タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

67番 高速道路から遠目に見える小さなお寺(前編)

ワット・タッサナールン バンコク

 

サワディーカー。

Luna(流転那)です。

 

高速道路を通るときに窓から遠目に見えて、

気になっていたお寺を参拝する日。

門の前に立った時の私は、

TVやSNS上の人物がリアルに

目の前にいるかのような

不思議なワクワク感があります。

 

このお寺もそんなお寺の1つでした。

 

 

 

 

お寺の歴史とお寺へのアプローチ

 

細い道を抜けて小さな橋を渡ります。

 

渡ると右側に見えてくるのは、

お寺の門かと思ったら、布薩堂の破風部分。

 

そしてその手前に見えるお寺の門です。

 

このお寺の歴史を探ってみると、

いつお寺が建てられたのかを

はっきりと記された

文書は見つかっていないそうです。

 

お寺の元の名は、ワット・タパーン

(วัดตะพาน)といい、

地域の長老たちによれば、

お寺を作った時に植える菩提樹の

年輪が150年位は経っていて、

推定して、1966年位では

ないかと言われています。

 

門をくぐり、お寺の中へと

入って行きます。

 

お寺の創建を推定する菩提樹がこちらです。

門のすぐ後ろにあります。

 

 

寺院内の構造

 

寺院内の敷地で参拝できるところは

道路から近いところに

かたまって建てられていて、

歩きやすいお寺です。

地図を作ってみました。

緑色に塗りつぶしたところが

今回参拝したお堂です。

 

門は布薩堂をはさむような形で2つあり、

それぞれ、奥に向かって1本の通路が

通っています。

 

まず、布薩堂を正面に、

向かって右側にある門(門①)です。

門の後ろにある菩提樹の葉が、ほんのすこし

門の左上にかかっています。

 

門をくぐり、奥へと進むと左右にお堂がある

というか、ぴっちりと隙間なく建物が建てられていて、

建物によっては前後左右の建物と

くっついているように見えます。

 

横に繋がっているものの区切られていて、

出入口だけがそれぞれ通路に

向かって作られているような造りに見えます。

 

左手側には、奥まったところに参拝のためのサーラー、

その次は大きなブッダの坐像のあるお堂、そしてまた

儀式に使うようなサーラーがならんでいます。

また建物と建物の間に仏像が置かれています。

 

左手側1番奥の建物です。

 

一方、右手側も同じように

サーラーや仏殿などが並んでいます。

 

右手側1番奥の建物です。

 

この正面には火葬殿と、

その後方にはこの辺りで比較的高い建物である

センチュリーパークホテルが見えています。

 

火葬殿を前にみて、左手に伸びる

上に屋根のある通路(地図上の③)があります。

その通路から見える、火葬殿の横に位置する

お堂です。

この通路には写真に写っているようにバイクや

他には車なども駐車されています。

 

その通路を抜けると右手奥にも

まだまだお堂が見えたり、

先ほども見えたホテルが

見えています。

 

通路をぬけると目の前には

門②から伸びてくる通路があり、

通路の向こうには

僧房の建物が横に広がり、その

中央辺りに鐘楼があります。

 

通路に出て、門に向かって立つと、右手側にあるのが

僧房や鐘楼で、一方、左手側にあるのが

二階建ての布薩堂です。

 

通路の先は道路なので、出入りのための

もう1つのお寺の門(門②)があります。

造りは門①と同じです。

 

 

お寺の名前を知るためのもう1つのお寺の歴史

 

このお寺のもう1つの

歴史を知るのに、

右手側にあるお堂の前に立っている

お寺の案内表示板をみてみます。

 

これによると、この地が、初めてお寺として

認可された年は、お寺の発行物によれば

1822年だそうです。

 

また、1番上に記されているお寺の名前の

横に、( )で括られているお寺の名前が

あります。

 

( )の中には、このお寺の初めの名前である

ワット・タパーン(วัดตะพาน)と

書かれていて、表示板にはなぜその名が

ついたのかがいくつか記されていて、

所説あるようです。

 

まずは、財を寄付してここにお寺を

建てた方の功徳として、ワット・ターパーン

(วัดตาผ่าน)という名がつけられたが、

それが次第にワット・タパーン(วัดตะพาน)に

なったのではないか。

 

次は、パーン(ผ่าน)とは通り過ぎるなどの

意味を持つ言葉なのですが、

この辺りを掘ったら象の骨が

出てきたそうで、道を通り過ぎたのは、

象のキャンプにいく象の群れではないか。

 

Googlemapでみると

このお寺と、現在はBTSの駅になっている

バーンタップチャーン(บ้านทับช้าง バーンは家、

タップはキャンプ、チャーンは象を意味します)

までは、ほぼ1本道。

昔の道路事情は不明ですが、

象が通り過ぎて行ったところにお寺があって、

象使い達が参拝することもあったかも

しれない、と想像が膨らみました。

そこから由来した名前なら興味深い説です。

 

もう1つは、付近を流れる運河の橋が

お寺の敷地の近くにあって、ワット・サパーン

(วัดสะพาน サパーンは橋を意味します)が

ワット・タパーンになった。

などが記載されていました。

 

そして、現在の名前になったのは、

王族になった女性が、布薩堂、

お堂や僧房などを修復され、

その方がワット・タッサナルーンと

お寺の名前を変えられたそうです。

 

続きます。

Luna(流転那)