タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

発見がおもしろい!タイの寺院の庭(後編)

タイの寺院お庭樹木研究 Ⅸ

 

サワディーカー。

Luna(流転那)です。

 

タイまたは仏教に関連のある樹木やタイのお庭を

散歩しながら研究するシリーズの9回目で、

今回がシリーズ最終回となります。

 

前編では

タイの寺院内や街中を歩きながら、

お堂や仏像以外にも

いろいろな発見をしてみようということで、

お寺にお供えする花や花環、

ぼんさいや葉の剪定にフォーカスしてみました。

www.yayoi-thainootera.net

 

後編記事では、その続きと

これまでとりあげた樹木のまとめをしようと

思います。

 

 

 

 

タイのお寺で見かける架空の樹木

 

今回のシリーズでは、タイのお寺のお庭や

寺院内で見かける樹木にフォーカスして

進めてきましたが、

あと2つ、寺院内で見かける樹木の中に

実際に自然には存在しない

架空の樹木があります。

 

それは、地獄寺にあるトゲの木と、

マッカリーポンの木です。

 

地獄寺のトゲの木

タイには地獄寺と呼ばれる、立体で

地獄を表現したお寺があります。

 

バンコク内では見かけないように思いますが、

バンコクから行きやすいのは、

東へ100Kmくらいのチョンブリー県に

あるワット・セーンスックなどがあります。

 

このような地獄寺で見かける木に

トゲの木があります。

 

地獄は、罪によってどの地獄に堕ちるか

定められているそうですが、

これはトゲの木地獄(ローハシムパリーナロック

โลหสิมพลีนรก)といって、

他人の妻に性的な過ちを犯す、

または夫を裏切った者たちが、トゲの木に

男女交互に登らされる木です。

 

交互に木に登らされるので、

ともに出会うことはないのです。

 

木の上には、ハゲワシのような鳥がいて、

根元では、犬がいて追い立てます。

 

マッカリーポンの木

もう1つは、マッカリーポンの木です。

マッカリーポンとは、

ヒマパーンの森の中の果実で、

女性の形をしたものです。

 

そもそもヒマパーンの森というのは、

須弥山のふもとの神話上の森といわれるものです。

須弥山は、もとは古代インドの宇宙観で、

須弥世界の中心にある高山を表わすものです。

 

そのふもとの森には、裸体の美少女が

果実として髪の毛で枝からぶらさがっていて、

7日間たつと腐ってしまうと言う伝説があります。

 

ミュージアムサヤームのタイの信仰についての

展示室に展示されているマッカリーポンです。

 

ラヨーン県にあるお寺、

ワット・ナムトックタンマロットには

マッカリーポンの木があります。

 

7日間経って腐ってしまった姿でしょうか。

 

バンコク国立博物館の中央宮殿の

展示室から、中庭に出る扉にも

マッカリーポンが描かれています。

 

演劇や楽器に関するものが

展示されている展示室605には

扉が2つありますが、

展示室607に近い方の出入り口の

となりに、中庭に出る扉があります。

 

その扉の右手側の方に描かれています。

 

扉の左手側の方には

また違う絵が描かれています。

 

 

タイのお寺のランプ

 

上の写真は、ワット・フアイプラーカンの

美しい純白の観音像と純白のランプです。

ランプと撮ろうとしたら、巨大な

観音像が一緒に写りました。

 

このお寺について以前私が書いた記事です。

www.yayoi-thainootera.net

 

タイのお寺で街灯として置かれているものに、

鳳凰がもっているランプがあります。

 

きれいなので、気づいたときに

撮りためたものをいくつか載せてみます。

 

天人が持っているのは珍しいかも

しれません。

 

でもお堂の入り口付近には、

鳳凰よりもむしろ天人などが持っている

ような気がします。

 

その他にも寺院内で見かけた

美しいデザインのランプです。

 

お寺のみならず、タイの街中の街灯は

見ていて美しいデザインのものが多いです。

 

車の中から見かけるとあわてて撮るので、

あまりいい写真が撮れていませんが、

撮りためた街灯や道路標示などのおもしろいものを、

地方、県ごとに載せているページがあります。

こちらのページ経由で併せてご訪問ください。

www.yayoi-thainootera.net

 

 

タイの寺院内を走る乗り物

 

お寺の中を見ていると

とにかくおもしろいのですが、

お寺の中で見かけるタイらしいものをもう1つ。

 

お寺の中は、基本歩きが一般的ですが、

寺院によっては、敷地が広いので、

僧侶のため、参拝客もための

乗り物があったりします。

 

広い敷地での参拝客の送迎カート

 

タイらしさを感じるアイスを売り歩く車

 

よく見かけるデザインがおもしろいトゥクトゥク

 

僧侶たちも様々な乗り物で

移動されています。

 

 

タイの樹木まとめ

 

これで発見探索は終わりになり、

今回のシリーズで扱った樹木一覧です。

 

下記は、その中で特にタイや仏教に

関連が深いと思うものです。

樹木名をクリックすると、その記事に

アクセスできます。

 

タイの国花 ゴールデンシャワー

 

仏教に関連のある樹木

 釈尊生誕の木 アショーカ樹

 初めての瞑想の木 ジャンプー樹

 乳粥の木 バンヤン樹  

 一般的にバニヤンツリーと呼ばれる木

 悟りの木 アシュバッタ樹クシャ草

 日本に伝わった菩提樹

 暴風雨から守ってくれたムチャリンダの木

 鹿野苑にちなんで、モモタマナの木

 弟子と共に過ごす竹林マンゴー園

  七葉樹の洞窟・インドセンダンの木

 入滅の木 沙羅双樹

 タイで植えられているサーラー樹

 

その他

 タキアンの木

    ジャームジュリーの木

 サトゥーの木

 バナナの木

 タマリンドの木

 釈迦頭の木

 

最後に、暑い中お寺巡りをしていると、

どんなにお寺が好きでも疲れが

出てくるものですが、

そのような時にタイのお寺の階段やお庭の片隅で

みかけた、なんだか癒された子たちです。

 

タイのお寺を歩きながら、お堂や仏像以外に

タイらしさを感じるものや

仏教に関連ある樹木に思いをはせ、

タイの伝統的な建物がある場所で庭や

美しい緑の木々をいろいろ眺めてきた、

この「タイの寺院お庭樹木研究シリーズ」は

これで終わりです。

 

おつきあいいただき、ありがとうございました。

Luna(流転那)