ワット・サパーン バンコク
サワディーカー。
@yayoiです。
バンコクに限らず、住む場所を決める時の
私のこだわりは、できる限り低層の建物の
低層の部屋でした。
他にも希望を伝え、不動産屋さんから
物件を見に行く前に送られてきた
リストの中の1つに、25階というのがあって、
この階なら見ても借りないかな…と思ったのですが、
部屋を見て即決。
その理由は… 窓からの景色の中にチャオプラヤー川と
お寺が見えたことでした。
仏塔に目が惹きつけられたのです。
ズームで撮りました。
天気のいい日に物件の屋上から撮りました。
朝、起きるとお寺が見えること。
通りの雑踏には目をつぶって手に入れた幸せでした。
後にグーグルマップでお寺の名前を調べてみると
ワット・サパーン。
それまで気づかなかっただけで、
気にしてみれば、仏塔はプラカノン駅の
ホームからも見えていたのでした。
(↓で示してみました)
ズームで撮りました。
お寺の歴史と門
ワット・サパーンの歴史をさぐると、
1857年ころに建てられ、
地元の人にはワット・フアサパーン
(วัดหัวสะพาน)と
呼ばれていました。
このお寺のある地域は、
フアランポーン(鉄道駅の名)と
パークナム(河口のこと)の中間あたりに
位置し、蒸気機関車が通る、運河を渡る橋が
近くにあったようです。
Googleマップで位置関係をみて見ました。
フアランポーン駅からワット・サパーンプラカノンを
通り、河口へと続く道が青い線で表示されました。
線路はその後しばらく電車に使われ、廃止になり
現在は車道になっています。
(Map from Google)
お寺の目の前の通りの名前は、
ロットファイサーイガウパークナム通り
(ถนนรถไฟสายเก่าปากน้ำ)
ロットファイサーイガウは旧路線、
パークナムは河口の意味があります。
車の中から撮った
お寺の手前にある橋です。
お寺も見えて来ました。
ここを蒸気機関車が通ったのでしょうか…
お寺の門が見えました。
ここで車から降りて、通りの反対側から
お寺の門を撮りました。
細い通りですが交通量が結構あるので、
通りの反対側に渡るときは注意が
必要な通りです。
下の方から見上げるとレールが見えます。
汽車の下にはタイ語でお寺の名前と
所在地が書かれています。
門をくぐって撮りました。
門の横のお寺の塀には絵が彫られています。
お寺の伽藍配置を眺める
簡単な寺院内マップを作ってみました。
この塀の上には布薩堂の建物①が見えます。
門をくぐると右手側になります。
そして、前方には部屋から毎日見える
仏塔が見えています。
仏塔は建物の上にあります。
この仏塔のある建物③は納骨堂の様でした。
その建物を正面から撮りました。
その横にあるのは事務所④でしょうか。
敷地内の通路はここを前に左手に曲がります。
その先にあるのは、お葬式に使われている
サーラー⑤の様です。
この前は駐車場になっています。
写真はありませんが、駐車場とその脇にある
火葬殿や葬儀場をはさみ、このサーラーの前には
建設中の建物があります。
建築中の建物の前に立ち、
仏塔を前方左手に見ると、右側に見えるのは
僧房だと思います。
その僧房と思しき建物の隣に
(下の写真では手前側)
大講堂②があります。
その前に仏像が祀られています。
仏像の後ろには牛さんたちがいました。
一方、門を入って左側には、
サーラー⑥があります。
そのサーラーの後ろに鐘楼➆があります。
鐘楼の後ろには先ほどの建築中の建物が見えます。
左手側にあるサーラーを参拝する
敷地の様子を眺めたところでいよいよ参拝ですが、
まずは、左手側にあるサーラー⑥の様子です。
横に細長い建物です。
前に自分の干支に参拝する場所があります。
サーラーの内側には仏像が並んでいます。
左上から時計回りに、弥勒菩薩、
シヒン仏、ソートン仏、仏足石、
そしてマハーシティチョーク仏です。
1番奥には高僧の像があります。
さらにその先には曜日の仏像や
観音様が祀られています。
奥まで進んで、サーラー内の様子を撮りました。
壁際にも小さな仏像がぎっしり置かれています。
このサーラー内にあるお坊さんと小僧さん。
マネキンの様なたたずまい。
参拝を終えて、布薩堂の方へ向かいます。
布薩堂を参拝する
布薩堂がある建物です。
大講堂を背にして撮りました。
建物の上にコーン型の仏塔があります。
大講堂に面している部分に入り口があります。
左右から階段で上がって行くことも
できる造りになっています。
エレベーターがあるので、
エレベーターで2階に上がります。
お寺の歴史を調べていたら、建物などは
プラ・ウィッタヤーヌワットクンという
高僧が1918年に建てたようですが、
当時は現在のように車で来ることができず、
河口の方へと向かう電車が通るだけの
場所で、お寺を作るための資材などを
運ぶのはとても大変だったそうです。
しかも雨季や海の状態で
プラカノン運河の水が布薩堂に流れこむことも
多く、布薩堂は1942年に修復されたようです。
現在、布薩堂が2階にあるのもそのような
理由からなのでしょう。
建物外側からみる布薩堂がある
2階部分です。
2階にあがると今外から眺めた
部分にあるのは回廊に囲まれた布薩堂。
回廊に立ち、お堂の側面を撮ったものです。
お堂の入り口は東西南北に
あります。
布薩堂へは階段を数段あがります。
階段の手すりにはよくナーガという
ヘビの神様がいるのが一般的ですが、
ここでは違います。
ナーガは扉付近に施されています。
西側のお堂の入り口です。
2つの扉の間に仏像が祀られています。
お堂内は… 真っ暗でした。
座っていたら、後ろからどなたか
入ってきて、電気をつけてくださいました。
お堂の天井の様子です。
ご本尊です。
壁にはたくさんの仏像です。
ご本尊がご覧になっている
出入口の上もたくさんの仏像です。
ご本尊を参拝したら、一旦お堂の外に出て、
お堂の外の回廊を一周します。
壁には仏像の写真があり、座って眺めることが
できます。
お堂の東側に行ってみました。
こちら側の扉の間にはKingramaⅨの写真が
あります。
こちら側の扉から入ってご本尊の
後ろ姿を眺めてみました。
結構な高さがある台座です。
横から撮りました。
前に戻る前にお堂の側面を撮ってみました。
そして、この窓からいつもこのお寺を見ている
自分のコンドミニアムが見えないかと探しましたが…
角度的に無理の様でした。
仏像の写真を眺めながら、正面に戻ります。
さて、この布薩堂の結界ですが、
ここでは結界石ではない結界が
設置されています。
上の写真の床に設置された結界が
写っています。
陶器でできた絵の様な結界が
お堂の周りの回廊部分に設置されています。
参拝を終え、
エレベーターホールへと向かいます。
そこからは寺院内の他の建物や
プラカノン運河が少しだけ見えます。
布薩堂の参拝を終えて、次は布薩堂の下の階を
参拝します。
布薩堂の下の階を参拝する
布薩堂の下を参拝するには
一旦、外に出て門の前に行きます。
こちら側に出入口があります。
天井が低いのですが、ここには仏像や神々が
あちこちに祀ってあり、ゆっくりと
参拝することができます。
一部は倉庫の役目も果たしているようです。
2階の布薩堂の外の回廊部分に結界が
あったのですが、この階下に結界の球が
あるような気がして私が1つ1つ探していると、
なぜか子供が近寄ってきて、
すべての球のある場所を案内してくれました。
中央から時計回りに1~9までの9つの球を
確認することができました。
最後にもう1度合掌します。
参拝を終えて出入口を出たら、
建物裏側の運河の方に行ってみます。
菩提樹と祠を参拝する
運河の方に向かって、布薩堂と大講堂の間の
通路を進むと、運河の手前の敷地は
木などがある広場⑧の様になっています。
運河を見渡せます。
雨の量が多いと運河の水はあふれ、
土手があるわけでもないことから
水がお寺の敷地に入ってくる…
高僧をはじめ当時のお坊さんたちのご苦労が
想像できます。
その一角に菩提樹の木があります。
その下に小さな祠があります。
プラ・ワイタットの祠です。
合掌したら祠を後にし、門の方に進むと
右手側は布薩堂のある建物の裏側になります。
門の上の蒸気機関車が見えて来ました。
初めに参拝したサーラーの前を歩く
お坊さんの姿も見えます。
今回の参拝はこれで終了です。
<ワット・サパーン>
正式名称 วัดสะพาน
ワット・サパーン
(ワット・サパーンは他にもあるので、
ワット・サパーンプラカノン
ワット・サパーン(クロントゥーイ地区)
などと書いてある場合も多いです)
所在地 เลขที่ 1728 ถนนทางรถไฟสายเก่าปากนํ้า
แขวงพระโขนง เขตคลองเตย
กรุงเทพมหานคร 10260
今回の記事は
www.watsapan.comの
サイトを参考にして書きました。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi