タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

仙人を見ながら散歩する寺院内の庭

タイの寺院お庭樹木研究 Ⅱ

サワディーカー。

@yayoiです。

 

タイのお寺が好きで、お寺を歩きながら

記録代わりのブログを始めて、

寺院内にある伽藍に注目しながら歩き、

寺院の庭を眺めながら、また歩く… 

そんなことをライフワークにしつつ、

今回、始めたのがタイの寺院研究シリーズの第2弾。

タイや仏教に関連のある樹木とお庭を眺めながら

散歩するのんびりした自由研究です。

 

第2回目の今回は、ワット・ポーの庭です。

ワット・ポーといえば、寝釈迦仏という

イメージが強いですが、広い寺院内には

お堂をはじめ、たくさんのものがあります。

広大なので、このお寺の歩き方を私なりに

提案した記事を以前、書きました。

前編、後編に分けて書き、リンクは

前編です。

www.yayoi-thainootera.net

 

 

 

 

ワット・ポーの地図は楽しい

 

下の写真は私が2014年にワット・ポー内で

撮った地図の写真です。

 

ワット・ポーに行くと、

一般的には寝釈迦仏を参拝するだけ、

または、少し歩いて4人の王の仏塔や

布薩堂を参拝すると、暑さで

参拝を終えたくなります。

 

でも寺院内にはこの地図を見ればわかるように、

たくさんのものがあります。

そして、この地図は精巧な地図なので、

見れば見るほど、とてもおもしろいのです。

 

まず、地図の見方ですが、

上の約3分の1が寝釈迦仏のお堂エリアで、

下の約3分の2が布薩堂エリアです。

 

お堂や仏塔などには

〇で囲んだ番号がふられています。

そして、仏塔や門といった

お堂以外のものには、

〇で囲まない番号がついています。

地図の部分だけを抜粋しました。

 

寺院の中心は布薩堂なので、1番は

もちろん布薩堂です。(中央の①の部分)

 

エリアで地図を分割して番号をみていきます。

布薩堂エリアでは、下の様に番号がついています。

 

①   中心にある布薩堂

2~5 布薩堂の四隅に配置された仏塔

⑥~⑪    布薩堂を囲む内外の回廊と、

     回廊で結ばれている東西南北の仏堂

⑫~⑮     回廊外側の周囲四隅にあるL字型の仏殿

16           ⑫~⑮の前にある、1つの基盤にのる

     5つの仏塔群(4か所)

               

17        回廊外側に並んで立つ仏塔(50基以上)

               

⑱~㉑    ⑫~⑮のお堂をつなぐように東西南北に

    2つずつ設置されているサーラー

 

一方、寝釈迦仏のお堂エリアでは、

下の様に番号がついています。

 

㉒~ ㉖     4人の王の仏塔とそれらを囲む回廊

㉗~㉘   モンドップとモンドップ周囲のサーラー

㉙      寝釈迦仏のお堂

30 ㉛ 32 ㉝   神社、祠や庭園、池など

㉞      大講堂

㉟            鐘楼(2か所)

㊱ ~㊲    このエリアにある仏堂(2か所)と

      サーラー(10か所)

 

次は、寺院の敷地の外壁についている番号を

みて見ます。

 

38           外壁にある門(16か所)         

             

 39          外壁の外にある柱(4か所)

             

             

40       外壁の外にある国王の踏み台

           (車、馬、象などに乗るときの踏み台)

             

             

 

 

地図に示されていないものは…?

 

普通あまり写真に撮らないようなものや、

ガイドブックなどには載らないようなものの

写真を載せながら、番号を追って見てきました。

 

ここで地図をもう1度見ると

番号の間に、木が集まっているような場所が

あちこちにあるのがわかるでしょうか。

いくつか私が〇で囲みました。

 

地図上に番号こそふられていませんが、

その位置はそれぞれ、この記事のカバー写真

の様な、小山や仙人の像などがある場所です。

 

そこで、今回の散策では、

小山や仙人を見て、お堂を見ない、

「お堂を参拝しないお寺歩き」をします。

 

ワット・ポーをもっと楽しむ…

いつもと違うスタイルで違う角度から

見ていこうと思います。

 

地図に番号が示されていない場所に、

私がAからWまで

アルファベットをふりました。

 

歩く方向としては、布薩堂エリアにある

南側の門(青い→の部分)から

ワット・ポーに入ります。

 

入るとまず見えるのがちょっと大きめの

青い〇で囲んだAです。

ここが今回の出発点です。

 

 

「お堂を参拝しないお寺歩き」の歩き方

 

Aから出発したら、

アルファベット順に南側(A~D)を歩き

そのまま反時計回りに、東側、北側と

歩きます。(E~O)

Pの位置まで来たら、一旦、下記の写真の門から

寝釈迦仏のお堂エリアに入ります。

 

門をくぐってまっすぐに進み、

寝釈迦仏のお堂の前にあるQと

お堂の裏手にあるRとSをみて、

もう1度、上の写真の門をくぐり

布薩堂エリアにもどります。

 

そして、残りのTからWへと歩きます。

Wまで行くと、初めのAや南側の門は

すぐ近くです。

 

 

布薩堂南側 A~Dを歩く

 

ここからは、写真だけのご紹介になります。

仙人タイ式ヨガポーズ(ルーシーダットン)

が何のポーズか知っていればよかったのですが…

 

A

 

B

 

C

 

D

 

 

布薩堂東側 E~Iを歩く

 

E

 

F

 

G

 

H

 

I

 

 

布薩堂北側 J~Pを歩く

 

J

 

K

 

L

 

M

 

N

 

O

 

P

 

 

寝釈迦エリア Q~Sを歩く

 

Q

 

R

 

S

 

 

布薩堂西側 T~Wを歩く

 

T

 

U

 

V

 

W

これで、Wまで歩くと南側の門はすぐ近く。

一周したことになります。

 

 

最後に菩提樹に参拝

 

今回は「お堂を参拝しないお寺歩き」でした。

幸いにも、ワット・ポーは僧房が別の敷地に

あるので、儀式の時以外は、お坊さんの

お邪魔をせずに、こんな風にゆっくりと

したお散歩ができそうです。

 

でもお寺なので、最後に菩提樹に

合掌して終わろうと思います。

お付き合いいただきありがとうございました。

 

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi