タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

樹木を眺めながらホテルの吉祥に合掌する

タイの寺院お庭樹木研究 Ⅳ

 

サワディーカー。

Luna(流転那)です。

(旧@yayoi)

 

タイまたは仏教に関連のあるお庭やタイの樹木などを

散歩しながら研究するシリーズの4回目です。

 

今回はお寺ではなく、チャオプラヤー川沿いの

マンダリンオリエンタルスパで樹木を眺め、

マンダリンオリエンタルホテル内の

合掌スポットや、インテリアの中に仏教に

関係ある吉祥を見つけてみたいと思います。

 

 

 

 

オリエンタルスパ屋外の合掌スポット

 

マンダリンオリエンタルホテルのスパの

様子はいろいろなサイトで体験レポートが

あると思いますが、このブログでは

ちょっと違う角度で、例えば、スパの敷地の中で

合掌できるところにフォーカスしたいと思います。

 

まずは、このオリエンタルスパが

どこにあるのかGoogleマップで位置関係を

みて見ます。

①がマンダリンオリエンタルバンコク

(ホテル)です。

②がオリエンタルスパ(スパ)です。

③は、少し前に記事を書いた近くのお寺、

ワット・スワンです。

 

オリエンタルスパへは、ホテルの船着き場から

渡し船で行きます。

渡し船の乗り場です。

 

乗り場をホテルの部屋の窓から撮りました。

 

チャオプラヤー川のトンブリー側にある、

ホテルのスパとレストラン棟がある

マンダリンオリエンタルスパの

敷地内の配置は下記の様になっています。

 

渡る前に、ホテルの方で、スパで仏像など

合掌するところはあるかと伺ってみたら、

サーン・プラプームとスパの中の仏像を

教えてくださいました。

 

屋外にある合掌スポットは、船着場(①)の

正面にあります。

 

オリエンタルスパのサーン・プラプームです。

 

 

オリエンタルスパ屋内の合掌スポット

 

次は、屋内の合掌スポットです。

これは、オリエンタルスパ内の建物の

構造です。

 

スパの建物は、Hの変形というか

hの文字を反対にした様な形をして

建っています。

川側の先端にあるのが

バーン・プラヤー(④)と

サーラー・リムナム(②)です。

Hの中央の部分は2階で繋がっているような

形をしています。

繋がっている部分です。

 

スパへの行き方ですが、先ほどの

船着場正面のサーン・プラプームの

すぐ横にバーン・プラヤーという

建物があります。

 

脇に鳥の巣箱があって、その先に

スパに向かう回廊の入り口があります。

 

1階部分の回廊を進むと、このスパの

象徴と言っても過言ではない

この風景が見えます。

 

逆位置からも撮りました。

 

階段で2階に

上がって行きます。

 

ここを右に曲がるとスパの入り口があり、

ロビーになっています。

 

スパ内の階段で3階にあがると、

合掌ポイントが見えて来ます。

 

スパに祀られている仏像です。

 

スパの個室の様子です。

右上のものはティンシャと

呼ばれるもので、元は龍神を供養するために

使われていたものだそうです。

現在では様々な儀式の時に使われ、

浄化する力があるという

仏教の法具の1つです。

(2枚を合わせて鳴らします)

 

スパでリラックスした後は、

もう1度、仏像に合掌して

階段を降り、次は庭の樹木の観察です。

 

 

庭の樹木を眺める

 

オリエンタルスパの庭は、

バーン・プラヤー前にあります。

 

上の写真に写っている

バーン・プラヤー内の椅子に座って

チャオプラヤー川と庭を眺めます。

 

バーン・プラヤーの前は、

緑の芝生部分が小さな庭になっていて

いくつかの木が生えています。

 

樹木Aはスパへの入り口にある木です。

マンゴーの木です。

 

樹木Bは、タイ料理レストランの

サーラー・リムナムのすぐ前に

ある木です。

ラーチャプルックの木です。

 

樹木Cは、フークワーンの木です。

フーは耳、クワーンは鹿で、葉の形から

ついた名前だそうです。

 

バーン・プラヤーの

すぐ目の前にある木です。

 

樹木Dは、トンサイの木

(バニヤンツリー)です。

 

芝生の横、船着場のすぐ右脇にある木です。

 

庭の樹木を眺めたら、

船着場からホテルに戻ります。

対岸の木の下でホテルを眺めていると

船が迎えにきてくれます。

 

 

マンダリンオリエンタルホテルの敷地

 

次はいよいよホテルの敷地内です。

ここで、マンダリンオリエンタルの

簡単な流れをみて見ると、

1876年にオリエンタルホテルとして、

開業したのは、現在のオーサーズウィングの

建物。

 

その後、現在のガーデンウィングが1958年に

オープンしました。

そしてホテルは1974年に

マンダリンオリエンタルホテルグループの

傘下に入ったそうです。

現在のリバーウィングは1番新しい建物で

1975年にオープンした建物です。

 

チャオプラヤー川のバンコク側にある、

ホテルの宿泊棟が並ぶ

マンダリンオリエンタルホテルの

敷地内の配置は下記の様になっています。

(①のオリエンタル船着場とは、敷地外にある

 チャオプラヤー川のボートの船着き場です)

 

 

ホテルの吉祥を探す

 

マンダリンオリエンタルといえば、

私は、バンコク有数のホテルの中で別格

かつパワースポットの様な存在に

感じるのですが、なぜそう感じるのか…

今回、私なりにその理由を探ってみました。

 

ホテル内に仏教の象徴や合掌スポット

を見つけ、その結果をタイで人気の数

”9”つにまとめてみました。

 

吉祥① 菩提樹の木

ホテルの通りからのエントランスの

すぐ横には大きな菩提樹の木があります。

 

吉祥② ブラフマー神の祠

その菩提樹の前にはブラフマー神が

祀られている祠があります。

 

吉祥③ お寺の鐘をモチーフにしたライト

ホテルのエントランスのライトは

お寺の鐘をモチーフにしたものが

使われています。

 

ホテルの中に移動します。

 

吉祥④ 菩提樹の葉の形の鐘のぜつ

ロビーのライトもお寺の鐘を

モチーフにしたものです。

 

そして、鐘の舌(ぜつ)の部分は、

菩提樹の葉をモチーフにしたものです。

 

吉祥⑤ カーペットに施された菩提樹の葉

天井から床へと視線を移すと、ロビーの床に

施されているのは、菩提樹の葉のモチーフであると

わかります。

 

吉祥⑥ レセプションの壁に菩提樹の葉

ロビーからエレベーターと移動するときに

通るレセプションの様子です。

 

レセプションやコンセルジュがいる

カウンターの後ろの壁には

金色の刺繡で菩提樹の葉が

施されています。

 

吉祥⑦ エレベーターの中の菩提樹の葉

レセプション横のエレベーターに

乗ろうとしてびっくりしました。

 

エレベーターの扉が開くと…

 

ここにも、中には金色の刺繡で菩提樹の葉が

施されていました。

 

ここで一旦、ホテルの庭に出てみます。

 

吉祥⑧ 花壇のランプはハスの花

庭園内の花壇にハスの花のデザインの

ランプを見つけました。

ちょうど薄暗くなりランプに灯りが

ついたころに撮りました。

 

吉祥⑨ ホテルの位置は4つのお寺の中心

最後は、Googleマップでこのホテルの

位置関係をみていたら

おもしろいことに気づきました。

 

マンダリンオリエンタルホテルの敷地は、

4つのお寺の中心に位置しています。

 

北側にワット・ムアンケー

東側にワット・プラシーマハーウマテウィー

南側にワット・スアンプルー

西側にワット・スワンがあります。

(お寺の名前をクリックすると、過去に

私が書いた各お寺記事にアクセスします)

 

以前、ナコンパトム県にある

ワット・プラパトムジェーディーという

お寺の記事を書きました。

 

このお寺は、大仏塔を中心に

東西南北にお堂があり、

それが1つの小宇宙の様でした。

 

このマンダリンオリエンタルホテルの敷地も

敷地外の東西南北にあるお寺とともに

1つの小宇宙の様に見えます。

これで、このお寺の吉祥が

9つ揃いました。

 

 

オリエンタルスパで出逢った樹木

 

 

川の両側に敷地が分かれ、渡し船で

行き来することにタイらしさを感じるホテル、

マンダリンオリエンタルバンコク。

渡し船は昼と夜では雰囲気が違って

どちらも素敵です。

 

今回は、ホテル内に仏教にちなんだ吉祥を

探し、合掌し、樹木を眺めて終了です。

 

宿泊した部屋の様子は、

またいつかnoteブログ タイの中の宝石の方に

アップしたいと思います。

 

 

<マンダリンオリエンタルバンコク>

 

タイ語名称 แมนดาริน โอเรียนเต็ล กรุงเทพฯ

 

お読みいただきありがとうございました。

Luna(流転那)