タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

42番 山の中のブッダの足跡を拝みに行くお寺(後編)

ワット・プラプッタバート サラブリー県

 

サワディーカー。

@yayoiです。

 

このお寺はアユタヤ時代の24代目のソンタム王の

時代の1624年に建てられたお寺です。

敷地内に階段があり三層になっていて、

けっこう広い敷地なので、

このお寺の歩き方として

お寺を3つのゾーンに分けました。

 

前編では黄色で囲ったゾーン①部分を、

下の層にある布薩堂から歩き始め、

上の層まで登って、モンドップや

周辺にあるお堂内を参拝しました。

www.yayoi-thainootera.net

 

後編の今回はゾーン②とした

残るモンドップ周辺のお堂を参拝し、

下の層に降りてから、ゾーン③とした

部分のお堂や博物館などを歩きます。

 

 

 

 

モンドップの外壁ゾーン②部分を歩く

 

この外壁の周りで参拝するところです。

パーレーライ像の仏殿(⑤)

このモンドップの外壁で最も大きいと

思われる仏堂。それが、パーレーライ像を

安置した仏堂です。

f:id:at_yayoi:20210601131157j:plain

f:id:at_yayoi:20210601125616j:plain

 

お堂の裏側には仏像やKingRamaⅨの肖像画などが

あります。

f:id:at_yayoi:20210601125603j:plain

f:id:at_yayoi:20210601125556j:plain

 

入口にせまってくるように大きなパーレーライ像の

高さは9.5m。幅は3.5mです。

f:id:at_yayoi:20210601125622j:plain

 

両手は膝の上で、左手は手のひらが下、

右手は手のひらが上向きの坐像です。

f:id:at_yayoi:20210601130952j:plain

 

足元には象とサルがいます。

f:id:at_yayoi:20210601131230j:plain

 

横から撮りました。

f:id:at_yayoi:20210601131224j:plain

 

このパーレーライ像の後ろには寝釈迦仏が

安置されています。

f:id:at_yayoi:20210601131211j:plain

f:id:at_yayoi:20210601131218j:plain

 

サーラー(⑥)

パーレーライ像のお堂の後ろには仏像が安置された

小さなサーラーがあります。

f:id:at_yayoi:20210601125549j:plain

f:id:at_yayoi:20210601131237j:plain

 

仏塔(⑦)

パーレーライ像の仏堂の横には仏塔がいくつか

あります。

f:id:at_yayoi:20210601131204j:plain

 

この1番大きい仏塔はKingRamaⅢの治世下で、

サクディポンセープ副王が建てたものだそうです。

f:id:at_yayoi:20210601125648j:plain

 

The Sunset royal hall(⑧)

f:id:at_yayoi:20210601125706j:plain

 

外壁をぐるっとまわって、再びモンドップの入り口の

前まで来ると、入り口の前には、お線香、ろうそく、

お花を供えるためのサーラーがあり、その後ろには

もとはサーラーでしたが、

KingRamaⅨがお出ましになる時の休息の場として、

修復された建物があります。

 

タイ語ではプラ・ティナンイェン

(พระที่นั่งเย็น)といわれる建物です。

プラ・ティナンとはお住まいで、イェンとは夕方。

f:id:at_yayoi:20210601131151j:plain

 

中には仏像が祀られています。

f:id:at_yayoi:20210601125933j:plain

 

そしてサーラーには中や周囲にたくさんの仏像や

観音像、ガネーシャなどが祀られています。

f:id:at_yayoi:20210601125947j:plain

f:id:at_yayoi:20210601125713j:plain

f:id:at_yayoi:20210601125925j:plain

 

ナーガの階段(⑨)

このプラ・ティナンイェンとサーラーの横には

長い階段があります。

この階段は国王が参拝にお出ましになるときの

階段でした。

KingRamaⅠの時は2本だったのを、

KingRamaⅣの治世下で3本まで

増やしたそうです。

この階段を下りて下の層に向かいます。

f:id:at_yayoi:20210601131138j:plain

 

 

古いお堂が集まるところを歩く

 

ナーガの階段を下りていったところの下の層が

青で囲ったゾーン③です。

ナーガの階段をおりてモンドップの方を撮りました。

f:id:at_yayoi:20210601130540j:plain

 

階段の部分だけを拡大してみました。

5つの頭をもつナーガです。

f:id:at_yayoi:20210601130553j:plain

 

この青い〇で囲った部分は、お寺の前の通りにも近い

下の層で、古い建物が集まっているところです。

 

ここでの見どころは主に三か所あります。

f:id:at_yayoi:20210601125328j:plain

 

4つの仏足石の仏堂(①)

アユタヤの27代王であるプラーサートトーン王の

時代に建てられたと推定されるお堂で、

開いてはいませんが、中にはブッダと弟子たちの

4つの仏足石が安置されているといわれています。

f:id:at_yayoi:20210601130420j:plain

 

小さいですが、象の形に木が剪定されたものが

手前の方に写っています。

f:id:at_yayoi:20210601130429j:plain

 

扉の上にも仏足石があります。

f:id:at_yayoi:20210601130445j:plain

 

破風部分と仏足石の形をズームして撮りました。

f:id:at_yayoi:20210601130438j:plain

 

お堂の前にはちょうどゴールデンシャワーの花が

咲いていました。

f:id:at_yayoi:20210601130501j:plain

f:id:at_yayoi:20210601130513j:plain

 

以前、この横に古い王宮があったということで、

王様がこの仏足石を参拝されるときに通った門も

このお堂の近くにあったようです。

f:id:at_yayoi:20210601130529j:plain

 

お召し替えのサーラー(②)

このサーラーはアユタヤ時代に造られたもので、

王様が参拝にお出ましになる際のお召し替えの

サーラーだったそうです。

f:id:at_yayoi:20210601130246j:plain

 

仏像が祀られています。

f:id:at_yayoi:20210601130254j:plain

 

博物館(③)

f:id:at_yayoi:20210601130314j:plain

 

この建物は、もとは王様がお出ましになる際に

ご一緒される王族の方々が滞在するための場で、

現在は博物館になっています。

 

長い建物です。

f:id:at_yayoi:20210601130355j:plain

f:id:at_yayoi:20210601130412j:plain

 

入口部分です。

f:id:at_yayoi:20210601130404j:plain

f:id:at_yayoi:20210601130335j:plain

 

入り口の前にも開いてはいないお堂などがあり、

その上の方に仏塔の頂上の部分が見えています。

f:id:at_yayoi:20210601130325j:plain

 

中は靴を脱いで、荷物をロッカーに預けて

入ります。床は結構冷たいです。

そしてここから先は撮影禁止になっています。

f:id:at_yayoi:20210601130347j:plain

 

いただいてきた博物館のパンフレットです。

f:id:at_yayoi:20210601125630j:plain

 

博物館を出ると門までは右手側にモンドップを

見ながら進みます。

ナーガの階段が見える辺りで

階段とモンドップを撮りました。

f:id:at_yayoi:20210601130303j:plain

 

そのままモンドップを右手に見ながら

門の近くまで来ました。

f:id:at_yayoi:20210601130617j:plain

 

これで参拝は終わりです。

写真は訪れた2回をあわせてのせています。

車中から撮った門の様子です。

この門をくぐり、高速にのって

バンコクに帰ります。

f:id:at_yayoi:20210601130653j:plain

 

 

<ワット・プラプッタバート>

f:id:at_yayoi:20210601125348j:plain

 

正式名称 วัดพระพุทธบาทราชวรมหาวิหาร

      ワット・プラプッタバート

      ラーチャウォラマハーウィハーン

  タイ王室寺院第1級に格付けされています。

 

所在地 ตำบลขุนโขลน  

    อำเภอพระพุทธบาท สระบุรี 18120

    Khun Khlon, Phra Phutthabat District,

    Saraburi 18120

 

 

今回の記事は、

dhammathai.org 

tourismthailand.orgなどのサイト

及び、お寺の中にあった地図や表示板を

参考にして書きました。

f:id:at_yayoi:20210601131258j:plain

  

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi