タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

63番 ラーマ8世橋が見える静かなお寺

ワット・カルハボディー トンブリー

 

サワディーカー。

Luna(流転那)です。

 

このお寺は、2015年に

チャオプラヤー川のボートでお寺巡りというのに

参加した時に訪れたお寺の1つです。

船で訪れたので、その時に撮った写真を今回の

カヴァー写真にしました。

 

とても印象的なお寺でしたが、

1日に9か所のお寺を巡るし、大人数なので

参拝はどこでもあわただしく、後に個人的に

ゆっくり参拝したお寺です。

 

 

 

 

仏塔を眺める船からのアプローチ

 

このお寺は、チャオプラヤー川沿いにあります。

 

チャオプラヤー川の船でノンタブリー方面に

向って進み、ラーマ8世をくぐると

左手に仏塔が見えて来ます。

 

船着場と仏塔です。

 

お寺の敷地内から撮った船着場です。

 

こちらが、このお寺で重要な建物で、仏舎利が

治められているという、

プラボロムタートジェーディー

(พระบรมธาตุเจดีย์)という仏塔です。

 

ラーマ8世橋が間近に見えます。

 

 

お寺の歴史と車でのアプローチ

 

このお寺は、KingramaⅢの侍従となった

プラヤー・ラーチャモントリーボリラックと

いう方が、KingramaⅢから家を与えられ

引っ越した際に、

もともとこの辺りに家を持っていたので、

そこにはお寺を建てて、王室寺院として

KingramaⅢに献上したものです。

 

その持っていた家というのは、もとは

スントンプーというタイの詩人の家が

あったところでした。

お寺を献上されたKingramaⅢが

布薩堂にご本尊を安置し、

お寺に名前をつけたそうです。

 

小さな通りを入って行きます。

 

*私は車で行きましたが、細い道が多く

 歩こうとすれば迷いそうなところです。

 また人通りが少なく極端に細い道もあるかと

 思うので、ご注意ください。

 

お寺のアーチがみえてきました。

 

角を曲がります。

 

敷地内のお堂の向こうにラーマ8世橋が見え、

その先はお寺の入り口です。

 

入るとまず見えるのは、仏殿です。

 

 

仏殿を参拝

 

仏殿はチャトラムックというスタイルで、

十字の形の建物です。

 

ちょっと角度を変えて撮りました。

 

建物の破風部分です。

 

数段の階段を上って中に入ります。

 

中に祀られているのは、

ルアンポー・プラプッタセーンカムという

仏像のレプリカです。

 

高僧の像なども祀ってあります。

 

参拝を終えたら、カムペーンゲーウという

布薩堂を囲む塀の中へと入って行きます。

 

この中に入って撮った

先ほど参拝を終えた仏殿です。

カムペーンゲーウをまたぐ形で

建てられています。

 

 

扉の内側には2つのお堂

 

扉から塀の中に入ります。

 

塀の中には右手側に仏殿が、左手側には

布薩堂が並んで建っています。

 

塀の外から撮った、向かって左手側の

布薩堂の様子です。

 

同じく外から撮った右手側の

仏殿です。

 

どちらもKingramaⅢの時代に

建てられたお堂の特徴で、

チョーファーやバイラカーといった

屋根飾りがないタイプの建物です。

 

よく似た作りの建物ですが、

比べてみると屋根の形などが微妙に違い、

興味深いです。

 

破風部分のデザインも違います。

 

 

盆栽に囲まれた仏殿を参拝

 

お堂が2つありますが、

初めに参拝する仏殿の周囲には

結界はなく、盆栽が置かれています。

 

お堂の正面です。

 

こちらはお堂の前に

プラナーン・ジャウジャムテウィーの像が

祀られています。

 

お堂の中の様子です。

 

参拝を終えた仏殿を左手に

布薩堂を右手にして、2つの建物の

中間に立つと、正面には

初めに参拝したルアンポー・セークカムの

大きなレプリカのあるお堂が見えます。

 

 

結界に囲まれた布薩堂を参拝

 

最後は布薩堂を参拝します。

まずは布薩堂を外から眺めます。

布薩堂の正面です。

 

切妻部分には、豊かさの象徴である

ボタンの花が描かれています。

 

布薩堂の周りにある結界です。

 

結界石は2枚あります。

 

お堂を真横から撮ると

後ろ側にラーマ8世橋が見えます。

 

ほんの少しだけ角度を変えて撮りました。

 

お堂の中に入ります。

 

お堂周囲の回廊は、ぐるっと

まわることはできないようです。

 

お堂の入り口です。

 

入ってお堂の後ろ側から撮った

中の様子です。

 

天井の様子です。

 

こちらがご本尊の

ルアンポー・セークカム仏

(หลวงพ่อแซกคำ)です。

 

角度を変えて撮りました。

 

後ろから撮りました。

 

KingramaⅢが、1826年に

ヴィエンチャンから招来したもので、

1157年から1257年に造られたという

チェンセーンスタイルの仏像です。

 

参拝を終えたら、外にでて

ラーマ8世橋の方をみてみます。

 

逆にラーマ8世橋の上から

この辺りを撮ったものがこちらです。

 

もう1度ラーマ8世橋を眺めて

今回の参拝は終了です。

 

 

<ワット・カルハボディー>

 

正式名称  วัดคฤหบดี

       ワット・カルハボディー

 (タイ王室寺院第3級に格付けされています。)

 

所在地  ถนนอรุณอัมรินทร์ 222

                 จรัญสนิทวงศ์ บางยี่ขัน

                 บางพลัด กรุงเทพมหานคร 10700

                   Arunamarin Rd 222

                   Bang Yi Khan, Bang Phlat,

                   Bangkok 10700 Thailand

 

 

今回の記事はdhammathaiのサイト

及び、お寺の案内表示板などを

参考にして書きました。

 

お読みいただきありがとうございました。

Luna(流転那)