タイのお寺に魅せられて  ~タイ百寺巡礼ログ~

タイのお寺が好きなLuna(流転那)(旧@yayoi)です。タイで大きく人生が変わりました。タイを起点にアジアのお寺や仏像を研究中!

24番〖タイの金閣・銀閣〗タイに金閣寺あれば...次はタイの銀閣寺

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ワット・シースパン チェンマイ県

  

サワディーカ。

@yayoiです。

 

チェンマイに住む友人をたずねて、お寺巡り。

彼女の家に泊めてもらうこと、2泊3日。

友人の運転のおかげで、二人で約9か所くらいの

お寺をまわることができました。

 

行く前にタイ人が

「チェンマイで行くべきお寺〇〇か所」

などとアップしているウェブサイトをいくつか

見てから行ったのですが、このお寺はその中で

見つけたお寺です。

 

チェンマイ旧市街(地図で見ると、お堀と城壁に

囲まれた四角形の部分)からわずかに

はずれただけで人が少なく観光地の面影がぐっと

減る地域にあり、友人も知らなかったお寺。

 

チェンマイでも銀製品(工芸品)を作る街として

有名なウアラーイ(วัวลาย)通りに

あります。

 

通って来た途中の道路で「タイの銀寺はここです」と

いった表示をみかけたのですが、私はタイの銀閣寺と

勝手に命名しました。

 

この小さな門をくぐりちょっと先を左に

曲がると、三門があります。

車の中から撮りました。

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着いたのは16時過ぎだったので西陽で逆光。

でも地面に映る影がかわいい。

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そこで門をくぐってちょっと歩いてから

ふり返って撮りました。

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このお寺の表示からして銀製品。銀のお堂を

見るのが待ち遠しくなります。

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残念ながらブッダは修復中!

  

このお寺、もとは500年以上前、ランナー王国の

メンラーイ朝11番目の王であるゲーウ王と

シリヤワディ―王妃によって創建されました。

仏歴2043年(西暦1500年)に建てられた、

チェンマイの中でも古いお寺の一つで

元の名はワット・シースパンナーラーム

(วัดศรีสุพรรณอาราม)ですが、今では

ワット・シースパンという名になりました。

 

お堂が二つあります。

先にこちらのお堂に入りました。

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左右にヘビの神様、ナーガと鬼がいる階段数段を

登ります。

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この入口から入ります。

ワクワクの瞬間です。

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お堂の後ろから全体を撮りました。

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ブッダは修復中で全くお会いできませんでした。

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しかもこのお堂、夕方だったので

この後すぐに扉が閉められてしまったようです。

銀のお堂を見た後、もう1度行ったら閉まっていました。

お堂横にはこの地域の伝統文化のための場所が

ぎりぎりの所に建っています。

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お堂の外壁です。

それで、このお堂の横には結界が見当たらないので

これはいわゆる礼拝堂だと思います。

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このお堂を銀のお堂の方から撮りました。

お堂の中は薄暗かったため奥行きが

よくわからなかったのですが

かなり大きなお堂であることがわかります。

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次はついにタイの銀寺の由来である銀のお堂へ。

ここがその入り口です。

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残念ながら女性は入れないお堂!

  

銀で囲まれた中に見える銀のお堂の全景です。

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お堂の周囲も銀で囲まれています。

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さて、期待高まる中、お堂に入ろうとしたその瞬間。

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Woman are not allowed to enter…って…

中が見えるのに…ここまで??

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私が撮れる写真は入口の合掌するテパノンまで。

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実はこのお寺を訪れたのは2019年3月、

その前月(2月)、ミャンマーのお寺巡りに行き

かなりのお寺で、女性はお堂の中に入れないというのを

体験したばかり、タイではどこでも入れるのに…という

思いを胸にだきタイに帰国したばかりだったのです。

 

ところが、ラッキーなことにこの日だけは友人の

二人の息子たちも一緒にお寺巡りに同行してくれた日。

そこで長男のプー(ภู)君に私のカメラで写真を

撮ってもらいました。

これからのお堂内の数枚の写真撮影者はプー(ภู)君

です。

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写真にみえる特徴ある壁の部分、

外側を見るとどうなっているかというと…

これは私が撮りました。

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この仏像の名は、プラジャオジェットトゥー

だそうです。

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これがお堂の中から見る入り口。

ブッダから見える景色の一部だと思います。

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階段のナーガ。それとナーガに護られているブッダは、

たくさん飾りをつけています。

まだ菩薩(修行中)のブッダでしょうか...

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お堂の周囲も素晴らしい銀細工であふれています。

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屋根飾りも素晴らしいです。

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そしてお堂の裏側。

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やや正面から撮りました。

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別角度からも撮りました。

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初めて出逢ったシルバーのガネーシャ!

  

再び銀のお堂の正面にまわります。

この入口の仏足石ですが、タイ語ででている旅行の

ウェブサイトの中に見つけた仏足石の写真は

お堂の様にぴかぴかの銀色でしたが、私が行った

2019年3月はちょっと酸化している感じの色。

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私が参考にしたウェブサイトによると

このお寺はウワラーイの土地の伝統様式を用いた

銀工芸品ではあるが、

すべてが本物の銀ではなく、銀を混ぜたアルミニウムと

純粋な銀とがあると書かれていました。

酸化しているように見える部分は純粋な銀で

できている部分でしょう。

 

さて、こちらでは銀のお堂の前に銀のブッダが。

女性はこちらで手を合わせます。

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このブッダは金色のブッダが対で

祀られているのですが...

奥の菩提樹の写真を撮っていて、ブッダの

正面からの写真を撮り忘れていたようです。

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奥にあるのは菩提樹と法輪です。

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そして素晴らしいシルバーのガネーシャ。

今回見た中でこのガネーシャが最も印象的でした。

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近寄って撮りました。

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もちろん後ろ姿も。

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二つのお堂のブッダにはご挨拶できませんでしたが、

このタイでは意外に珍しいガネーシャが

私をこのお寺に導いてくれたのかもしれません。

 

 

初めて見た木の葉のサーラ―!

 

 

銀のお堂の後ろには仏塔とサーラ―がありました。

西陽の関係でなかなかきれいに撮影できませんが…

仏塔です。

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その手前を入って行くと…

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小さなサーラ―がありました。

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祀られているのは銀色のブッダ(菩薩だと思います)

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そして、このサーラ―は屋根が木の葉。

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素晴らしい職人の手作り感が銀製品だけでなく

隅々にまで感じられます。

 

 

お寺の中に伝統工芸の場が!

  

仏塔の近くには実際に銀製品を

作っている作業所もありました。

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時間的に中には入れませんでしたが、

ランナーの手工芸品の場。

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またもう1か所

銀のお堂の後ろ側にまわると出口と

銀のお堂の間にある赤い建物ですが

(写真でみると向かって右側の建物)

こちらもタイ語の旅行サイトなどでみると

展示場になっているようです。

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今回はお堂の中のブッダにはどちらにも

ゆっくりご挨拶できませんでした。

もう1度いらっしゃいと呼ばれていること…?

 

ぜひまた訪問したいと思います。

 

 

< ワット・シースパン >

  

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正式名称   วัดศรีสุพรรณ

       Wat Srisuphan

所在地       ถนนวัวลาย ตำบล หายยา อำเภอเมืองเชียงใหม่

                     เชียงใหม่ 50100  

                     Wua Lai Rd, Haiya Sub-district,

                     Mueang Chiang Mai District,

                     Chiang Mai 50100

 

  

タイの金閣          タイの銀閣

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実は、

バンコクのとあるところでも

素晴らしいシルバーガネーシャに出逢いました。

私がたまにお世話になっている

サロンにて。貴重な写真。

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今回の記事は 

Thailand Tourisum Directoryのサイトなどを

参考に書きました。

お読みいただきありがとうございました。

@yayoi