ワット・タンマピラタラ―ム バンコク
サワディーカー。
@yayoiです。
バンコクには青果をメインに扱う
オートーコー市場というのがあり、
野菜や果物は近所のスーパーなどより
新鮮でおいしいのですが、
自宅からは離れているので
年に数回しか行きません。
長年のタイ人の友達は、意外にも
オートーコー市場に行ったことがない
というので、もう一人友人を誘って
三人で一緒に行こうということになり、
その前にその近くで寄れそうな
お寺も…ということで訪れたのが
今回のお寺です。
目立つようなお寺ではありませんが、
壁画は見ごたえがあり、
お坊さんの優しさに触れることができた
心温まるお寺でした。
お寺の敷地を見渡す
このお寺は敷地自体が大きい方では
ありません。
簡単な案内図を作りました。
1757年ころに建てられたお寺で、
建てた人のことはよくわからない
そうですが、当時から
お寺の呼び名はいろいろあった様です。
まずは、ワット・ソーンピーノーン
(วัดสองพี่น้องピーノーンは
二人の兄弟の意)
このことから、兄弟二人が建てた
お寺ではないかと推測されています。
ワット・シーイェーク(วัดสี่แยก
シーイェークは交差点の意)
KingRamaⅤはこの辺りにも
運河を増やしたようです。
GoogleMapで見ると今でも運河が交差
した中にお寺があります。
そして、ワット・サパーンスーン
(วัดสะพานสูงサパーンスーンは高い橋の意)
といわれるようになったのは、
お寺にお出ましになった
KingRamaⅤが、このお寺は
高い橋があるのが特徴だと
言われたからだそうです。
どの橋かはわかりませんが、
今のGoogleMapを見ると
すぐ近くの運河にかかる橋があります。
(photo by googlemap)
そして、今のお寺の呼び方になった
のは、1949年くらいだそうです。
入口はテチャワニット通り沿いに
門があり、通りの向こうには
運河が流れています。
お寺の門です。
門をくぐってから撮りました。
入ってすぐ右手側にあるのは、僧房のようです。
進んでいくと、
すぐ右手側にお堂。その先に菩提樹。
正面に仏塔とお堂。
左手側には大講堂と火葬殿があるのが
伺えます。
左手側の大講堂です。
その奥に火葬殿があります。
布薩堂を参拝する
入って行って正面には布薩堂と
その前には仏塔があります。
仏塔は高さ12m。
仏塔の裏手に囲われた布薩堂があります。
この布薩堂は1969年に修復が始まり、
翌年完成したそうです。
入って行くと扉も窓も閉まっています。
お堂の脇を見るとちょっと低いところに結界が
置かれているのが見えます。
結界は1枚です。
お堂を正面に時計回りで
周りを一周することにしました。
布薩堂の裏側まで来ると
裏側の扉も閉まっています。
布薩堂の裏側の破風部分です。
お堂に入れないので戻ろうとしたら…
左手側に赤い祠のようなものがありました。
中には鎮座されたガネーシャ様。
布薩堂正面の仏像を横目でみながら
お堂が開いていないので一旦外にでます。
囲いの外から布薩堂の横側を撮りました。
すると、タイ人の友人がいうには、
開いていないと残念がる私達をみていた
お坊さんがお堂を開けて下さるとのこと…
本当に救ってくださいます。
お坊さんの後をお供させていただきます。
この扉の横に祀られている仏像です。
二躰の仏像が祀られています。
ここから入ると御本尊の台座の横から
入る形になります。
御本尊を見ながらお堂の奥へ進みます。
お坊さんがどんどん窓を開けて下さったので、
私達も入って行って、
左端の奥から撮った布薩堂の中の
全体の様子です。
御本尊はスコータイ時代の仏像だそうですが
どこから招来されてきたかは不明です。
台座からの高さが242cm。
御本尊の後ろに描かれているのは須弥山で
下の方には地獄も描かれています。
とても鮮やかに描かれています。
御本尊を横から撮りました。
布薩堂の天井の様子です。
そしてこちらが、
御本尊がご覧になっている壁画と
まだ閉まっている扉です。
友人と壁画をみながらゆっくり語り合い、
布薩堂をあとにしました。
布薩堂の前の一角を参拝する
布薩堂を出ると、
すぐに観音様の祠があります。
布薩堂をでてから観音様の祠の脇で
ふり返って撮った布薩堂です。
上の写真の左側に半分だけ写っているのが
観音様の祠です。
こちらは2006年に建てられたもの
だそうです。
観音様の祠を正面に右手側には
高僧を祀ったサーラーがあります。
観音様の祠の前のお堂を参拝する
観音様の祠の前にはもう1つ、
お堂があります。
プラ・ウィハーン・
ルアンポー・ウートーンと
呼ばれる仏殿です。
横から撮りました。
入口です。
手前にサーラーがあります。
後ろの扉の中に、
金色に輝く仏像が見えています。
その両横には高僧の像があります。
奥にちょっと階段があり、その上に
お堂の入り口があります。
このお堂も1977年ころに
修復されています。
上にルワンポー・ウートーンと
書いてある扉から中に入ります。
中の様子です。
このお堂の天井部分です。
外からも金色にひときわ輝いて見えた
仏像は、ルワンポー・ウートーンと
呼ばれています。
ウートーン様式の仏像で高さは227㎝。
20躰くらいのたくさんの仏像に
囲まれています。
1974年入安居のころ、この仏殿では
不思議なことが起きました。
この仏像のうちの一つが
涙を流したそうです。
また前方から仏像を眺めます。
仏像の前には仏足石もあります。
そしてこのお堂も壁画が素晴らしいです。
ジャータカというお釈迦様の前世が
描かれた壁画。
これが、ルワンポー・ウートーンが
ご覧になっている部分で、
出入口の上の壁です。
一旦お堂を出て、お堂を正面に見ると
左側にもサーラーがあります。
ここは納骨堂でもあるようで、
仏像やテープ・タンジャイという
ミャンマーの神様なども
祀られています。
仏教の教えもいろいろ書かれています。
ここからお堂の裏側にまわってみました。
破風部分です。
このお堂を出ると
大きな菩提樹があります。
この菩提樹の仏像に手を合わせて
菩提樹を遠目にみながら
今回の参拝は終わりです。
<ワット・タンマピラタラ―ム>
正式名称 วัดธรรมภิรตราม
Wat Thammaphirataram
所在地 ถนนเตชะวณิช
แขวงถนนนครไชยศรี เขตดุสิต
กรุงเทพมหานคร 10300
Techawanit Road,
Thanon Nakhon Chai Si,
Dusit District, Bangkok 10800
GoogleMapで検索すると
Wat Thammaphirataramと
Wat Thammaphirataram (Wat Saphan
Sung)の二か所の表示があります。
布薩堂やお堂などが集まっている辺りは
Wat Thammaphirataramの表示辺りで、
お寺のウェブサイトと同じ住所が
記されているので、上にリンクした
地図はこちらを採用しました。
今回の記事は下記のサイト
watthamma.com
を参考にして書きました。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi