タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

53番 仏教寺院にヒンドゥー教の神々が融合したお寺(後編)

ワット・サマーンラッタナーラーム チャチュンサオ県

 

サワディーカー。

@yayoiです。

 

このお寺は、ピンクのガネーシャが有名で

観光地のようになっていますが、

人が圧倒的に少ない布薩堂まわりでは

しっかりと仏教の行事が行われている

仏教寺院です。

 

敷地が大きいので、ゾーンに分けて

歩き方を考えてみました。

 

前編では、お寺へのアプローチ部分の

オレンジで囲ったゾーン①を歩きました。

www.yayoi-thainootera.net

 

中編では、

仏教寺院ならではの布薩堂周辺の

黄色で囲ったゾーン②を歩きました。

www.yayoi-thainootera.net

 

後編の今回では

ピンクのガネーシャを初めとする

ヒンドゥー教の神々の像が集まる

青で囲ったゾーン③を歩きます。

 

 

 

 

ガネーシャとの時間

 

まずは、大人気の

ピンクのガネーシャ(⑧)です。

色がピンクでかわいいのと寝そべる姿には

お願いごとを託すより、癒しを求めて

自然に人が集まるのではないかと思います。

 

まずは少しずつ近づいていきましょう。

 

近くまで来てゆっくりと眺めていきましょう。

 

 

ガネーシャは右手にハスの花を、

左手に折れた牙を持っています。

 

ノーンサウェイスクというこの形態の

ガネーシャでは大きさはタイ1番。

この形態は、お金に食べ物、

なんでも豊富に持てて

幸せいっぱいであるようにと

いう意味をこめてあるそうです。

 

ガネーシャの下に入れます。

小さなガネーシャが祀られ、お守りなど

お借りできるようになっています。

 

ガネーシャにお願いを伝えてくださる

ムシカネズミさんたち。

 

私は金曜生まれなので、青いネズミさんに

お願いを伝えてもらいます。

 

このガネーシャの近くには、

もう1つなかなか見かけることのない

素晴らしいガネーシャの像があります。

それがこちらの108手ガネーシャ。

中編の記事の中にある、川の近くのサーラーにも

青い色の108手ガネーシャがいらっしゃいました。

 

参拝者が手に握らせるように

お金をお供えしています。

 

後ろから撮りました。

 

横にはブッダが祀られたサーラーも

あります。

 

そして、サーラーの後ろには

ルアンポー・プラターンポン

(หลวงพ่อประทานพร)

という金運と健康を招くという仏像が

祀られています。

 

2019年に参拝したときは

こちらの108手ガネーシャの

色は黒でした。

 

ルアンポー・プラターンポンは

ほんのわずかガネーシャの後ろに

写っていますが、こちらも黒でした。

 

ガネーシャが眺めているバーンパコン川。

 

その前に上に龍がのったお堂があります。

写真では左端に小さく写っています。

 

他の写真からトリミングしてみました。

お堂を横から撮ったものです。

 

このお堂はガネーシャのお堂で、

ここには観光客はおらず、

タイ人がタンブン(徳を積む)をしています。

 

祀られてたガネーシャに

たくさんの金が貼られています。

 

雨季の終わりに訪れてみたら

お堂の近くにバーンパコン川の水が

迫っていてちょっと怖かったです。

 

金色ネズミと金を貼られたネズミ。

 

さて、ガネーシャとの時間を満喫したら

次のところへ移動します。

 

 

観音様をめざして

 

ガネーシャを背に川を左手に見ながら

大きな像をめざして歩きます。

 

歩いて行くと、右手側の洞窟の様な所に仙人や

クマーン(童子)などが祀ってあります。

 

そこを通り越すと、前方には食堂が集まった

サーラーがでてきます。

 

ここを抜けると、右手側には

大きな観音様の像(➈)があります。

 

タイで最も大きい観音像です。

左手に子供をのせていて

子宝を願う人がよく参拝すると

いわれています。

 

その観音像の正面で、川の前には

中華の祠があります。

 

祠の横にはナーガの像。

 

そして観音様の隣には神社(⑩)があります。

 

 

観音様とブラフマー神に囲まれた神社

 

神社の正面です。

 

中には観音様が祀られています。

 

 

最後はブラフマー神に参拝

 

神社のさらに奥にはブラフマー神の

大きな像があります。

 

近寄って行きます。

 

像のすぐ真下に見えますが、

真横にサーラーがあって

ブラフマー神や仙人が祀られています。

 

ブラフマー神です。

 

真下から撮ると逆光で

お顔が暗くなってしまいます。

 

ハスの花の上に片足を

のせていらっしゃいます。

 

4つのお顔と4本の腕をもつ

ブラフマー神ですが、この像は腕が

左右それぞれに4本ずつあるようです。

 

向かって右手の4本には数珠、

ヴェーダ、ほら貝などが見え、

向かって左手には水瓶や

こん棒のようなものも見えます。

 

ブラフマー神まで行くと

このお寺をほぼ歩いたように

思えますが、もう1か所。

一旦、観音様のところまでもどります。

 

上の写真の神社と逆側、

つまり観音様の向かって

右手側に小さな道があり、

ガネーシャの前を通らず

市場の方に抜けることができます。

 

そこにもいろいろな神様が

祀られています。

 

小僧さんたちもいます。

 

最後になりますが、

ワット・サマーンラッタナーラームの

ソンクラーン(お正月)の仏像です。

ソンクラーンの前、4月の初めに行くと

参拝できます。

 

 

<ワット・サマーンラッタナーラーム>

 

正式名称 วัดสมานรัตนาราม

     ワット・サマーンラッタナーラーム

 

所在地 ถนน องค์การบริหารส่วนตำบล

    ฉะเชิงเทรา 2012

    ตำบล ก้อนแก้ว

    อำเภอเมืองฉะเชิงเทรา

    ฉะเชิงเทรา 24000

    Thanon O Bo To

    Chachoengsao 2012,

    Kon Kaeo,

    Mueang Chachoengsao

    District, Chachoengsao 24000 

 

 

 

ガネーシャ三昧の時間はいかが?

 

さて、今回このお寺で

どれだけたくさんのガネーシャに

出逢ったでしょうか。

ガネーシャ三昧の時間はいかがですか。

私の写真の中だけでも

17体のガネーシャに出逢えます。

 

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi