
タイの寺院仏像研究 Ⅳ
サワディーカー。
Luna(流転那)です。
今回は、スワンナプーム空港に
近い距離にあるお寺、
ワット・グラトゥムスアプラーの
中にある博物館の中の仏像の
形態を眺めています。
前回は、仏像43番から55番まで眺め、
再び博物館の奥につきました。
後方には、入ってきた出入り口の扉と
対称に、閉められている扉もありますが
3か所の扉があります。

後方にある中央の扉の前には玉座(地図上の⑧)が
置いてありました。

前回の記事はこちらです。
まずは部屋の後方から前方へ
仏像を眺めながら歩きます。

56番から最後の81番までは
仏像の置き方が今までと違い、
番号順ではないところが一部あります。
56番からの仏像4体
56番 ปางชี้อสุภ
Pointing a corpse Posture

右手は腰の上まであげて、手の指はまっすぐ
前を向けて指さす形態。
*指を指しているのは高級売春婦の死体で、
生きている間はだれもが欲しがったものが、
死体となってはその身体を受け取る人すらいないという
諸行無常を説いた。
57番 ปางสนเข็ม
Threading a needle Posture

坐禅を組み、両手は胸の前に上げ、
左手は針をつかみ、右手は糸をつまんで
針を通す形態。
*僧衣は自分たちで助け合いながら
作った。
59番 ปางปฐมบัญญัติ
First Vinaya Posture

坐禅を組み、両手を少し持ち上げ
掌を自分の方に向ける形態。
*末永く仏教を維持するための戒律を
保護する。
79番 ปางทรงพยากรณ์
Making a Prophecy

右手を下にして横になり頭を枕にのせ、
左手は身体の左側に沿わせ、右手は下から腹部に
斜めにおく形態。
*アーナンダが阿羅漢の境地に達するだろうと
予言した。
61番から66番の仏像
61番 ปางประทานพร (แบบยืน)
Blessing Posture (Standing position)

右手を胸元に上げ、手のひらを前に差し出し、
左手をまげて、手のひらを前に広げる形態。
*ブッダが8つの供物を捧げた女性信徒に
8つの恩恵を与えた。
62番 ปางประทานอภัย (แบบนั่ง)
Granting pardon Posture (sitting position)

坐禅を組み、両手を胸の前まで上げる形態。
63番 ปางประทานอภัย (แบบยืน)
Granting pardon Posture (standing position)

右手を胸元に上げ、手のひらを前に差し出し、
左手を垂らし、手のひらを前に広げる形態。
64番 ปางโปรดสัตว์
Preaching Living Creatures Posture

生き物に説法をする形態。
65番 ปางโปรดพญาชมพูบดี (ปางทรงเครี่อง)
Preaching to King Jambupati

坐禅を組み、左手はひざの上に上向きにおき、
右手は脛の上にふせておく。王族の衣をつけた形態。
*Jambupati(君主の名前)に説法する。
66番 ปางป่าเลไลย์
Retreat in the Forest Posture


岩の上に座り、両足はハスの花の上におく。
左手はふせてひざの上におき、
右手は上向きにしてひざの上において供え物を
受け取る姿勢。
左側に水筒をもった野生の象。右側に蜂の巣をもった
猿がいます。
67番からの仏像3体
あと3体で、前方扉の方に
もどりますが、69番の仏像は、
70番の仏像と背中合わせのところに
置かれています。
67番 ปางโปรดอสุรินทราหู
Preaching to Asura Rahu Posture

右腕を枕に横になり、左腕は身体に沿うような
形態。
68番 ปางประทับเหนือพนัวสลบดี
The Buddha is on the Banaspati
(Panatsabodi) Posture


パナッサバディーという神話上の
動物の上に乗っている形態。
70番 ปางโปรดอาฬวกยักษ์
Preaching to Yakkha Alavaka Posture

坐禅を組み、左手は足の上に上向きにおき、
右手は胸の前で指をつまむ形態。
続きます。
お読みいただきありがとうございました。
Luna(流転那)


