ワット・パークナム トンブリー
サワディーカー。
@yayoiです。
このお寺を日本人の間で有名にしたのは、インスタ
グラムだとか…
確かにインスタ映えするこの天井図。
そして、私が興味を持ったもう一つの理由は、
本で見かけたこの一文。
“ 1988年から96年にかけて、タイ文字で刻まれた
709枚の大理石三蔵がタイで造られた。
ワット・パークナムという瞑想修行寺からの
寄贈である。 『静と動の仏教』より ”
8年の年月をかけて大理石にお経を刻む
大事業を成し遂げたお寺なのです。
実際に行ってみてわかったのは、敷地の広さ、
徳を積むための施設があって、
大仏塔に天井図だけでなく、エメラルドグリーンの
ガラスの仏塔もあり、博物館をも所有するとても
規模の大きなお寺だったのです。
- 名前の通り、運河沿いにあるお寺!
- 壁画の美しい御本堂へ!
- 圧倒されるように高い!大仏塔
- 一日、床に寝転がってみていたい天井画!
- 仏塔の中に仏塔。緑のガラスの仏塔!
- 新しい大仏を造仏中!
- <ワット・パークナム>
名前の通り、運河沿いにあるお寺!
このお寺は、もともとはアユタヤ―時代の中期に
王族によって建てられたようですが、当時の名前は
はっきりしていない様です。
チャオプラヤー川の支流のバーンコークヤイ運河
と、ラーマⅣの時に掘られたパーシージャルーン
という運河に囲まれた四角形の島のようなところに
建つお寺です。
このことにちなんでお寺の名前がつけられていて、
正式にはワット・パークナムパーシージャルーン
といいます。
ラッタナコーシン朝の初期の公文書の中にあるよう
ですが、ラーマⅠがお出ましになり、このお寺で
法衣を納められたり、ラーマⅢの時にアユタヤ―
時代のものを維持するべく、大修復が行われて
いったようです。
ワット・ポーから住職を招き入れ、瞑想を教える
ことを重視したり、現在の住職となった高僧は、
修行僧たちにパーリ語の最高資格を得るように
するなど、仏典の教育面に尽力されたようです。
地図がありました。
右下の薄いクリーム色の所が大仏塔のあるところ
です。
大仏塔があるのはこのアーケードの路地の手前を
右手に進んだところですがまずはお寺から。
このアーケードのある路地を進むと左手側にお寺が
見えてきます。
三門のようにも見えますが門というよりお寺の
入り口です。
屋根飾りをズームで撮りました。
中に入ります。
うちわがたくさんあります。
国王の写真が飾られています。
ろうそくをお供えするところ。
高僧が祀られています。
象も祀られていて、金粉が張られています。
象さんのところから天井を眺めてみました。
天井近くでガルダが守っています。
階段で2階にあがるとちょうど読経が始まるところ
でした。
高僧の肖像画が飾られています。
このお寺を有名にしたのは高僧の存在があった
からと友人から聞いたことがあります。
先ほど見上げて撮ったガルダを2階の窓から撮影
しました。
1階に降りて、入って来た入り口とは逆の方に
行くと、奥の方は運河に通じています。
名前の通り、運河沿いにあるお寺です。
壁画の美しい御本堂へ!
実は、初めてこのお寺を訪れたのは
2018年10月のこと。
その時は御本堂の入り口がちょっとわからなくて
行きそびれてしまいました。
新しく建てている大仏の工事の経過も
気になったので今回2019年6月に再訪しました。
そこでその時にまず最初に訪れたのは御本堂。
ちょうど外から来るとアーケードのある路地を
進むと左手側にお寺があると先ほども
書きましたが、5月にKingRamaⅩの戴冠式が
行われたので再訪した時は下の写真のように
お祝いの飾り付けがされていました。
左手にみえてきたお寺に入り、進むと右手側に
仏像が祀られているのが見えてきます。
実はここが御本堂の裏側でした。
前方のドアから入って御本堂の中の御本尊に
ご挨拶をどうぞと書かれていました。
裏側にまわると国王の肖像が飾られ、その後ろに
お堂の入り口が見えます。
肖像画の前は長い廊下となっていて廊下から
新しい仏像が造られている様子が見えます。
御本堂の前に廊下があったりして御本堂の全景が
見渡せません…
しかし、もともとお寺が造られたころは
交通手段は船だったから、入り口は運河の方を
向いているのだと思います。
御本堂の外壁です。
さて、いよいよ御本堂の入り口です。
やっと来れた嬉しさで手が震えたのか、
ぶれた写真になってしまいました...
お堂に入って見えるお堂全体の様子です。
御本尊です。
御本尊に近寄って撮りました。
御本堂の壁画がこんなに素晴らしいとは全く
知りませんでした。
御本尊の正面の壁画は大地の女神トラニーです。
御本尊と壁画をちょっと違う角度から撮りました。
御本尊をでるとお坊さんたちがたくさん
いらっしゃいました。
ここから話はいったん2018年の参拝時の記事に
戻ります。
以前の記事に載せていたお寺内の伽藍配置図が
新しくなっていたので、写真はそちらに変更
します。
今いる御本堂が①です。
お寺の外にでて大仏塔⑪の方に向います。
圧倒されるように高い!大仏塔
7年かけて造られたというこの仏塔は高さが80m
(ワット・アルンの仏塔は78m)の五重塔です。
ラッタナコーシン朝とラーンナー朝を組み合わせた
ようなスタイルの仏塔だといわれていますが、
土台の部分を50m(タイの単位では1ライ40mに
なりますが)四方のところに建てて、
中心を合わせて1つ1つ積み上げて建てて行く手法は
ラーンナースタイルの建て方の様です。
さて、大仏塔ですが、外から眺めてみます。
塔の真下から。
正面から少し離れて。
仏塔の上の部分です。
角度を変えて。
1階の入り口です。
正面から左側に見える階段を上がります。
2階の入り口です。
入口の上の部分です。
このフロアー(2階)は儀礼などを行うホールと
なっています。
ホールの柱の装飾です。
右側の方にエレベーターがあります。
2019年6月に訪れた時は、エレベーターは週末
のみ使用可という張り紙がありました。
最終的に目指すのは5階の天井画ですが…
まず1階の博物館を見ました。博物館というか家具屋さんのショールームの様です。
3階にはたくさんの仏像がケースの中に飾られて
いました。
次の4階には高僧が祀られています。
そして、この階段を上るといよいよ天井画のある
5階です。
階段の手すりの隙間から天井画が少し見えて、
わくわくする瞬間です。
一日、床に寝転がってみていたい天井画!
さて、ついにドーム状の天井の内側にある天井画を
みることができました!
10mの高さのドーム状の天井の内側が美しい
グリーン。
真下から眺めてみます。
ちょっと離れて。
さらに離れてみます。
たくさんのブッダに囲んでいます。
この5階はまわりの壁にも美しい絵が描かれて
いました。
外に出ることができます。
外に出て一周すると付近が見渡せます。
ワット・クンジャンがみえます。
ワット・アプソンサワンの仏塔が見えます。
外への出入り口の扉を背にして、ドームの中を
撮影しました。
次はガラスの塔に近づいていきます。
仏塔の中に仏塔。緑のガラスの仏塔!
ドームの天井画を突き刺すように立つのは
エメラルドグリーンのガラスの仏塔。
手彫りの厚さ1㎝のガラス製を800層に積み重ねて、
アメリカ製の特別な接着剤で
しっかりと密着させたという仏塔です。
この様に完全にガラスで造られた仏塔は世界で唯一。
ここがガラスの仏塔の前で手をあわせる祭壇と
なっています。
まわりを囲んでるのは、ブッダの入滅にちなんで
80のナーガ(へび)。
ナーガに近づいて撮りました。
この仏塔は国民に繁栄をもたらせたラーマⅨと
王妃のために建てられたようです。
天井画とガラスの仏塔の色がきれいにマッチして
います。
どこからかネコも迷い込んできました。
一方、外では、もう次の新しい仏像の建設が
始められているようです。
これはお寺訪問時、2018年10月22日の様子です。
仏塔のある敷地からちょっと離れた別のお寺の
敷地内から撮影した仏塔です。
駅のホームからも仏塔が目をひきます。
新しい大仏を造仏中!
さて、御本堂の記事を追加すると同時に
新しい大仏の工事の進捗状況をこちらに
追加しました。
この様子は半年ごと位に訪れて
進捗状況をアップデートしていく予定です。
2018年10月22日
大仏塔の中から見ると
まだ工事は骨組みでした。
対岸のお寺、ワット・クンジャンへと渡る
橋の上からの状況です。
2019年6月16日
御本堂の前からの様子です。
たくさんの鉄材が。
お顔の部分がだいぶ出来上がっています。
大仏塔の前から見て、下を歩く人と比べると
その大きさがよくわかります。
大仏塔の中から見える様子です。
対岸のお寺、ワット・クンジャンに渡る橋の上から。
また半年後くらいに行くと、このお寺の近くまで
地下鉄が開通しているかもしれません。
経過をアップロードします。
<ワット・パークナム>
正式名称 วัดปากน้ำ ภาษีเจริญ
ワット・パークナムパーシージャルーン
タイ王室寺院第3級に格付けされています。
所在地 300 ถนน ซอย รัชมงคลประสาธน์ แขวง ปากคลอง
ภาษีเจริญ เขต ภาษีเจริญ กรุงเทพมหานคร 10160
300 Ratchamongkhon Prasat Alley,
Khwaeng Pak Khlong Phasi Charoen,
Khet Phasi Charoen, Bangkok 10160
アクセス BTSタラートプルまたは
ウタカート駅からタクシーで約7分
拝観料 無料
この記事は、
วัดปากน้ำ ภาษีเจริญ Wikipedia
Posttoday.comの記事などを参考にして
まとめて書いてみました。
また、2019年6月に記事に加筆して再度
更新しています。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi