ワット・マハープルッタラーム バンコク
サワディーカ。
@yayoiです。
私はよくワット・フワランポーンに行くの
ですが、ワット・フワランポーンは
ラマ4世通りとシープラヤ通りの
交わる交差点の角に位置しています。
いつもMRTサムヤーン駅を降りて
ラマ4世通りの方から入るので、
シープラヤ通りは歩いたことがありません
でした。
ある日シープラヤ通りってお寺がないのかな?
と思い、GoogleMapを見てみたら
ワット・ゲーウジェムファーという
お寺を見つけたので歩いて行ってみました。
そこから帰ろうと、お寺でGoogleMapを
開いたらすぐ近くにもう1つお寺を発見。
ついでに行って見ようと
ちょっと足を伸ばして訪れたお寺が
このお寺でした。
シープラヤ通りを交差点から
ラマ4世通りを背に1㎞くらい歩いて、
前方に高速道路がみえるところを
右に曲がりました。
そしてしばらく行くと左手側にお寺の表示が
見えました。
上に高速道路が通っていて、
路地の横は駐車場の様な
ちょっと薄暗い通りです。
☞ あとで、日本語でこのお寺を検索して
みたら、この高架下で、以前事件が
あったようです。
この通りからの参拝は、昼間に
できれば二人以上で
訪れることをおすすめします。
早朝や夕方の参拝は避けましょう。
お寺の三門です。
こちら側から入ると、学校やオフィスの様な
ところがありました。
遠目に小さな門が見えます。
その門の向こうがお寺です。
- アユタヤ時代に建てられた歴史あるお寺!
- 敷地の右手側に高僧のお堂!
- 敷地の中央には壁画に特徴ある御本堂!
- 御本堂とよく似た造りの礼拝堂!
- 敷地の左側のお堂には寝釈迦仏!
- < ワット・マハープルッタラーム >
アユタヤ時代に建てられた歴史あるお寺!
このお寺はもとはアユタヤ時代に建てられた
古いお寺で、トンブリー時代や
ラッタナコーシン時代の初めの頃は
ワット・ターグウィアン(วัดท่าเกวียน )
と呼ばれていました。
というのも、この辺りはバンコクで商売に
使われる牛車のキャンプがあったそうです。
また、この辺りには14ライ(東京ドームの
半分くらい!)にもなるコキの木
(タキアンตะเตียน)が密集していたことから
後にはワット・タキアン(วัดตะเตียน)
とも呼ばれるようになりました。
コキの木はこんな感じの木のようです。
Googleの中からお借りした写真です。
その後、KingRamaⅣが出家されていた時に
このお寺に僧衣を贈るために
お出ましになり、その際住職が
予言をしました。
その、すぐに王になられるお方だという
予言を受けて、もし本当にそうなれば
新しくお寺を建てるとおっしゃり、
それらは現実になったそうです。
お寺は1854年から建て始めさせ1866年に完成。
名前もワット・マハープルッタラームとし、
王室寺院となりました。
この辺りの地区は現在、
マハープルッタラームといい、
お寺も私が入って来たとは別の通り、
マハープルッタラーム通りからも
入れるようです。門の外の通りが
マハープルッタラーム通りです。
この入口の脇には観音様が祀られていました。
敷地の右手側に高僧のお堂!
私が入ってきた入り口(下の図の下側の門)から入ると
お寺はこんな配置をしています。
配置図を作ってみました。
すぐ目の前には菩提樹があります。
菩提樹の根元には仏像が祀られています。
入ってすぐ右手側には
仏塔、鐘楼があります。
菩提樹の横にある日よけの中から仏塔を撮りました。
りっぱな鐘楼もあり、その裏手の敷地は
お坊さんたちのお住まいがあるようです。
鐘楼の横のお堂には
回廊の様に、仏像が祀られていました。
そしてその奥、配置図の①の部分、
右奥のすみに小さなお堂がありました。
1960年に73歳で入滅されたルワンプーノップ(หลวงปู่นพ)
がそのまま安置されています。
実はお堂の入り口に立った瞬間、
ケースが目に入ったのですが、
ちょっと怖く感じてしまい
お堂の中に入れませんでした。
この後、タイ語学校に行き、
先生にその話をしたところ、
「徳の高いお坊さんの身体は腐らない」といわれ、
私は、タイトルにはミイラと書きましたが
薬などなにも使わずに30年近くも
お寺で保存されているのはさすが!と
納得したのでした。
敷地の中央には壁画に特徴ある御本堂!
敷地の中央は入り口から見ると
御本堂(②)と
その右側に4基の仏塔をはさむようにして
礼拝堂(③)があります。
御本堂と礼拝堂の造りは似ていますが、
御本堂の方は階段の横に見えるような
金色の結界があります。
御本堂を正面から撮りました。
破風には3つの頭をもつ象、エラワンがいます。
エラワンの上にあるのは王冠だそうで、
KingRamaⅣが
建てたということを表すものだそうです。
私が撮ったお堂の写真の破風の部分を
拡大してみました。
御本堂の入り口です。
お堂に入って、後方から撮った
お堂全体の様子です。
御本尊です。
こちらの御本堂の特徴は、他のお寺には
あまり例をみない壁画に特徴があります。
一般的に壁画はブッダの一生やブッダの
過去世の物語であるジャータカ物語が
描かれていることが多いのですが、
ここでは「僧の十三苦行」が描かれているそうです。
御本堂の参拝の後に、隣の礼拝堂に入ります。
御本堂とよく似た造りの礼拝堂!
礼拝堂は御本堂と造りがよく似ていますが、
お堂の前に鐘があります。
お堂の入り口です。
お堂に入って、後方から撮った
お堂全体の様子です。
こちらのお堂の中は壁画などなく
シンプルなお堂です。
ブッダに近づいて撮りました。
この二つのお堂の間には仏塔が4基あります。
お堂の裏手にまわって
狭い中に設置されている4基を撮りました。
4という数字は涅槃に到達するためにある
4つの段階を示しているものだと思われます。
敷地の左側のお堂には寝釈迦仏!
御本堂の仏塔と逆隣には
細長いお堂があります。(④)
寝釈迦仏のお堂の入り口です。
寝釈迦仏のお腹の辺りにお堂の入り口があり、
入ったところから撮った頭側の部分です。
お腹の辺りにはもう1躰、
小さな寝釈迦仏もいらっしゃいます。
ヘビの神様ナーガもいます。
頭が7つあります。
入口の脇にはたくさんの仏像があります。
コインをいれてタンブン(徳を積む)
しながらおみくじ、のような感じのもので
お寺でよくみかけるものです。
頭の部分と枕です。
おみ足を拝見したかったのですが…
私が訪れた時は布が全体にわたっていて
見られませんでした。
足の方から撮った全体の様子です。
タイ語のサイトからお借りした写真ですが、
足はそろっていないようです。
Photo from Tourwatthai.com
後ろ姿です。
ゆったりと寝釈迦仏を参拝したところで
今回の参拝は終わります。
実は、今回の参拝は予期せず拝見した
お坊さんのミイラに驚き、怖くなり
ちょっと急いで参拝してしまいました。
寝釈迦仏もあるからか、外国人観光客が
意外にも来ていて
人気のないお寺ではなかったのですが…
もう一度ゆっくり御本堂の壁画を眺めたいので
次は友人と訪れてみようと思います。
< ワット・マハープルッタラーム >
正式名称 วัดมหาพฤฒารามวรวิหาร
ワット・マハープルッタラーム
ウォラウィハーン
タイ王室寺院第三級に格付けされています。
所在地
今回の記事は、
Bangrak District Officeのサイトを
参考に書きました。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi