タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

54番 火葬のために移動を余儀なくされたお寺

ワット・ゲーウジェムファー バンコク

 

サワディーカー。

@yayoiです。

 

タイで通っていたタイ語学校の前に

いつも行っていたお寺は、このブログの

第1番のワット・フワランポーンでした。

 

このお寺は、ラーマ4世通りとシープラヤー通りが

交わるところの角にあるのですが、

ある日いつもの様に学校に行く前に参拝して

学校へと向かう直前、そういえば

もう10年近くこのお寺に来ているのに、

お寺の角を曲がった通りには行ったことがない

ということに突然気づきました。

 

このお寺の角を曲がった通りには何があるのだろうと

気になり、急遽授業を休んで行って

みることにしました。

 

その通りとは、上の写真の右側に見える

細い通り、シープラヤー通りです。

GoogleMapで検索したら、この通りで

行かれそうなお寺が2か所ありました。

まず行ってみたお寺が

今回のワット・ゲーウジェムファーです。

 

シープラヤー通りをチャオプラヤー川に向かって歩いて行き、

通りの反対側から

見かけたお寺の様子です。

細い通りですが、結構、交通量はあります。

 

お寺の入り口です。

 

この入り口の横にあるお寺の門ですが、こちらからは

入れないようになっています。

 

 

 

 

KingRamaⅤに合掌し、お寺の歴史を知る

 

ここから入って行きます。

 

入るとすぐ左手に小さな祠があるので

前にまわってみます。

 

お寺の方に向かって、KingRamaⅤの

坐像が祀ってあります。

 

合掌してこの入り口を抜けたところです。

写真の左側のサーラー部分です。

でてから振り返って撮りました。

 

ここを抜けると、写真は撮っていませんが

すぐに火葬殿があります。

火葬が今回のお寺の歴史の1つでもあります。

 

というのも、このお寺は、もとは

チャオプラヤー川沿いの、現在では

Royal Orchid Sheraton Hotel & Towersのある

辺りに建っていたそうです。

 

火葬や川へ散骨するためにも大切なお寺でしたが、

川沿いが開発され、商業施設ができ、周辺に

外国人が住むようになったため

参拝する人が減り、そのうえ

外国人が火葬のにおいを訴えたため、

1907年に今の場所に新しく建てられました。

 

お寺の名前もどのようにつけられたか詳しい経緯は

わかりませんが、建てた人の名前にちなんだものでは

ないようです。

 

下の地図で見てもわかるように、以前お寺のあった場所

(現在はRoyal Orchid Sheraton Hotel & Towers)と

今のお寺のある場所は約850mくらいの距離です。

 

 

まずは布薩堂を参拝

 

布薩堂へはこちらの内門を

入ります。

 

お堂の前は曜日の仏像などが祀られています。

 

布薩堂をちょっと離れたところから撮りました。

 

布薩堂を前方から撮りました。

 

破風部分です。

 

その下にナーガを持っているのは

ガルーダに見えます。

 

布薩堂へ上がる入り口の左右には

高僧の像が祀られています。

 

布薩堂へ出入りする2つの扉の間には

仏像が祀られ、その下に結界が見えます。

 

入り口から撮ったお堂内の様子です。

 

穏やかなお顔のご本尊です。

 

背後には菩提樹が描かれ、瞑想されている姿に

こちらの気持ちも静まっていきます。

 

大理石の台座に座っていらっしゃいます。

 

お堂内の壁には、

ブッダの一生が描かれています。

ブッダの誕生や説法の場面です。

 

ご本尊がご覧になっている部分の

壁画です。

 

参拝を終えて、外に出ます。

 

 

寝釈迦仏を参拝する

 

この布薩堂のすぐ横にはもう1つお堂があります。

 

手前の入り口から入ります。

 

寝釈迦仏が祀られていました。

 

足が揃っていないので、お休みになっている

ブッダの様にも見えますが…

 

寝釈迦仏の頭の方に描かれた木は

沙羅双樹であるならば、涅槃に入られる前の

ブッダかもしれません。

 

頭の方から撮りました。

 

参拝を終え、お堂を出ます。

 

 

仏塔を参拝する

 

布薩堂と寝釈迦仏のお堂の入り口の前には

仏塔があります。

こちらの入り口は、納骨堂になっているようですが、

仏塔を参拝することができます。

 

中には仏足石がありました。

 

参拝したお堂を遠くから眺めて

これで今回の参拝は終わりになります。

 

そして参拝後は、以前記事にした

ワット・マハープルッタラームを

参拝して、学校へは午後から行ったのでした。

www.yayoi-thainootera.net

 

 

<ワット・ゲーウジェムファー>

 

正式名称  วัดแก้วแจ่มฟ้า

       Wat Kaewjamfa

 

所在地  476 ถนน สี่พระยา แขวงมหาพฤฒาราม

                   เขตบางรัก กรุงเทพมหานคร 10500

           476 Si Phraya Rd, Maha Phruttharam,

                   Bang Rak, Bangkok 10500 

 

 

今回の記事は下記のサイト

https://www.kaewjamfa.org/

参考にして書きました。

 

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi