
タイの寺院仏像研究 Ⅳ
サワディーカー。
Luna(流転那)です。
今回は、スワンナプーム空港に
近い距離にあるお寺、
ワット・グラトゥムスアプラーの
中にある博物館の中の仏像の
形態を眺めています。
前回の記事はこちらです。
69番からの仏像3体
いよいよ最後のラインになります。


70番の仏像と背中合わせに69番の
仏像が置かれています。
ここから眺めて再び部屋の奥へと
歩きます。
69番 ปางโปรดพกาพรหม
Preaching to Baka Brahma Posture

牛の背中に乗るブラフマー神の頭の
上に立つ形態。
71番 ปางโปรดอนคุลิมาล
Preaching to Angulimala Posture

左手を身体に沿ってさげ、右手は胸の前にあげ
掌を立て、胸の方に向ける形態。
*師の妻との不貞を疑われたアングリマーラは、
師から命じられた通り、100人(1000人など諸説あり)を
殺して切った指で首飾りを作るという修行をし、最後の
1人の直前に出家し仏弟子となる。
72番 ปางโปรดช้างนฬาติริ
Taming the wild elephant Nalagiri Posture

左手は身体の横にさげ、右手は
腰のあたりにまであげて、掌はふせて象の
頭をなでる形態。
*象のナラキリをなでる。
73番から78番の仏像
73番 ปางประดู่ลาย
A handful of Simsapa Leaves Posture


シムサパの葉をもつ形態。
*手の中の1枚の葉は森の中の
木々の葉に比べればほんのわずか。
それは、ブッダの教えはブッダが得たものの
ほんの一部に過ぎないことと似ていると説いた。
74番 ปางทรงพิจาราณาชราธรรม
Considering old Age Posture

坐禅を組み、両方の手をふせて膝の上におく
形態。
*自然に年老いていくということは普通の
ことであると説く。
75番 ปางโคฬาริกนิมิต
Expounding on Omens (Having Foresight) Posture

坐禅を組み、右手は脛の上におき、
左手は胸の前にあげる形態。
*前兆を示す。
76番 ปางปลงอายุสังขาร
Resolving to enter Nirvana Posture

坐禅を組み、左手は脛の上におき、
右手は胸に押し付ける形態。
*涅槃に入ることを決意する。
77番 ปางนาคาวโลก
Bidding Farewell to Vaisali


右手は身体に沿ってさげ、
左手は身体の前において左側に顔を向ける形態。
*ヴァイサリーの村に別れを告げる。
78番 ปางทรงรับอุทกัง
Receiving Water

坐禅を組み、左手は足の上に上向きにおき、
右手は水を飲むために鉢を受け取る形態。
*チュンダからの供え物を食べ、体調を
くずし、アーナンダが持ってきた水を受け取る。
60番58番の仏像
この2体は、背中合わせになっている
59番79番と入れ替わっていて、
仏像が番号不規則に並んでいます。
78番の仏像の隣には、60番の仏像が
置かれています。
60番 ปางประทานพร (แบบนั่ง)
Blessing Posture (sitting position)

坐禅を組み、左手は脛の上に上向きに置いて、
右手はひざの上に上向きに置く形態。
58番 ปางทรงจีวร
Wearing a Monk Robe Posture

座禅を組み、両手で僧衣を持つ
形態。
*僧衣を三枚重ねて着てみたところ、
寒さに耐えられるほど十分な厚みがあることを確認し
僧侶たちに三枚重ねの僧衣の使用を許可した。
いよいよ残すところ2体となりました。
80番81番の仏像
80番 ปางปัจฉมโอวาท
The Buddha Preaching His Last Sermon Posture

右を下にして横になり頭を枕にのせ、
左手は身体の左側に沿わせ、
右手は左肩にあげ指を丸めて
説教をする形態。
81番 ปางปรินิพพาน
Entering Nirvana Posture


右手を下にして横になり頭を枕にのせ、
左手は身体の左側に沿わせ、
右手は上向きにして枕の前の床に
おく形態。
*涅槃に入る。
これで、博物館内の81体の仏像を
眺めることができました。
おつきあいいただき、
ありがとうございます。
今回の記事は、仏像とともに
設置されている表示を主に
参考にして書きました。
記事は後日、前編後編に
編集したいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
Luna(流転那)


