ワット・アモンキーリー トンブリー
サワディーカー。
@yayoiです。
このお寺は別のあるお寺に行く途中に見かけ、
その際、お堂に目を惹かれぜひ参拝したいと
思い、後日伺ったものです。
お寺の歴史にまつわる僧侶のお話
こちらのお寺の歴史などを調べようと
ネットや手持ちの本など
探しましたが、あまり情報がありません。
建てられたのは、1827年で、
1856年にお寺として
正式に認可されたようです。
元のお寺の名前は、
ワット・サームグティ(วัดสามกุฏิ)。
お寺を訪れた時にお会いしたお坊さんが、
このお寺は、もとはもっと広い敷地を
有していたが、前にあるアルンアマリン通りや
ラーマⅧ橋を作るときに土地を譲ったこと、
その時にお寺は3つのお寺に別れたことなどを
話してくださいました。
アルンアマリン通りからお寺に入るための
門です。
こちらはお寺の敷地に入ってから撮った
門です。
今回、ネットででてきた、以前のお寺の
名前、ワット・サームグティとは
三つの僧房のお寺の意味であることから、
大きな敷地の中に三か所の僧房が
あったのかもしれません。
それらが、今では3つのお寺となり、
それぞれに僧房もあるのではないかと
想像してみました。
この角度からだとお寺の名前の下に
小さくサームグティの文字が見えます。
拡大してみました。
タークシン王の像に参拝
このお寺はバンコク側から、
チャオプラヤー川にかかるラーマⅧ橋を
トンブリー側に渡って、そのまま道なりに
行くと左手側にあります。
トンブリーのお寺らしくタークシン王の
像がお堂の前に祀ってあります。
このお堂の2階が布薩堂です。
タークシン王の座像です。
ナーガの階段を上って布薩堂へ
通りの方から眺める布薩堂です。
布薩堂は上の方にあります。
そこで、長くナーガが張り巡らされた
この階段を上がって行きます。
階段に張り巡らされているナーガ
(ヘビの神様)です。
階段を上がったところで下を眺めてみました。
上がったら、まずはお堂の周りを
時計回りに一周することにします。
こちら側は日陰です。
お堂の裏手に出て破風部分だけ
撮りました。
別角度から屋根飾りを見上げて撮りました。
裏側の方のお堂の入り口です。
扉の上には天界から人間界に戻るブッダが
表されているのですが、その下には
人間界の様な地獄の様なものが見えます。
ここでお堂内には入らずに、
お堂の正面へと戻ります。
こちら側は日なたです。
お堂の正面側の入り口です。
こちらの扉の入り口の上に見えるのは
ブッダの説法を聞く5人の弟子たちです。
中に入ります。
入ってすぐに撮ったお堂内全体の様子です。
布薩堂の天井部分です。
ご本尊に近づいてみました。
アユタヤスタイルのご本尊が祀られています。
ご本尊を横から撮りました。
壁画は2段になっていて、上の段は
ブッダの前世であるジャータカ物語、
下の段は、ブッダの一生が描かれています。
ご本尊がご覧になっている部分の壁画です。
参拝した後は再び
ナーガの階段を下りていきます。
次は、写真左側に写っている
扉から入って一階を参拝しながら、
あるものを探します。
結界を探す!
お坊さんからこのお寺に関する
お話を聞くことができたのは、私が
布薩堂の周りに結界が見えないので、
布薩堂が別にあるのかをたずねたのが
きっかけでした。
布薩堂の周りに結界がないのは、
洪水でお堂を立て替えて、まだ結界を
置くための儀式をしていないとの
ことでした。
ところがタイのお寺は、
外に結界が見えなくても結界になるものが
どこかにあることが多いのです。
それでまずは布薩堂の下を参拝しつつ
探してみることにしました。
布薩堂の下、1階部分の入り口です。
入ってすぐに撮った1階の様子です。
天井には聖糸が張り巡らされていて、
仏像が何か所かに祀られています。
そして、この階の床に結界がありました。
全部で9か所にこのような結界がありました。
多分、こちらがお堂の中央の結界だと
思います。
結界を見つけ、この建物からでます。
建物を出ると、左手側に
サーラーがあります。
下の写真では右側の薄暗い部分です。
(お坊さん方がその前に座っていらしたので
正面からの全体の写真は遠慮しました)
この中には曜日の仏像など祀られています。
その横にありました。
結界を建てる時に埋める球です。
布薩堂周りにこれを埋めて、その上に
結界を建てる儀式を行うそうです。
大講堂と僧房を外から眺める
布薩堂の正面からは、
学校の建物の横の部分が見えます。
布薩堂の前から撮りました。
布薩堂を背にまっすぐ行くと学校に
つきあたります。ここで敷地は、
左手に曲がっていきます。
この建物を正面から撮りました。
左に曲がって、
正面に見えるのは大講堂です。
曲がった辺りから足元は、コンクリートから
レンガ張りになりました。
他のお寺でも寺院内やお寺周辺に
このハスの模様をかたどったものだと
思うのですが、この様なレンガが
使われているのを
みかけたことがある気がします。
大講堂の横は僧房です。
大講堂と僧房の正面にある建物です。
大講堂と僧房の間に鐘楼があります。
そして僧房を正面に左手側には門があります。
門から一旦、外に出て撮った門の様子です。
間から遠くに学校が見えます。
さて、ここでこのお寺の参拝は終わりです。
この後は当初の予定では、もう一か所
チャオプラヤー川の近くにある
お寺を参拝する予定でしたが…
お坊さんのお話にあった、
別れたもう2つのお寺の
行方が気になりました。
お寺の名前も伺っていたのでその2つの
お寺を先に参拝することにしました。
別れた2つのお寺とは…?
お坊さんのお話にあった、
別れた2つのお寺とは
ワット・バーンイーカンと
ワット・ノイナーンホンです。
(GoogleMapでは、Wat Noi Nang Hong)
地図でみても3つのお寺は
ワット・アモンキーリーを
はさんでとても近い距離にあることが
わかります。
僧房の近くの門を出て、右手に進みます。
進むとすぐにお寺の様な建物が見えてきます。
進んでいくと、ワット・バーンイーカンの
布薩堂に突き当ります。
布薩堂は閉まっていたので、扉横の仏像を
参拝しました。
そして、もう一つのお寺は、
アルンアマリン通りをはさんで
ちょうど、ワット・アモンキーリーの前に
あります。
上に道路が通っているのですが、
渡ったところから撮った
ワット・アモンキーリーです。
進むと左手側にお寺が見えてきました。
ワット・ノイナーンホンです。
小さな橋で運河を渡ります。
こちらも布薩堂は閉まっていたので、扉横の
仏像に参拝しました。
この後は予定通り、
チャオプラヤー川の近くにあるお寺も
参拝しましたが、たくさん歩いたので
ちょっとコーヒーブレイクをしました。
ラーマⅧ橋の下です。
橋に上っていく道路がカフェの前を
はしっています。
ちょっと休憩して出てきたら、
カフェの前の歩道のレンガが目に入りました。
お寺のものとは模様が違うけれど、
似たような花の模様に
この辺りがお寺だったという
お坊さんの話を思い出しました。
お寺に自分の敷地を譲ったり、
道路や橋にお寺の敷地を譲ったり…
そこにタイらしさを感じて、
なんだか心が温まるのでした。
<ワット・アモンキーリー>
正式名称 วัดอมรคีรี
ワット・アモンキーリー
所在地 1065 ถนน พระราม 8 แขวง บางยี่ขัน
เขตบางพลัด กรุงเทพมหานคร 10700
1065 Rama VIII Rd,
Bang Yi Khan, Bang Phlat,
Bangkok 10700
今回の記事はお寺でお会いした
お坊さんのお話と、年号はwikipedia
などを参考にして書きました。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi