坊さんのお姿を発見!

やっぱりお寺です。

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ワット・二ウェートタンマプラワットの歩き方

 

このお寺の立地をGoogle Mapで見てみると、

チャオプラヤー川にある細長い中洲の中に

建てられていることがわかります。

 

中洲は下の方が尖った縦に細長い三角形の

様な形をしています。そして、

対岸にはバーンパイン宮殿があります。

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そこで、お寺をいくつかのゾーンにわけて

歩こうと思います。

細長い中洲に建てられたお寺は

4つのゾーンに分けることができます。

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このお寺は、KingRamaⅤが

1878年にバーンパイン宮殿の対岸に、

西洋の礼拝堂に似せて建てたお寺です。

お寺の名前になっている

ニウェート(นิเวศ)とは

邸宅、王宮などの意味があります。

 

今回の前編では、お寺へのアプローチと

Aゾーン、Bゾーンを歩きます。

 

 

川の中州にあるお寺へのアプローチ

 

バーンパイン宮殿の

手前に、中洲に渡るための

ケーブル乗り場があります。

お寺へ行くときはこの駐車場に車をとめ、

ケーブルで渡る以外、

お寺へ行く方法はありません。

 

ケーブル乗り場への入り口です。

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入って行くと乗り場は2か所にあります。

この写真は、宮殿に近い方の、

入って右手側のケーブル乗り場です。

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対岸の乗り場がすぐ目の前に見えています。

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左の方を見ると行き来している

ケーブルが見えます。

この時間は入って左の方の乗り場の方だけで

運行しているようです。

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ということで、そちらに向かいます。

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見渡すと、先ほどの地図で下の方になる

三角形の尖った部分には灯台があります。

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向こうからお坊さんたちがお乗りになった

ケーブルが来るのが見えます。

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私達も乗り込んでケーブルは出発。

静かにあっという間に対岸に着きます。

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降りて来たケーブルの乗り場を

下から撮りました。

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ケーブルはいわゆる無料で、

寄付の箱があります。

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この乗り(降り)場を後にすると、

のどかな風景が広がります。

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こちらは僧房の様です。

素晴らしい僧房を眺めながら

息子をこのお寺で出家させたいねと

友人とそんな話をしながら先に進みます。

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布薩堂はもう少し先です。

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ようやく布薩堂の後ろ側が見えてきました。

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入口は反対側です。

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Aゾーンの周囲を歩く

 

まずは、Aゾーンとしたところですが、

ここは僧房で一般の人は入れません。

そこでちょっと外から写真を

撮るだけです。

 

ここからが僧房です。

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入口の様子です。

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ケーブルを降りて歩いて来た時に

左手側に垣間見える僧房の様子です。

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たまに窓が開いているところもありました。

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ヨーロッパ調の建物が並ぶBゾーンを歩く

 

 

次にBゾーンとしたところは、

博物館やダムロン親王の邸宅や

ヨーロッパ調の建物が並ぶ場所です。

僧房を過ぎたあたりに入り口があります。

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この辺りの建物を対岸から見て、テーマパークの

様に見えたのだと思います。

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様々な建物が並びます。

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そして、ひときわ目をひくこの建物は

ダムロン親王の邸宅となっています。

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1883年にKingRamaⅤの命で、王族として

初めてこのお寺で出家されたダムロン親王が

お住まいになった建物。

 

もとは住職のための僧房として

建てられましたが、小さいとのことで

王族が出家されるときの

お住まいとして使われるようになった

建物だそうです。

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そして、もう1つ。

ダムロン親王の邸宅と布薩堂の間に

建っている建物があります。

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平屋建てのこの建物は

もとは大講堂として作られ、現在は

KingRamaⅤの博物館となっています。

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布薩堂の裏手にあり、

窓に布薩堂が写っています。

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この建物を裏側から撮りました。

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そこにはKingRamaⅤの師である

Palad Sa-ngiam氏のメモリアルもあります。

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そして、このゾーンで見かけた印象的な

もう1つは、沙羅双樹の木。

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次は布薩堂周りのCゾーンへを

歩く中編の記事へと続きます。

 

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi