タイのお寺のこわい話 第3話
サワディーカ。@yayoiです。
私はタイのお寺が大好きで、
お寺巡りをしていますが、
タイのお寺で “ こわい ”と感じることが
あります。
そんなことをコラムで少しずつ書いています。
第1回目、第2回目はこちらの記事です。
第3回目は、たまにある、どきどきしながら
お寺巡りをするときのことを書こうと思います。
タイのお寺は場所によっては広大な敷地の中に、
お堂や祠のようなところがばらばらと
建っているお寺があります。
特に最近は修復を兼ねて、新しくお堂を建てたり
古い仏像を移動させるということがあるように
見受けられるのですが、
たまたまその過程に遭遇しただけなのか、
放置されているように見えたり、
古いお堂の中が掃除されていないからなのか、
廃墟化しているように見えてこわい時があります。
この “タイのお寺のこわい話” シリーズのカバーに
使っている写真もそのようなお堂の一つです。
廃墟化されそうなお堂
第1回目に登場したワット・パイローンウア。
ここは広大な敷地の中に地獄を表現したところや、
大仏の広場などみどころいっぱいのお寺なのですが…
地獄はこわくありません。
どちらかといえば極めて明るい感じです。
ここから大仏がたくさん祀ってある広場に行こうとしたら…
左手に小さなお堂があるのが目に入りました。
動物のシルエット?みたいなものが目に入ります。
寄って行って、中をのぞいてみると
比較的新しそうにも見えますが…
だれも訪れないお堂は寂しそう。
ちょっとこわかったです。
広大な敷地の中にひっそりと祠がありました。
掃除していないだけなのか…
だれも訪れないとヒンドゥー教の神様たちが
廃墟化されていきそうな雰囲気が漂っています。
そしてこちらは
チョンブリー県のお寺の片隅に
なぜかひもで封印されたガネーシャ。
開いたお堂の扉!でも真っ暗!!
バンコクのラーマ3世通りのほうにある
とあるお寺を友人と3人で訪れたところ、
御本堂は扉は閉まり、お堂周りに
いろいろ仏像などが置かれていました。
枝や木の葉も散乱していたので、
きっとこのお堂は閉めたのか、
お堂の中の仏像などを外にだしたのかな...?などと
いいながらお堂をあとにしました。
そこに、たまたま居合わせたお坊さんに
御本堂は閉めているのかを伺ってみたら、
扉は押せば入れますよ…とのこと。
閉まっていないのですね?…
私達だけで入っていいのですね?…
と、何度も念押してもう1度行ってみたら、
扉は押すとすぐに開きました。
しかし電気をつけるところがわからない…
窓はきっちり閉まっているので、
外からの光が入ってきません。
光は扉を開けたわずかの光だけ。
一応、写真を撮ってみました。
やっぱりこわいね…
せっかくだけど出ようか…
御本尊に合掌だけしてお堂をあとにしようとした
その時。
なぜかタイ人男性が一人でいきなり入ってきました。
電気つけるところを訪ねてみたら、
その人もいつも閉まっているお堂の扉が
開いているのがたった今見えたので来てみた。
だからわからない...といいながらも
探して電気をつけてくださいました。
そして私にスイッチの場所を教えてくださり
なぜかすぐに出て行ってしまったのです。
地獄で仏って言葉が頭に浮かびました。
素晴らしい助っ人現わる!
でもなぜ参拝もせずに出て行かれたのか...
謎は残されたままでしたが
電気がついたお堂でゆっくりと壁画を見たり、
参拝することができました。
もちろんこの後、きちんと電気を消し、
扉を閉めたことを確認してお堂を去りました。
放置された仏像
お役目が終わった仏像がたまに寂しげに
見えることがあります。
ただ置かれていたことがありました。
人目につかないところにお一人ぽつりと。
いろいろな角度からお顔を拝見しようと
模索しましたが、どうやっても
木でお顔が拝見できませんでした。
博物館では、まとめて置いてあり、
盗難防止の金網の中は
ちょっと窮屈そうでした。
まとめ
タイのお寺、特に地方のお寺は土地が広大で、
人の目や掃除が行き届かず、放置されている
場所が結構あります。
また、閉めたままの御本堂などは結構多く、
それらのお堂の周りは木や葉などが散乱していて、
夕方のおつとめの時には掃除されるとは思うのですが、
それらを見ると、なぜかこわいと感じることが
よくあります。
気をつけてお寺巡りを楽しみたいものです。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi