
タイの寺院仏像研究 Ⅲ
サワディーカー。
Luna(流転那)です。
前編では、
ワット・ベンジャマポピットの
回廊を歩くように
祀られている52体の仏像を
眺めていきました。
後編では、仏像のスタイルや
形態を眺めていきます。
スタイル別にみる52体の仏像
この回廊内の52体は、
タイのスタイルと
タイ以外の国のスタイルの仏像が
混ざっています。
仏像の様式や国で分類してみました。
大まかに時代の古いスタイルから
並べてみます。
タイのスタイル
ドヴァラヴァティー様式 2体

ロッブリー様式 7体


ハリプンチャイ様式 1体

チェンセーン様式 12体



スコータイ様式 6体


アユタヤ様式 8体


ウートーン様式 4体

クメール様式 2体
1つはロッブリー時代のクメール様式で
もう1つはトンブリーのお寺で発掘された
クメール様式のようです。

タイ以外の国のスタイル
日本スタイル 3体

ミャンマースタイル 3体

インド、グプタ、ガンダーラスタイル 3体

Sino-Thaiスタイル 1体

形態別にみる52体の仏像
次はこちらの52体を
仏像の形態で分類してみました。
大きく分けると、坐像、立像、遊行仏の
3つを、もう少し細かく分けました。
*タイでは生まれ年や生まれ月、
生まれた曜日にそれぞれ参拝する
ための仏像の形態があるので、
それもあわせて記してあります。
クリックすると詳しい記事に
アクセスします。
遊行仏
遊行仏(Walking Buddha) 3体
「11月生まれの仏像」です。

立像
立像(Calming the ocean)8体
別名 Stopping the floodは、
2つある「月曜日の仏像」の
うちの1つです。


立像 (Forbidding his relatives
to fight one another) 7体
別名 Stopping the floodは、
もう1つの「月曜日の仏像」です。
また、「丑年生まれの仏像」でもあります。


立像 (Teaching)4体

坐像
坐像(瞑想 結跏趺坐)11体
一般的にタイで、「全曜日の仏像」と
されています。
結跏趺坐と呼ばれる仏教において最も
尊い座り方の形態です。



坐像(瞑想 半跏趺坐)11体
タイで、こちらも「全曜日の仏像」と
されています。
また、「6月生まれの仏像」です。
タイのお寺のご本尊や仏殿に祀られている
仏像はこの形態が多いです。


坐像(瞑想)2体
タイで、「木曜日の仏像」と
されています。

特徴のある仏像
形態に特徴のある
仏像を分類しました。
坐像(Invoking victory)

坐像(苦行)

坐像(雨乞いの儀式)

立像(Blessing)
「未年生まれの仏像」です。

形態が明記されていない仏像
インドと日本の仏像 4体

タイのハリプンチャイスタイル 1体

鐘の音が聴こえる回廊にて
ギャラリーを歩くように
回廊の仏像を眺めてみました。
暑いタイで、
涼しげな鐘の音を遠くに聴きながら
冷たい大理石の回廊を歩き、
仏像を眺めるのは…
贅沢な時間だと思います。
最後は広場内から撮った
回廊内北側の様子です。
涼しげな鐘の音が聴こえるでしょうか。

お読みいただきありがとうございました。
Luna(流転那)


